高尾山


2016年の初山行は、隈研吾作の高尾山口駅を見ての山行を、万が考えました。例年なら2日に行くのですが、三ヶ日は忙しかったので今日になりました。久しぶりの高尾です。人が多いかな?
日時 2016年1月5日(晴)
晋 万
隈研吾さん作の駅舎
朝食を自宅でとってから行く事にした。若葉台駅に着くと始発の6:51には出勤の人ですでに長い行列だ。我々は橋本から来る6:47発に乗る。電車は少し遅れて来たが、調布7:00着。予定通り7:03発の高尾山口行に乗る。高尾山口7:37着。登山者が少しいた。待ち合わせの人が多い。駅舎は隈研吾作で杉材を使った木のデザインだ。去年4月に改築完成した。駅舎を撮って7:45出発。

ケーブルの清滝駅方向に行く。薬王院には行かず稲荷山コースを登ることにする。7:50出発。階段を上がると稲荷がある。社殿は小さいが檜皮葺だ。このコースは階段が少なく自然路が多くて良い。8:20展望台。東側が良く見える。ここまで1.4kmで頂上までの半分弱だ。天気は良くて暖かい。圏央道が下を走っている。チョット騒音。山頂へ100mのところから木の階段になる。この階段は結構きつい。高尾山山頂9:00。富士山はぼんやりだがちゃんと見えた。まだ早いので人は少ない。三角点は二等だ。

9:10出発。間違って入る人がいるのだろう「この先奥高尾」という大きな看板がある。裏高尾は階段山。稲荷山コースの方が階段が少なく良いくらいだ。ここから人はぐっと少なくなる。すぐもみじ展望台。ここからの下り階段で万は大滑り、大転び。9:30鉄塔。9:35一丁平。上がって展望デッキへ。富士山がぼんやり見える。9:55-10:00城山。四等三角点があった。ここは松の木と富士山が良いのだが、今日は富士山がぼんやりだ。ロウバイがすでに満開っぽい。時間が早いので景信山に行く事にした。景信山に向かう登山道入り口に馬頭観音がある。紀年銘は年号が風化して読めないので残念。

城山を過ぎると人も更に少なくなる。階段道も少なくなって登山道になった気がする。小仏峠に向かって下り、峠上の展望のあるベンチのところから下って、峠すぐ上の売店のあったところが明治天皇が休憩したところだ。不動の梵字カーンが彫ってある高尾山道の石造道標があり寛政10年。すぐ下が小仏峠10:15-20。地蔵と青面金剛があり、宝暦6年の青面金剛はなかなか良くできている。小仏峠を過ぎるとハイキングが終わって山に入った感じがする。

やっと確認した景信山山頂
10:50景信山。この山頂は全然記憶が無い。いつも縦走の途中で急いで通過するので印象が薄いのだ。城山から来るとまず「景信茶屋」がありベンチが沢山ある。桜の大木が多い。取り敢えず一番高いところへと一段上がると「かげ信小屋」があり、こちらもベンチが沢山ある。三等三角点は小屋の裏手にある。小仏からの登山道もある。少し早いが昼食にすることにして、日の当たるところへと、一段下って景信茶屋の高尾山方面が見えるベンチに座る。風もあまりなく暖かい。食事中人がどんどん上がってくる。これからどうするか考えたが、北高尾の尾根は覚えている限りでは植林地の中で寒いので、南高尾にすることに決定。11:35出発、城山方面に戻る。

11:55小仏峠。12:10城山。この時間になると人が随分増えていた。もう富士山はもやって見えない。城山から大垂水峠に向かう。下って行く途中一人登って来た。下りきって、12:20林道経由大垂水峠への分岐。ここからは割に平坦な道になる。12:30左に曲がって下り、12:40大垂水峠。左に少し行って陸橋を渡る。橋の上で一人に出会う。高尾山方面に登って行った。橋を渡って尾根をぐるっと回り、林道に出会うところで二人に会う。ここから登り、12:50尾根に上がる。上がったところで一人会う。高尾山の尾根に比べるとずっと少ないが、ポツリポツリと人に会う。低い山なのでアオキが多い。

