笹子雁ヶ腹摺山08
久し振りの笹子雁ヶ腹摺山を甲斐大和から上り、笹子峠から坊主山(カヤノキビラの頭)を経由し、大沢山から下山の予定で出発しました。縦走が出来なかったら摺針峠付近からの、エスケープも考えての出発です。北尾根には雪が残っているかもしれませんね。
日時 2008年3月1日(晴)
晋 万
若葉台 5:27発に乗って出発。まだ真っ暗。横浜線も中央線も登山者が少ない。八王子で明るくなってくる。半月が東に。上野原で日の出 6:30。天気は良いようだ。甲斐大和で下車。寒い。準備をして 7:10出発。久し振りに来たが、駅員さんはいない。日影集落方面に向かう。
ここから登山道に向かう
日影のお寺の脇を通り、靴紐をしっかり締めて出発 7:40。雪が残っており凍っていて滑りやすいので、植林地の中を歩いたりしながら、尾根に向かう。鉄塔の少し上で尾根に出る 7:50。汗が出始めるのでシャツを脱いで 8:00出る。8:05尾根上で晋リスを見る。直ぐ上が 2本目の鉄塔。初めの内は、雪はところどころだが凍っていて歩きにくい。4本目鉄塔あたりから雪が多くなってきたが、凍っていないので歩きやすい。
5本目の鉄塔 71号 8:20。次いで69号鉄塔 8:35。最近松の木を伐採したのか、雪の上に木が転がっていたり、木屑が落ちている。雪の無い登山道には狸のため糞が 3ヶ所位あった。9:00 66号鉄塔。雪もだんだん深くなり、急な登山道になったのでアイゼンをつけて上がり、9:20 65号鉄塔。鉄塔に着き笹子峠方面に下る登山道は南斜面で雪が無いので、アイゼンを外す。
綺麗になっていた道標
笹子峠までの登山道は、峠への降り口は付け替えられている。峠には綺麗な道標が立っていた 9:35。カヤノキビラの頭方面を指す標もある。峠でアイゼンとスパッツをつける。つけている最中に峠から人が上がってくる。ビスケットを食べて出発 9:45。笹子峠からの上り始めは踏み跡があったが、直ぐ消えて膝上のラッセルの急登になった。万は戦意喪失。風も出てきて寒い。以前失敗した大沢山を思い出す。
晋は少し上まで行ってみる。苦闘して 100Mほど登り、平坦な所まで上がった 10:10。が、その先も膝丈のラッセル。諦めて戻る。下りは早い。上り25分下り10分。10:20笹子峠着。笹子雁ヶ腹摺山に行く事にする。鉄塔の所まで上がって、そこからは尾根を行かず巻き道を進む。大鉄塔 10:55。雪は無いが落ち葉で滑りやすいので気をつけながら歩く。鉄塔から先は又雪道になる。下山者に出会い聞くとアイゼンは無くてもいいみたい。
やっと着いた山頂。アー疲れた
11:15笹子雁ヶ腹摺山着。直ぐ後に登山者が来る。山頂は雪が無いがお坊山方面の稜線は雪がある。風が強いが風が来ない方面で早速昼食。大沢山の向こうに、富士山が見えるはずだが、今日は見えない。歩きたかった稜線もよく見えるが、雪がべったり。黒岳が右に大きく見える。座って食事中に笹子から二人登ってきた。山頂は寒いので、我々のすぐ下でラーメンを作っていた。12:00出発。
急降下の登山道。雪は陰の場所に時々残っているくらい。どんどん下って、56号鉄塔 12:45。その下で尾根を外れて谷筋へ入る。下り着くと墓地の下に出た、(たぶん尾根を下ると墓地に出ると思う。) 13:00、旧甲州街道の場所。笹子駅まで歩く。風がかなり吹いている。13:25駅着。次の電車は 13:39発。 電車は暖房が効きすぎで暑かった。高尾・八王子・橋本で乗換えて、自宅には15:40着。良い時間に帰宅出来た。
笹子峠から、大沢山まで、きっとトレールがあるだろう思っていましたが、上り始めて直ぐにトレールは消えて無し。天気は薄曇みたいになってきましたし、万は膝上までのラッセルの急登で戦意なく、晋も上がってはみたもののという訳で敗退でした。ここの急登はすごいですから、膝上の雪では全く辛いですからね。はじめからラッセルのつもりで、時間を設定して、気合入れていかないとだめですね。やはりこのルートはマイナーでした。今日は 6人に出会いましたが、全部男性とは珍しい。