大峰北尾根


以前楢ノ木尾根を歩いた時には、疲れたので水無山から上和田に下り、水無山から下瀬戸は宿題になってました。が、そこだけを歩くのはもったいないので、大峰北尾根と合わせて実行することにしました。昨秋、北尾根の取り付きはチェックしてました。上和田から約一時間舗装路を歩きます。下山後は奈良子入口からバスに乗ります。16:00までに着けばいいのですが ?
日時 2004年4月3日(快晴)
晋 万
上和田行きのバスは、猿橋駅発は 8:46。それにあわせて若葉台 7:03発に乗る事にして自宅を出る。若葉台には少し早く着き 6:58発に乗れた。が、橋本ではいつもの 7:28発と同じ電車。高尾発 7:46の河口湖行きは土曜日なので日曜日よりは混んでいない。車内で朝食。8:24猿橋着。山姿の人が数人下車。6人はタクシーに乗っていった。一人は 8:36発の奈良子行きに乗った。何処の山に行くのかなー。

8:42次の電車が来て 4人下車。二人は歩いて行き、二人は同じバス。中央線の各駅は今桜が満開。猿橋駅前の桜も満開。中風呂で一人下車。上和田で我々ともう一人下車。9:13着ですぐに出発。この人は上和田から大峰へ向かって行った。学校前で、何処に行くのと聞かれる。「大峰に行くのと、深城から」と答える。少し先に五輪塚があり、将門墓と言う小さな宝篋印塔がある。

急登を終ってホー
9:50 葛野川トンネルを抜けると右にダム。水がだいぶ貯まっていた。10:05右へ新小金沢橋を見送って、正面のゲートのおじさんにすぐそこで山に上がるからといって通してもらう。小金沢トンネルの右から取り付く。靴紐を閉めて尾根末端からスタート。防火帯切り開きの中を踏み跡が続く。余り歩かれて無いので踏み跡はふわふわとゆるい。ものすごい急登で四つん這いでないと上がれない。前向きに登ると自然に四つんばいになるし、立って手をのばすと斜面に触れる。そんなものすごい急登。怖いので林の中に入ると薮で厳しい。防火帯との境をたどったり、また防火帯の踏み跡に出たりして上がる。

10:20 一寸平坦な所に着いて一息つく。10:25 755M。一寸安心したので写真を一枚。11:00 1000M付近。ずっと防火帯。かなり急なところもあるが、初めに比べるとチョロいものだ。左下に木の間からダムが見えた。11:20防火帯が終わって、林の中へ。薮っぽい。右手に楢の木尾根の鉄塔の山とその奥に大樺の頭が見える。登りきると 1200M圏の台地。一休み 11:30。

更に岩の所を通って、次の平坦地 1250M。北東尾根が上がってきている。あと一息だ。左は植林地 11:40。この辺は唐松も多いので 5月頃には新緑が美しかろう。少し平坦地を歩いて最後の登りになる。急登の踏み跡は、伐採の木がそのままになっていて歩きにくいので、林の中を登った。12:00山頂の東端に登り着いた(右の写真)。山頂は地図で見るのと違って東西に長い。まだ新芽は全く出ていない。小祠も健在。暖かで気持ちがよい。時々風が吹く。昼食をして 12:40出る。

ここからは、道が綺麗だしテープもある。12:50 1290M。正面 (南東) は伐採地で景色が良い。富士山もぼんやり見えるし、その右に三つ峠。富士の左に杓子、その左は御正体。真下は奈良子の集落で、谷を挟んで集落のすぐ上は宮地山だ。左手に今から歩く長い稜線も良く見える。

振り向くと登った大峰が見える
13:20 伐採地終わり。道良くて歩きやすいが、バラ薮あり。だが今はまだ大丈夫。登りかける場所で振り返ると大峰が良く見える。烏帽子みたいな山だ。少し登って 13:25上和田分岐。南東へ向かう。すぐ水無山山頂 1139M。左下に上和田の集落が良く見える。さらに南東へ。テープは無いが踏み跡はしっかりあるので間違う事は無い。

歩いていると、左に七保の集落や、右に奈良子の集落が見えたりする。13:40 1098M 三等三角点 (尾越山)。三角点のところから赤テープに沿って下ると、南東への尾根に乗ってしまう。しばしチェックする。右手に尾根が見えるので、三角点より少し北に戻った所から右 (南西) の尾根に乗る。下りきったところで道は南へ向かう。右に植林地が出てくる。手入れがされている植林地。

14:10 870M付近の平坦地を通過する。風が出てきたが暖かい。道は2.5万に破線が書いてあるにふさわしい昔の道になり、779M の手前で奈良子の方に下りて行くが材木で止めてある。地図にある左へ下る道は見当たらなかった。14:20 779Mのピーク。少し下った右にミツバツツジの赤紫の花が咲いていた。この辺まで下ると新緑が出ている。779Mからまっすぐ下って行くと、又、破線路の道が現れたが歩かれてない。

14:35 710M通過。山ツツジの橙色の花が咲いている。左に権現山から百蔵山、扇山の稜線が良く見える。淺川の集落も良く見える。以前歩いた事がある尾根をあれこれとチェックする。14:55 672M。NHKのアンテナがあり広々したところ。グレープフルーツを食べて休憩。15:05出発。672M から左に下る。道はアンテナに来る道だろうか、とても良い。少し下ると 672M を巻いてくる破線路と合うが、南への破線路入口が分からない。このまま下ろうかと思ったが、やはり破線路をめざして完歩したい。

色々探して見たが道は無い。戻って頂上から真っ直ぐ下った。少し下ると踏み跡らしいのが出てきて、更に下ると破線路に出た 15:25。歩かれてなく全く廃道だ。道形はしっかりあるが薮が繁り倒木も多く、手で薮をかき分けながら下る感じ。15:35 右に林道が出て来たのでそちらに出る。この林道も廃道。無舗装なので薮道化している。そのまま下る。尾根すじから外れて左に曲がった所、左側に動物の死体。臭いので良く見なかったが、大型獣なので鹿か猪? と思う。ものすごく臭かった。すぐに四角い建物 (水槽?)。その下は墓地。下っていくと、金龍寺 15:40。桜が満開。

歩いて行って、奈良子入口には 15:45着。16:00発のバスに乗って猿橋には 16:17着。16:22発の立川行きに乗って、自宅には 18:15着。


感想
今日は誰にも合わず静かな山行でした。最初は急坂で、最後は道が見つからなくて、一寸気を使いました。672Mから南東に良い道をそのまま行けば上平に下るみたいです。上の方は未だ新芽も出ていなくて、わずかにダンコウバイとキブシが彩りを添えているだけですが、下に来ると気の早いツツジは咲き始め、新緑もぼちぼちです。麓は桜の真っ盛り。気になっていた尾根を二つ歩けて良かったです。38,000歩。