高柄山


11月の倉岳山北西尾根に続いて前道志です。鳥屋山北尾根 (上からの下り口は赤旗で止めてある) の様子を確認したいのと、北尾根を登ると近いので、これを登り、鳥屋山から寺下峠、矢平山、大地峠を経て高柄山へ登ります。下りは時間があれば旧矢野根峠から田野入に下ってみたいのですがどうなるか?
日時: 2020年12月08日(晴)
晋 万
5:59に乗って出る。調布で15分待ちなので次でもよいが京王はよく遅れるので早くした。調布 6:25発。高尾に着いたら、JR 7:07発甲府行はもう入線していたので、乗って車内で朝食。相模湖を出た頃には朝食終わり、靴や上着など、ちょっと準備する。7:32梁川着。山支度は他に 1人。準備し、トイレして 7:40出発。7:45神社への分岐。神社への道は通行止めになっていた。橋の手前で右への道を分け、橋を渡って左へキャンプ場への道を分ける。7:55倉岳山への登山道入り口を通過。斜面がコンクリート格子状の崩壊止めになっていて醜い。崖が崩れたのかな?。すぐ先で唐栗橋を渡り、進んで「待ち合わせ場所 7」の少し先にテープがある。ここが登り口 8:00。シャツを脱いで手パッツして取り付く。

鳥尾山に到着
笹を掴んだりしながら急斜面を少し上がり、左上に上がって尾根に出る。ピンクのテープがある。7−8分急登して少し緩み、右から来る尾根に出て上がると 478m 8:15。530m付近で尾根は右へ 8:25。紅葉が残っていて日が当たると綺麗だ。北尾根なのであまり日が当たらないのが残念。686mへの登りは右がモミの林だ。桧や杉と比べて木肌が白っぽい。8:40 630mくらいの尾根がやや右へ行くところでちょっと休んでお茶を飲む。8:50 686m付近。385の石標がある。右側の紅葉に日が当たって綺麗。下弦の月が見えた。少し下って 760mまでの登りはザラザラした急斜面だ。ロープがある。760m付近から少し緩み、9:05 鳥屋山 808m に到着。赤い旗の裏側に登り着いた。ホ!と一息つき 9:10寺下峠へ向かって出発。

木の間から富士山が見える。右側は広葉樹で葉が落ちている木が多い。すぐ三角点への尾根を分けて左寄りに下る。9:20 740mくらいからは紅葉が残る。ミズナラも残っているがイロハモミジが綺麗だ。右は南斜面なので日が当たる。登って舟山 818m 9:40。植林地を下って寺下峠 711m 9:55。763mへは今日は巻かずに上がる。登りは結構な急斜面だった。763mは丸ツヅク山とあり 10:10、お茶を飲む。緩く下って矢平山へ向かう。高いイロハモミジの紅葉が青空を背に綺麗だ。コブ一つ越えて矢平山への登りにかかる。岩のある急斜面を登って一息つくと富士山が綺麗に見えた。そこからもう一度急斜面を登る。10:25大岩の前に出て左側を巻くと少し緩む。思っていたよりも楽だった。10:35矢平山 860mに到着。この高さでは木々の葉はほとんど落ちている。富士山は枝の間から何とか見えた。お茶飲んで一息つき三角点の写真など撮って 10:40出発。

緩く下って 10:50大地トンネル分岐。少し上がって甚之函山分岐。下に見える旧大地峠まで下ってみた。下って 5分弱。四つ辻になっている。(新)大地峠へ向かって巻道を歩き、分岐から尾根を下ってくる道と会う。右下に林道の見える道を歩いて 11:05(新)大地峠。大丸に向かって登る。3分くらいで金山峠分岐。前回はここから戻ったが今日は進んで 11:10大丸。昔は大地展望台と言った。大きなモミの木がある。下って一旦林道に出る。降り口は少し崩壊しているがロープがあって問題ない。少し左に行って高柄山方面へ向かって下る。北が開けると四方津のコモア住宅地が良く見える。山は扇山からその奥の権現山の稜線がきれいに見えた。11:35 710m圏。三角点と似た標石があった。下りはザラザラして滑りやすいのでロープがある。少し上がって金山方面への分岐 680m。その先が千足峠 11:40。

