高畑山から寺下峠


コロナの緊急事態も、今日で、関東も解除になります。ちょっとフライングですが山に行くことにしました。1ヵ月以上あいているので短めの山行のつもりで、バスに乗らない山にすると、中央線の前道志あたりが適当です。そこで前回の続きで高畑山に登り、倉岳山方面に向かうことにしました。どこまで行くかは調子次第です。
日時: 2020年05月25日(晴)
晋 万
4:10起床、ゆっくり準備して 45分ほどで完了。早めに出て 5:23に乗る。この電車は若葉台が始発だ。調布で乗り換える。電車は、まだまだ人は少ないとはいえ、先月に比べると明らかに多くなった。我慢の限界に近付いているのだろう。高尾で 6:30の中央線に乗る。登山者らしい人が 2-3人いた。鳥沢 6:58着。登山者は我々の他に一人。トイレしてすぐ出る 7:00。国20に出て右へ。ツバメが多い。7:10 高畑山という小さい道標があったので右に曲がって歩道トンネルで線路をくぐる。左に行き堀之内の集落にでて右折し、桂川へ向かって下る。7:20 虹吹橋を渡る。渡って 200m程で分岐を左に入る。道なりに行き、道標に従って南に向い、小篠の集落を抜ける。山ノ神を過ぎるとゲート 7:35。すぐ貯水池。池の東側を南に向かう。今日は道に水が流れていないので先月よりはましだが、道は荒れている。峠道文化の森の標柱 7:45。

鳥沢駅から今日登る山稜
その先で道標に従って左に入る。7:55堰堤。先月はここで親子連れがピクニックしていた。水源を汚すなと言う看板に温度計がぶら下げてあり 15度だった。緑が素晴らしく綺麗だ。8:10穴路峠分岐。ここからしばらくは登り。フタリシヅカが多い。8:25ヤマツツジが出て来た。満開だ。花は元気で落ちてないので綺麗だ。750m付近から山腹を等高線に沿ってトラバースする。緩く上がって、少し下ってからまた緩く登ると仙人小屋跡、800mくらいのところだ 8:50。お茶を飲んでから尾根に向かって上がる。人が降りて来た。早いね。

9:00尾根に出た。この先から山頂までかなりの急坂と覚悟していたが、思っていたよりも楽で、9:15山頂に到着。天気予報は曇り時々晴だったので富士山は見えないかと思っていたが正面に綺麗に見えた。富士山の右に鹿留杓子が見え、左は道志二十六夜山だ。9:25出発。すぐ雛鶴峠分岐。尾根もヤマツツジがあちこちで満開だ。緩く登って 9:45天神山 876m。北方向の展望が良い。穴路峠へ下る途中にギンランがあった。つぼみはあるがまだ咲いていない。9:55穴路峠 850mくらい。峠道文化の森の説明板があった。倉岳山まで 150mの登りだが、50mほどゆるく上がったところでしばらく平坦地があるのでそれほど辛くない。少し上がった倒木の所で下ってきた人と会う。ヤマツツジが綺麗だ。

950m位のところで一人抜く 10:15。頂上の一角に着いて右に平坦を行くと倉岳山頂 10:20。二人休憩中。すぐにさっき抜いた人が来た。リュックを見ると鳥沢の駅で我々と同じ列車で下りた人みたいだ。ここは二等三角点。広々した山頂だが、昔はもっと狭かったと思う。富士山は少し雲が懸りかけていた。富士山の見える方向のすぐ下にミズキが咲いていた。へそ水から来る北尾根の入り口には「この先行き止まり」の看板があったが、のぞいてみると道はよく踏まれている。10:30出発。ギンランがあちこちにあり、咲いている株もあった。ヤマツツジは相変わらず多い。

10:55立野峠 810mくらい。がっちりした新しい道標があり、最近では珍しく所要時間が書いてある。寺下峠まで行くことにした。鳥屋山で昼食にしよう。11:00出る。緩く登って 838m 11:05、細野山とあった。南寄りの少し開けたところにわらびが群生している。わらび摘みタイムにした。松の幼木が多く、松の香りがする。ちょっと熊野の山を思い出す。下って登り、820m圏で右に曲がる。道標があり道標にマジックで秋山と書いてあった 11:20。ここから少し岩がある道になるが、痩せ尾根と言うほどではない。11:30 808m 鳥屋山。昼食にする。木立の中で展望は無いが風もなく気持ちが良い。ゆっくり昼食。ここから北に延びる尾根は 2008年に登ったことがあるが、ロープと赤い旗で止めてあった。12:20出発。

少し行くと右に尾根を分ける 12:25。その尾根の先端に三角点があるが今日は省略。その先の軽い登りで右足がつった。休み休み進む。720mくらいまで下ってから舟山への登りになる 12:40。ここから北に延びる尾根も昔歩いたことがある。舟山まで 100mほどの登り。今度は左足がつった。痛みが引くまで休んだりしながらゆっくりゆっくり上がる。13:00 舟山 818m。寺下峠へ向かう。3分ほどで左へ下る。道標があり、直進はロープで止めてある。直進も良い道なので真っすぐ行きそうになる場所だが、進むと尾根が南に曲がって行くので間違えても分かるだろうとは思う。下ると右寄りの尾根になる。13:10寺下峠 711m。寺下と塩瀬を結ぶ峠道だ。寺下峠と言うのは多分塩瀬側からの呼称だろう。

道はものすごく悪い
北へ下る。始めは良い道だ。しばらく下って 600m付近から左へ下る 13:25。その先から道が悪くなる。沢に向かってジグザグに降りて行くのだが、上から落ちてくる土や落ち葉で、道が埋まってしまっている。斜面をトラバースするところではよくあるのだが、ここは状態が良くないし、そういう斜面をジグザグに下るから気を使う。トラロープが張ってあるので掴まったりしながら下る。13:40やっと下りきって沢筋に出た。沢に出たところで水を汲む 13:45-50。所々、道標はあるが、道は荒れていてわかりにくい。

数分で左岸へ沢を渡るようにテープがあったが、渡った先に道があるようには見えないし、右岸に踏み跡があったのでそのまま右岸を進む。2-3分で右岸の踏み跡が無くなり進めなくなった。左岸に渡ったが、道がない。沢沿いは岩があって進めないので、晋が左岸沿いに少し上を巻いて進むと前方に古い水道施設跡が見え、道が見えた 14:00。これで安心。沢に沿って水道施設の道を行くと道標のある所に出て左から良い道が来た 14:05。道標は、その良い道を指していた。多分、沢を渡るようにテープがあったところで沢を渡っていれば、正しかったのだろう。来れたから良しとしよう。まあ来れなければ戻っただけだが時間のロスだしね。

あとは問題なく 14:25車道に出た。梁川駅への道標がある。塩瀬の集落を過ぎて 14:35塩瀬大橋を渡る。 14:40 小松大明神をすぎるとすぐ国20。左に行き 14:50梁川駅。上りは 14:54だと晋は言っていたが、それは隣の鳥沢駅の時間で、梁川は 14:58だった。高尾で京王に乗り換え、北野、調布で乗り換えて帰る。16:45帰宅。


天気は今一の曇り予報だったのが、良い方に外れました。久しぶりの山行でしたが、富士山も見れ、新緑が綺麗でした。家で悶々としていたので、綺麗な空気を吸えて活力を頂きました。思ったより人に会った (6人) のですが、山は最高です。寺下峠からの登山道は悪いのですが、トラロープなどの手入れがしてありますのでありがたいです。次回は何処に行こうかな?