11日から家の内装をリノベーションするので工事が始まり土曜日もするので出かけられない。日曜日の山行となる。今回はヤブ尾根を試みることにする。
バスの時間の関係で、5:48 の若葉台で、6:34 の八王子発の松本行きに乗り大月に向かう。小仏トンネルを越えると霧。富士急都留市で降りて、宝鉱山行きのバスで、上大幡組合前で降りる 7:55。8:00 出発する。舗装道路を大幡峠へ向かう。8:25 峠の少し手前に中央都留カントリーの入り口あり ( ゴルファーが行く正門よりではない )、その分岐のところから尾根に向かって上がる。道なし。藪。工事の飯場にいる犬が 4匹が吠えへまくる。藪こぎ 10分で尾根に出る。尾根上には細い道がある。稜線はか細いながら道形がある。境界見出標とか狩猟禁止の標識がある。暗い感じの赤松の中。尾根ははっきりしていて道は良くわかる。少し行くとやや明るい感じになってきた。ちょっとしたピークの先で道は左右ある。右へ取る。この辺からピンクのテープが出てくる。
8:55 三角点。685m。左にテープがあるが丸目へ向かう道だろう。われわれは直進する。右から Golf をしている人の声がする。下りつくと小さな峠。テープを見て直進する。暗いところだ。9:20 尾根が広がり道不明瞭。ピンクのテープが要所にあり助かる。テープを目当てに進む。( 後で考えるとこのテープに添って行くと南の尾根に入ってしまうのだ。) 9:50 テープに沿って小さいピークを直登すると道無くなる。下り道無し。テープはあるが、藪で無理。方向も違う。南に行っている。戻る。戻ったり行ったりする。いろいろ探してこれで見つからなかったら今日は失敗と思い帰ろうと思っていたら 11:30 やっと中津森へ下る道の反対側に道らしいものを見つけた。入ると道らしい。歩くと道だ。下が固い。少し行くと道形が出てくる。11:35 すぐに鞍部。中津森への道標が木に打ち付けてある。正解だった。ほっとする。
鞍部からはまっすぐに尾根を行く。道標はほとんど無いが道形はしっかりしている。12:00 初狩から大岩経由の道と会う。初の道標。ここからの道は良い。12:25 神場沢山頂着。約890m。ここで昼食にする。この尾根に入ってからお腹がすいてきたが ( 安心したのもあるしね ) なかなか食べる場所が無かった。13:00 まで休む。
紅葉に包まれた山頂を望む
昼食後すぐに今日はじめて人に会う。女性の三人連れ。下りきった鞍部には初狩からの道が上がってきている。ここで犬を連れたグループを抜く。ここから晋は少し足がつったりする。
禾生、田野倉方面へ。道はすごく良い。13:40 禾生分岐。まっすぐ進む。次のピークでまっすぐ行ってしまったので戻る。13:50。戻ったところで人に会う。万が道を聞くと大月まで歩けると言う。万安心する。最初はものすごい急降下する。ひと下りして 854m。紅黄葉のトンネルですごく気持ちが良い道。
14:15 雨乞い池の分岐。道標にそちらは道が崩れやすいとか,無くなるとか書いてある。すぐに 2 - 3分で道は右に下るが左へ尾根すじを行く。ぐっと人通りの少ない道になるが下りは古い道ながら階段もあり一応ちゃんとした道だ。585m の三角点の山 14:40。ここから花咲トンネル上に下る道があるだろうと見こんでいたが無い。戻る。花咲トンネル上の峠 14:50。天神様、鎌倉街道、内裏さまなど石仏や小さい社がある。39番とか40番とか書いてあるので下から登ってくれば一番からあるのだろうと思う。
ここから又登って 584m の山頂には 15:00。三角点 ( 四等 ? ) 15:05。ここで右折する。この道はかなり昔に整備された道だが、ベンチの多い気持ちの良い道だ。オキ山 512m。ここは地図にある三角点 15:15。ベンチあり滝子山が良く見える。中央道、富士急など高速道路はものすごい渋滞なのが良く見える。最後のピーク 463m ( と思ったピーク ) 15:30。ここにあるベンチから多分富士山は良く見えるだろう。朝なら富士山がばっちりと思う。ベンチは富士山のほうを向いている。今は見えない。御正体山が左正面奥に大きい。
最後のピークと思ったらもう一つ 「むすび山」 があった。ここが 463m なのだろう。15:40 - 14:45。ここから岩殿山が良く見える。戦争中の防空監視所跡がある。下って、むすび山展望台入り口 15:50。高川山以降、禾生分岐の先で一人に会ってからは、下山まで誰にも会わなかった。ここから舗装道路を歩く。大月駅には 16:05着。大月発 16:19 に乗って自宅には 18:20 帰宅した。日曜日なので大月からは沢山の登山者がいた。テープに従っていくとそのまま南に中津森へ下る尾根に入り、690m のピークに登り付く。テープはさらに南東に向かってついているが道形はすぐに消えて通り抜け不能の藪になる。我々はそこでどうも方向がおかしい、南に向かっていると気付いた。そこで戻って北東への道を探すが見当たらない。これと思う尾根を藪をこいでみても道形無い。そうこうするうちに現在地に自信が無くなってきた。
もう一度 690m のピークまで行ってみたがやはり道形は無い。そこで、わかっているところまで戻る事にした。戻る途中で南西への派生尾根に入り込んだりするが、少し戻ったところで位置が確定できた。今度は道を探しながら慎重に進む。北への派生尾根を、少し藪こいで、下ってみたが道は無い ( これは本来のルートの一本西の尾根だった ) 。戻って、又、進む。ピンクのテープはやはり南に向かう。そこに南への古い道 ( ほとんど廃道みたい ) がある。これが地図の中津森への破線とわかる。さらに注意しながら進むが道は無い。少しでも道形らしいものがあると藪に入ってみるが駄目。
ほとんどあきらめて先ほどの中津森の古い道のところまで戻り、地図ではここに北への道がある筈だがと見ると道形があった。少し行ってみると、下が硬く、確かに道である。進むと明瞭な道になり、下ると地図に近ヶ坂鉱泉へ続く破線の道のある鞍部に着いた。古い中津森と書いた板が木に打ち付けてあった。案内書に書いてある石仏は見当たらなかった。これから先は明瞭な道。要は鞍部への入り口が難しい。迷い出してから発見まで一時間半以上かかった。疲れたが高川山頂近くまで全然人に会わないので静かな山だった。