道坂トンネルから、今倉山、二十六夜山と登るつもりで出たが少々短いので迷っていた。都留市駅で待っている間に、道坂トンネル行き 8:10発と同じ時間に曽雌(そし)行きのバスがあり、変更して、今倉山北尾根から、二十六夜山と回ることにした。これは、たっぷりの長丁場。都留市駅の待合室の天井にツバメの巣があり、六羽の雛がいた。親は大変だね。バスは、禾生駅前を通るのでその方が良いが、今日は初めからしっかり予定してなかったので、やむをえない。バスの運転手さんには、今度来るときは、禾生で下りた方がいいよ。お金と時間の節約になると言われた。本当富士急は料金高いもんね。
バスの運転手さんに下りる停留所を聞いたら、神門(じんがど)だと言う。神門で下りて曽雌の方向に少し進む。山への入り口は次の製材所のバス停の少し先になるのでもう一つ乗った方が良かったようだ。製材所のバス停を過ぎて 50m 位で右へ橋を渡る。たまたまバイクで来た老人に登り口を聞く。猿焼山は、地元では、ヤエンと言うようだ。アンテナが建っている所から入って小さな水のない沢ぞいに上がる。上部は薮がかぶって道形不明瞭。9:00 稜線に出る。ものすごく汗が出る。9:15 一つ山を越した所で、薮がすごいので長袖に着替える。少し下ると薮が無くなり林の中へ、山つつじが咲いている。9:35 猿焼山東峰。荷を置いて猿焼山へ。9:45 猿焼山 878・3m ( 城ガ丸とも言うらしく、山名標あり ) 。コナラの林の中の山頂。荷がないと風が涼しい。東峰に戻って 9:50。今倉山へ向かう。下りの道がなかなか見つからない。下ったり、上ったり。結局又山頂に戻り、万が頂上から雑木林と桧の林の境を下る道を発見。桧の枝打ちで道がかぶって分らないのだ。すこし下ると道が出てきた、10:10。
10:40 ものすごい急登を登って平坦地に出ると、東は植林で菜畑山が良く見える。10:55 やせ尾根を過ぎて 1034m。ここで右へ急降下。この辺は地図をっしかり読む。1034m からは道は薮がかぶる。 ( 猿焼山ほどではないが )1076m の地点で昼食にする。11:35 ー 12:05 まで。疲れからか、二人とも食欲がない。ホトトギスが飛んできて、側の松の木にとまって二声鳴いて飛んでいった。
山芍薬が慰めてくれた
1076m からの下りはすごい薮。猿焼山級だ。12:40 つぶれた造林小屋。少しだけ道らしい道があったが。後は注意が必要。12:55 ヤ○○〇〇ヤクの花がかろうじて一つ残っていた。なかなか奇麗な花である。高度は 1350m 付近。ここから先は道形不明瞭。道を探すが見つからない。上ったり下ったりシャクヤクのところまで戻って探したが、結局道が見つからないので、薮こきで直登とすることにする。直登 10分ほどで、右に足跡あり。しかし下は柔らかいので多くは歩いていないようだが一応は踏み跡。薮こきより良い。とにかく、足跡をたどる。一応道と思うのは、木の枝があたらずに歩けるから。少し前に人が歩いたようだ。草が時々倒れているから。
今の時期は、ハエが多い。戻って 13:50 休憩しておにぎりの残り一個を食べる。あまりにも疲れると食欲が無い。14:03 出る。道標には二十六夜山まで 1時間40分と書いてある。縦走路に出ると人に会う。二組とすれちがった。ぐっと下がって上がった 1450m のピークからは、御正体山が正面に大きい。いい景色だ。少し下って、上がって 1370m、14:45。この稜線は道も良く展望もよい。ミズナラとブナの木が多い。15:00 林道工事中に出る。又、作っている。なんでやろ。何の為だろう?きつつきが木をたたく音がする。
道志二十六夜山山頂今日は、神門から、猿焼山、今倉山までが、全般に薮道で厳しかった。道標は全くなし。テープも猿焼の稜線に出たところに黄色テープが二個所ほど。其の他には、食事をしたところに一個所、今倉山への登りのところに一個所だけだ、いずれもどうでもいい所にあり。今倉山への登りは、1350M 付近で道が消え、10分ほど薮こぎ。右手に細い踏跡を見つけたが道とはいえないような踏跡。
今倉山 - 二十六夜山の稜線に出ても、北尾根入り口を示すテープも無い。このルートを下りにとったら、まず入り口探しで大変。入っても 100Mほど下るまでは道形きわめて不明瞭。その先も道形不明瞭で、下りに使うと迷いやすい。登りは、尾根をはずさないように上へ上へと上がれば最悪薮を漕げばよいので何とかなる。北尾根の踏み跡は、ずっと尾根をはずさないようにつけられているので直登、直降で厳しい。薮がひどいので冬向きだ。この季節にはちょっと辛かった。今倉山から、二十六夜山間を経て戸沢は、道良く、それまでと比べて、天国みたいだった。万も薮こぎをそう恐れ無くなった。ケッコーケッコー。家に帰って、新ハイの本に北尾根ルートが投稿してあったのでチェックする。もう少し楽そうに書いてある。普通は、本の方が実際よりも厳しく書いてあることが多いが、ここは実際の方が厳しかった。