高尾山


関東地方は、週末台風 7号が来るらしく、悪天の予報で、山行は無理です。今日も昼から雷雨がある予報です。だけど、ここの所山行が出来ていないので行きたい。早く行って早く帰れば良いので、近場なら高尾山か丹沢です。丹沢はヒルの心配があります。それで高尾に行く事にしました。美女谷から底沢峠へ登り、高尾山に行き、高尾山口に降りる予定で出発です。美女谷には照手姫の七ツ淵があり、ここからはまだ登ったことが無いので、これを見て、上がることにしました。高尾は数えきれないほど行ってますが、行ったことのないルートを一か所くらい入れたいし、行ったことのないルートもあるんですよね。
日時: 2024年8月14日 (猛暑の晴)
晋 万
暑いので、なるべく早く行きたい。4:20起床。準備をして 5:10自宅を出る。5:32に乗る。お盆休みで、車・電車も混んでいない。京王線の高尾山口行はそこそこ登山者が乗っていた。高尾で中央線に乗り換え相模湖 6:38着。駅のベンチで朝食。待合室にはツバメがいる。テッポウユリが盛りだ。

7:05出発。バスはあるが今日は底沢まで歩く。小原宿は八幡神社例祭が毎年 8月14・15日で、ぼんぼりが飾ってある。14日の夜には人形屋台がでるらしい。7:25底沢橋。着くと同時にバスが来た。7:35板橋。7:40美女谷鉱泉の三叉路。鉱泉に向かわずそのまま進む。 結構な坂道だ。7:45七ツ淵入り口。覆い屋の中に照手姫が髪を洗っている木の根っこの彫刻がある。最初、万は木の根っこがなぜ?と思っていたが、晋から説明を受け、髪を洗っている姿を彫ってあるのが分かった。

照手姫伝説の七ツ淵
写真を撮ってから七ツ淵に向かう。踏み跡はあるが雑草が覆いつくしている。途中、ピンクのテープから右上に上がる踏み跡を確認して、更に進む。狭い場所には鎖やトラロープがあり、濡れて滑りやすいので気を付ける。七ツ淵と言っても淵というほどの深い水溜まりがある訳ではなく、小さい滑滝が 2-3繋がっているのだ。昔は照手姫が髪を洗えるほどの淵があったのかな〜?。一番奥まで行く。そこから直接右に上がって行く薄い踏み跡があるが足場が悪いので行かずに戻り、ピンクテープから上がる。仕事道みたいで、細いがしっかりした道があった。ジグザクの道を上がり 8:10尾根に出て、左へ 2-3分で底沢峠道に出た。途中には七ツ淵と書いた木の小看板があり、ピンクのテープがそこそこある。蜘蛛の巣が多く、初めは帽子で払いながら行く。途中から適当な杉の枝を拾って振りまわしながら蜘蛛の巣を払って登るが、なかなか大変だった。

少し行くと竹林。8:20左から尾根が来て、右へ行く。一登りして平坦になり、その先が浄水場分岐の山王山 489m 8:30。8:35左からの尾根と会う。はっきりしない尾根分岐だが間違わないように底沢を指す道標がある。汗がすごい。普通に腕を下げているだけで袖口から汗がポタポタ落ちる。8:50最後の登りになる。ズボンは汗でひざ下まで濡れて、足にまとわりついてくる。後ろから走る若い人が来て、手に杉の枝を持っている。「蜘蛛の巣がすごいですね」というので、前を歩く万を指して「あの人が払って行くから大丈夫よ」というと、「追い抜いたら自分が払うから」と言って抜いていった。峠近くで下ってくる人とすれ違う。最後は峠まで行かずに手前で右に上がり 721mに到着した 9:10。

風が吹くと涼しいが、残念ながら風はあまり吹かない。いつものように巻き道を選んで行く。9:45白沢峠。ここからも巻き道を行くが、景信山は今日は巻かずに登る。10:20-30景信山 724m。三角点の横にノカンゾウが咲いていた。富士山は今日も見えない。下段の小屋は整理が済んで、テーブルやベンチも殆ど取り払われていた。干しマンゴーを食べて一休み。下って 11:00小仏峠。風が通って涼しい。城山へは巻き道を少し行き宝珠寺から上がってくる尾根で右に上がる。11:25城山。売店のベンチの日影のところで昼食にする。見ていると「かき氷」を食べている人がいて量もたっぷりで美味しそう。食事の後で食べようねと話す。ところが食事を終える頃になると雷が鳴り始めた。早く降りた方が良い。「かき氷」は又にして 12:05出発。

城山山頂も人が多い
12:20 一丁平から左に入る。12:25林道方向への分岐。その先の草は姿見えず。鹿かな?人かな?。高尾山は鹿はいなかったのだが最近は進出が激しいらしく、捕獲もしている由なので、鹿の可能性もあるが、まぁ、人だろうね。12:30大垂水峠分岐のところに出た。もみじ台は省略して左側の巻き道に入る。12:45巻き終えて奥高尾入り口に到着、山頂は省略して 5号路に入る。ガクアジサイが盛りだ。12:50稲荷山コース分岐。稲荷山コースを少し下る。13:00 6号路へ向かう。13:15雨が降り出した。13:30琵琶滝。13:35 6号路入口。雨はほぼ止む。ケーブル駅では山頂付近雷の為一時運休と放送していた。13:45高尾山口駅に着く。トイレする暇もなく 13:47の特急に乗った。まあ、飲んだ水分は汗で出てしまっているので、トイレに行っても出ないがねぇ。調布で乗り換え。15:05帰宅。

七ツ淵から底沢峠道までは藪道と思ってましたが良い道でした。奥高尾の縦走路に出ると、走る人が多いです。走る人は暑くても頑張るのでしょうか?。特に城山は日影から走って来る人が多く、食事中も上がってくる人達が多かったです。高尾山に近づくと家族連れも多くなってきます。下山中、雷が鳴っているのに登ってくる人が多くて、ちょっと驚きです。高尾山の高さで、この暑さなら、濡れても気持ち悪いだけでしょうが、子連れは他人事ながらちょっと心配ですね。アオフタバランを初めて見ましたが、花は終っているようでした。