鉄塔の間を通過して登ると 621m 8:35。下ると鞍部に群落がある。満開で去年葉も残っていた。そばまで裸地になってしまっているのでちょっと心配だ。登って農工大の植林地の標柱 8:40。ギボウシの新芽が多い。まだ花柱は出てないが葉はかなり大きくなっている。8:50林道に出た。少し行って右 (北) へ巻き道に入る。宝珠寺に下る尾根は木で止めてある。山頂に上がる途中に小群落が 2か所。ここも満開。明神付近よりも少し遅いし、明神では去年葉は殆ど残ってなかったが高尾は残っている。環境の違いだろうか?。
9:00山頂。小さい花畑にエ〇が植えてある。全体黄色とまではいかないが黄色っぽい。三角点は四等で最近の四等に比べると立派な標石だ。山頂から車道を下って花を探してみたが、ここには無かった。巻き道を今度は南に入る。5月も半ばを過ぎているので草が育っている。ギボウシが驚くほど多い。少し行って右に上がって山頂に戻る 9:20。ク草があるとすればもう少し先まで巻き道を進まねばならないのだろう。大垂水峠に向かう。
分岐までの途中にキンランが綺麗に咲いていた。9:25分岐から大垂水峠に向かう。林道までの急坂にキンランがあって写真を撮っている人がいる。9:40林道分岐。今日は林道を歩いてみようと思っているが、とりあえず先に進む。ホウチャクソウがあった。その先の群落は、場所は以前からよく知っているが咲いているのを見るのは初めてだ。写真を撮りに来ている人もいる。開花前のつぼみの株もあった。急坂の手前にある一番大きな群落は綺麗だった。登山道脇にはベニバナの山シがあった。ここまでくると林道に戻るよりは進んだ方がよい。急な下りになって 10:15大垂水峠。
今日は南高尾へは行かずに高尾山へ戻る。階段を上がって山道になるとオカタツナミソウが咲いていた。この辺りにはカンアオイは無いんだねと言っていたら、あったりする。10:35林道。横切って八丁平に向かって上がる。この道は初めてだ。ところどころキンランがある。550mあたりから平坦になる。思っていたよりも長い。トイレのある方向への踏み跡を分けて少し登ると八丁平の展望台 10:55。今ごろは一丁平と言う。富士山は目を凝らせば見えるかな?という感じ。
下ってトイレの脇から入る。ここから入るのも初めてだが、道もよく、歩く人が多いのでびっくりだ。階段が無いので 526mを通る主登山道よりも好きな人が多いのかもしれない。鉄塔に上がっていくふみ跡があり、その先で左に日陰沢林道に下る道を分ける。11:05ク草があった。まだ花が咲くには小さい幼株だ。少し先に左に下る踏み跡があった。11:15主登山道に出た。大垂水峠への分岐の所だ。すぐもみじ台への階段になる。北側と南側に巻き道がある。北側の巻き道入り口付近で花を確認してから階段を登る。
少し登ると階段脇にク草。花は終わっていた。その先にキスゲが綺麗に咲いていた。階段が一段落したところにベンチがあったので昼食にする 11:25。ベンチの後ろにガマズミが満開。奥にスイカズラが咲いているのが見えた。12:05食事を終えて出発。すぐ先で左に下ってもみじ台は巻く。12:10奥高尾入り口。
13:05ケーブル駅でトイレ。駅前広場の桜は老化で倒木の危険があり伐採の予定だ。高尾山口駅までの道は人でごった返している。駅前広場もまだまだ人が多い。13:15高尾山駅に着き 13:17に乗る。電車は空いていた。北野で乗り換え。本線も空いていて座れたのでコーヒーとドーナツ棒。調布で乗り換え。14:30帰宅。
高尾は花が多く珍しい花もあります。都の自然保護も行き届いていて、珍しい花のある場所には案内と盗掘しないようにとの注意書きがあります。でも、そうすると、そこは周知の場所になりますので、実際にも色々なホームページで紹介されていて、写真付きもありますから、狙って盗掘しに来る人がいるかもしれません。一方、注意書きがなかったら、見つけた人は「この場所は誰も知らないんだな、しめしめ」と盗掘するかもしれません。どちらが良いか難しいですよね。しかも、盗掘にも商売の盗掘と趣味の盗掘があって、盗る人も盗る目的も違うのですよね。難しい。
珍しい植物を見つけると教えたくなりますが、なるべく教えない方がよいと思います。昔は口コミだったので拡散してもたいしたことは無かったのですがね。今は大変。SNSでは読者数が増えれば儲かるらしいですね。難しい世の中になりました。