高畑山・倉岳山


先週に引き続き前道志の藪尾根です。先週のリベンジをしようかとも思いましたが、一昨日の雨で沢筋は少しウェットかなと思い、今日は高畑山の北尾根を上がり倉岳山の北東尾根を下る計画にしました。高畑山北尾根は 2014年に下ったことがあります。最下部で藪に突っ込んで苦労しました。倉岳山の北東尾根は 2002年に登ったことがあります。この時は立野の神社から入って完登しましたが、今回は 580mくらいから北東に降りようという考えです。
日時: 2021年12月11日(晴)
晋 万
先週に続き前道志へ。高畑山北尾根を再訪し倉岳山北東尾根を下る。土曜日なので主尾根はそれなりに人が多いだろうと思う。5:23に乗って出発。調布、北野で乗り換え。結構混んでいて老人席に座る。高尾から大月行に乗る。車内で朝食。鳥沢で下車。もう登山者がいる。何処に行くのかな?。トイレと準備して 7:05出発。7:20桂川を渡る。前に登山者が 2組歩いている。7:30イトヒバの前でシャツを脱ぎ準備する。

この前から北尾根に向かう
7:35イトヒバの前の道を入る。左右の畑は霜で真っ白だ。突き当りの鹿柵の扉を開けて入ると左右に道がある。左へ行く。テープがある。すぐ登り坂になり、7:45北尾根の一角に取り付いた。下り口の木には白ペンキで印がある。出だしから急登で、落ち葉が積り、下の土が濡れていて滑る。両手を使ってちょっと苦労する。4-5分でアンテナケーブルと会う。ケーブルは登ってきたルートの右横を下っていくが、以前に北尾根を下ったときは、ここでケーブル沿いに道を探して道が無く、まっすぐ下ったのだった。一息ついて、少し楽になった尾根を上がるとNHKのアンテナ 7:50。

少し平坦を進み、又急登を上がると 511m 8:00。倉岳山の脇から日が昇ってきた。数メートル下って平坦になり、少し下って、少し登り、今度は割りに長い下りになる。鞍部にイロハモミジがまだ残っていた。少し上がって小さいコブを越え、ぐっと上がると 513m 8:15。513mの手前に右への巻道があり、この辺りから昔の炭焼き道が出てくる。ジグザグに上がる炭焼き道を横切ったり使ったりしながら登る。8:35 高630m位で一休み。炭窯跡があった。高650m付近の右側、倒木の前、に馬頭観音 (安永2年) があった。ここからすこし平坦になる。引き続き炭焼き道を横切ったりしながら登って行くと右のほうに道標が見えた。直登方向にテープもあるが右へ炭焼き道を辿って登山道に出た 8:55 高700m。20mほど左に行って、引き続き直登する。

落ち葉の急斜面を登って一息つく 9:00。右は植林地になる。9:05 820m。少し下って登り、道標があるところが 871m 9:10。いったん下って、緩く登り 9:20登山道と会う 860m。やっぱり正規の登山道は気持ちがよい。9:35高畑山山頂 982mに到着。5人先着、下で我々の前を歩いていた 2人組が二組と単独の人。単独の人は大桑山方面に出て行った。写真だけ撮って出る 9:40。2人先行。10:00天神山。ここで先行の 2人を抜く。2-3分で穴路峠。倉岳山への登りの途中で南アルプスが木の間から見えた。10:25倉岳山。5人先着。すこし早いが昼食にする。食事中に登山者が来るが、早いので団体はまだ来ない。奥多摩方面の山は雪が被っているのが見えた。11:20出る。

北に入ってすぐ右へ行く。しばし平坦。平坦が終わると左寄りに下る。急坂。11:35少し楽になる。ゆるく左へ向かい北方向になる。踏み跡あり。テープもあり。下って、細尾根を過ぎて少し上がると 747m 11:50。北東尾根へはこの先で右へ下らねばならない。少し進むと尾根分岐になり、右の尾根へ入る。ピンクのテープが続く。右の尾根に入ったので、晋は北東尾根に入ったと思った。(実際は 747mの北尾根に入ったのだった。地図をきちんと見れば北東尾根には 570mの平坦部や 590mのピークへの登りがあったりするなどですぐ分かった筈なのだが、北東尾根に乗ったと信じ込み、ピンクのテープも続いたので、地図をチェックしながら下っていたのに気付かなかった。思い込みは怖い。)

