大岱山


案内書に人の行かない藪山と書いてありました。 面白そうだ、行ってみよう。
日時 1997年 12月6日
晋 万

今日は前から行きたいと思っていた。大岱山。バスの都合で、日曜はだめ。いつもより1時間遅く 6:25 に家を出る。電車も割と混んでいて、感じがいつもと違う。猿橋 8:25 に着いて国道まで歩く。バス停の所の神社が丁度社殿の立替え中。岐阜ナンバーの大型トラックが鳥居を運んできていた。

奈良子行きのバスに乗って(バスの運転者は、これは奈良子いきだよ。良いのと聞く)、林沢戸入り口には 9:00 前に着いた。靴を締めて出る。案内書の通り左の道に入って川を渡ると右奥に観音堂があった。大月で一番古い建物らしいがなかなか古い。堂の裏から登る。

道標は全く無し。赤テープも、本当に迷いそうなところにあるだけ。薮はたいしたこと無い。踏み跡は、はっきりしている。用沢と菅沼を結ぶ道を横切るところには車が3台捨ててあった。9:35 高さ 600mちょっとの所で 女性3人づれが休んでいた。抜いて行くが、ここで休む様では先が思いやられる。ちょっと心配。これ以後人に会わない。

山神大権現
山頂で食事中 「オーイ」 という男とそれにこたえる声を聞いただけ。700-750 mの平坦地を過ぎると、急登になる。これはなかなか厳しい。下に落ち葉が深く、滑る。左手に富士山が木の間ごしに見えて美しい。植林地では、バッチリ見える。宮地山への稜線に出たのは 10:30。小さい石塔。読めなっかたが、案内書によると「山神権現」と書いてあるそうだ。左へ。

10:40 宮地山。昭和51年に、老いらく山岳会が登った記念の板があった。ここから広い稜線。出来るだけ尾根すじを歩く。やや、道形不明瞭な所もあるが、登るべき山がはっきり見えているので心配ない。

11:05 薮の山頂。多分案内書の展望峰。名前に違い全く展望無し。11:30 大岱山東峰と山名板のある棚沢の頭に着く。針葉樹の林の中。ここから右に向かう。道ははっきりだが広々した二重山稜で、どこが頂上か判らない。30分ほど うろうろして、西端の一番高そうな所を大岱山と決め、そこで食事した。天気は良く、風も無く気持ち良かった。12:25 出る。

セイメイバンは、あやうくまいてしまいそうになったが、戻って山頂を踏む。桜峠から下らずに 782 mの高ノ丸山、トズラ峠とまわる。トズラ峠から、鉄塔のある 713.5 Mの三角点の山への登りは、ひと汗かいた。鉄塔のところが一番高く、三角点は東へやや下った所にひっそりとあった。鉄塔の所で休む 14:15-14:25。14:40 稚児落とし(右の写真)。一枚岩でかなりな迫力。上で食事中の団体あり。後は下り。15:00 浅利。15:25 大月。15:46 に乗ってかえる。電車はやけに空いていた。