13:00大洞山536m。通り過ぎて2人に会う。日が当たり暖かで気持ちが良い。左に下って少し登り、登山道からちょっとだけ右に上がると510m圏のリュック掛けのある山13:10-15。景信山に行かなかったらこの辺りが昼食になる。左に高尾山の山頂が見える。下って次の山は巻道があるが尾根通りに登り500m圏に着く。東に鉄塔のあるピークが見え、そちらへの踏み跡はあるが省略し、虎ロープのある坂を下って、巻いて来た道に合うと山下分岐(山下は南浅川の貴布祢神社の西のバス停)。下ると林道に出れる。すぐに鉄塔13:25。道はピークを巻いて行く。ベンチのある平地に着くと女性一人が休憩中。ここからピークに登ると中沢山で聖観音像がある、13:30。空気が澄んでいれば山頂から白馬尾根が見えるのだが今日は、天気は良いが、もやっていて全然見えない。蛭ヶ岳から丹沢山の稜線がぼんやりと見えるだけだ。今年は雪があるのだろうか。

進むと左側に形の変わった鉄塔がある。四角の枠から上だけが突き出しているように見える。今は使われていないようだ。494mを過ぎて、13:40三井水源林という道標があり名手・又野と書いてある。三井物産とかの会社がやっている植林地かなと思ったが三井は地名。ふもとの津久井湖岸に名手があり橋を渡ると又野があるのだ。ここから山腹を巻く道になる。13:35見晴らし台。道沿いにベンチが並んでいて津久井湖から石老山、その向こうに丹沢が見える。ちょっと霞んだ津久井湖も良いものだ。13:55右側に休憩所がありベンチとテーブル。14:00 5人組を抜く。その先が大垂水峠と梅ノ木平(春泉寺の北東、梅の木橋の近くで、山下バス停の一つ高尾山口寄りのバス停)の中間点になり、すぐ先で左への山下分岐がある。

町田市最高の山の草戸山
14:10峰の薬師分岐。14:15三沢峠。犬をつれて散歩している人もいたりするが、どこから来たのだろうか。草戸山に向かう。14:20榎窪山420m。ここから北へ。14:20展望台、城山湖が良く見えた。歩幅が合わず歩きにくい階段を幾つか下り、滑りやすい階段道を登ると草戸山364mに到着14:40。お茶にする。文政10年の石祠があった。まだ暖かいが、長居すると寒くなって来そうなので14:45出る。今日は高尾山口へ向かう。14:50草戸峠。鞍部ではなくて、ピーク状のところだ。数人休憩中。道標には梅ノ木平と大きく書いてあり、高尾山口駅・四辻とマジックで追記してある。ここからしばらく右側には拓大の金網が続く。

下って梅ノ木平分岐14:55、直進する。次のピークは拓大分岐15:05。343mの三角点に行ってみようかとちょっと行きかけたがやめて前進。15:10中沢山のところにあったと同じ形の古い鉄塔がここにもあった。その先で左に曲がる。小さい上り下りがあり結構疲れる。道標には高尾駅が出て来た。15:40高尾山口・高尾分岐、ここが四辻。やっと着いたと言う感じだ。今日は高尾山口へ降りる。あと300mだ。登ってくる老人二人に出会う。何処に行くのかな。時間も遅いので山登りではなく峠越えで四辻を越えて高尾霊園の方に降りるのだろうなと思う。良い道を下ると民家の脇を通って舗装路に出、左へ行くと高尾橋に出た。右に行って駅15:50着。電車は16:03発の特急。調布で乗り換えて、自宅には17:10着。充分楽しんだ1日だった。


もやっていて山はあまり良く見えませんでしたが、暖かで天気も良くのんびりした山行でした。稲荷山コースは良い道です。高尾山から城山までは階段が多いのですが城山を過ぎるとよい山道になります。景信山は今までは通過しただけて印象が薄かったのですがベンチがいっぱいあり茶店も二軒あり、ビックリでした。南高尾山稜は冬の日だまりハイクには最適ですね。でも草戸山から高尾山口までが思ったより遠く感じました。