急坂を下って 680m位で平坦になる。その先にツツジが咲いていた。まっすぐに下っていく。12:10岩のある急斜面になりピンクのテープは左を巻いていく。テープに従って下る。巻道は急斜面をトラバースする。落ち葉が積もって滑るし、怖い。5分程でなんとか下って 12:15下に降り着いてホ!590m位。登りなら岩の間を直登したほうが良いかもしれない。540m位から植林地が出てきた。500m位で少し平坦になった。この時点で晋は「北東尾根を 580mから北西に下り北東に曲がって 493m標高点を通り神社の方に向かう尾根に乗っている」と思い込んでいた。万にはもう少し下ったら 493mへの登りになる筈だと言う。

12:30 480m位で左へ下っていく道が出てきた。先のほうにピンクテープが見える。ちゃんとした道だ。直進は木を置いて止めてあるように見える。万は左へ下ったほうが良さそうだと言うが、晋は左に降りたら桂川に出てしまうのでだめだ、直進したら神社のほうに行ける筈だと言い、直進する。少し下ると黄色のテープがあった。道形はまったく無いが、少し下にも黄色のテープがあるので大丈夫だと思う。12:40 360m位で小広いところに出た。右側は沢だ。しっかりした流れのある沢。まずいなと思いつつ、とにかく進むと左右に通るはっきりした道に出た 12:45 330m位。さあ、何処だか分からない。晋は、現在地を、493m標高点への登りが無かったから、その手前付近から間違って北に降りたのではないかと想定しながら地図を見るので益々分からない。前を透かして見ると遠くに桂川が見える。桂川の流れの方向と地図を見比べて場所を推測しようとするがやっぱり分からない。道を右に行くと沢に下っているが、その先は不明だ。万が左を偵察すると道はあるが崩れていたりして荒れている。こういう時は戻らねばならない。戻る。幸い、まだ早いので、最悪、倉岳山頂まで戻ってもなんとかなる。

戻ってここから下山する
13:05 480mの分岐まで戻り、ピンクテープに従って西へ下ることにした。はっきりした道があり下っていく。数は多くないがピンクのテープが続く。13:15沢を渡る。ここからは、ほぼ 350mの等高線に沿った水平道になった。しばらく進むと右側に畑が見えてきた。13:25鹿柵に出た。もう安心だ。鹿柵の扉を通り、少し進むと滑り台やブランコが見える。下畑遊園地とあった。遊園地前の石段の上に神社。上がって神社にお参りする 13:30。扁額に八幡太神宮とあり。無事降りられました、ありがとうさんです。倉岳山北尾根の末端 458mから北西に下ったらこの神社に出る。2008年に倉岳山の北尾根を下った時には 458mから北東に下ったので、今日歩いた道の何処かに降り立った筈だ。

神社から坂を下り車道に出て左へ進む。橋を渡って回り込むと、すぐ、先週下ってきた倉岳山北西尾根の 644m点の北尾根への登り口だった。下畑の集落を抜け、13:40桂川を渡り、鳥沢駅 14:00到着。着替えしてさっぱりし、14:24に乗った。電車は BOX席だったので気兼ねなくおやつを食べ、コーヒーを飲む。高尾、北野、調布で乗り換え。16:05帰宅。


先週に引き続き、今回も、ルート間違いしました。下りで間違ったので先週よりも問題は大きいです。思い込みは怖いですね。テープがあるからと安易に追随しないで、違った色のテープが出てきた時などには気を付けて、ちゃんと地図を見て、地形と方角を確かめれば、すぐ分かった筈です。登りも下りもいろんなテープが有りすぎです。今回はピンクのテープが切れ目なく続いたので、行きたい方向だと信じてしまいました。その結果、この辺りの筈だと思っている場所と実際の場所が大きくずれて、歩いている場所がわからなくなってしまいました。甘く見てはいけないです。下畑に出たところで何処を降りたかチェックして、北東尾根の 747m点から北に下ったのだと分かりました。ネットで見るとここを降りている人が結構いるのにはビックリです。初めからその積りで下ったのなら何の問題も無かったのですけどね。でも、又、リベンジ山行の種ができました。結果オーライです。