右に綺麗な紅葉を見て登ると高柄山 733m 11:50。山梨百名山だ。山頂手前で上から賑やかな声が聞こえたので団体がいるかと思ったが、3人連れと単独の人。3人はすぐ出て行って、単独の人はここで食事。我々の後から 1人上がって来た。山頂には派手な赤い祠があった。東尾根方向へ 3-40mほど行ったところで昼食にした。食事中は日が当たって暖かで風も無く良かった。終わって片付けしていると大きな雲が出て陰って来た。下りは旧矢野根峠へ行くのはやめて、上野原に出ることに決定。御前山に登るかどうかは分岐で決めよう。12:45出発。また 1人上がって来ていた。

立派な鶴島のムクノキ
紅葉はあるが日が当たらないので地味だ。晴れたらすごいだろうね。滑りやすいトラバース道があったりしてロープが張ってある。この付近も紅葉真っ盛りだが、晴れてないのでちょっと残念。登山道に枕状溶岩があった。13:15矢の目。少し上がったところで写真を撮っている人がいた。山頂で食事していた人だ。前方に四阿が見え、上がって新矢野根峠 13:20。旧矢野根峠方面はロープで止めてあった。ここは日が当たって黄葉が綺麗だ。御前山方向へ下る。少し下ると尾根筋を離れて斜面のトラバースになる 13:30。滑りやすくて嫌な道で、尾根筋の方が楽だろうと思うが多分ゴルフ場の関係なのだろう。13:35尾根筋に戻るとゴルフ場のフェンスが続く。フェンスが終わった先から右に沢筋に下る。13:45最低部。沢筋を少し行ってから右へ上がる。すぐ急な登りになった。崩れていてロープを頼りの場所もある。14:00 430m付近に登り着くと、なんと、ヤマツツジが咲いていた。ビックリだ。少し下って御前山分岐 14:05。

御前山へ 15分とあるので、山からも直接下れるし、登ることにした。道標の柱に「御前山 展望なし 急坂注意」とマジックで書いてあった。なかなかの急斜面で、ザラザラした滑りやすい道なので気を付けて登る。14:15 御前山山頂。カヤトの狭い山頂だ。四等三角点。お茶飲んで 14:20出発。地図で見ると高度差 100mほどのすごい急斜面だ。少し平坦を進むと石祠がある。前に梵字を彫った板碑型の小さい石が置いてあった。ここから急降下。ずっとロープがある。落ち葉もあって滑るし岩もあるのでロープを頼りに慎重に下る。途中にミヤマシキミがあり赤い実がなっていた。14:40やっと落ち着く。ここにも枕状溶岩があった。14:45墓地の上の車道に出た。

駅に向かって車道を行く。石仏等が集めてある場所があちこちにある。道を作った時に纏めたのだろう。14:55駒門薬師堂。橋を渡って島田小学校の角に「鶴島のムクノキ」と道標があった。行ってみることにして右折する 15:00。少し行って男の人がいたので聞くと歩いて 10分位とのこと。進んでT字路を右折、橋を渡って左折すると左にムクノキがあった。道標から 500mほど、7−8分。この道は御前山分岐から下ってくる道だ。新矢野根峠の手前で会った人が丁度降りてきていた。県下最大という立派な木だった。根元に庚申塔がある。宝永2年かな?それならかなり古い庚申塔だが。

15:20小学校まで戻り、桂川橋を渡って駅へ。南口に出来たバス停の様子を偵察してからエレベーターで上野原駅へ上がる 15:30。15:44に乗る。高尾で京王に乗り換えると 2018年から導入の 5000系の車両だった。通常列車としての運行なのでロングシートにしてあったが座席が良くて気持ちが良かった。調布で乗り換え。17:10帰宅。


鳥屋山北尾根は上の方のロープのあるザラザラ急斜面は嫌でしたが特に危険もなく、わざわざ赤旗で止めてあるほどの理由はよくわかりませんでした。登山道が山頂で折れ曲るので真っすぐ入ってしまわない様にしているのかもしれません。尾根筋の縦走路では今日も素敵な紅葉が見れました。矢平山の登りは前回はすごく緊張しましたが今日はあまり緊張せずにすっと登ってしまいました。御前山は登りも下りもなかなかの急斜面でした。特に上野原への下りは高低差 100mの急斜面で緊張しました。結構長時間歩きましたが、まだ余裕もあり、最後は寄り道してムクノキの巨樹も見ました。高柄山までは誰にも会わず、下りも矢の目の先で会ったのは山頂で会った人だったので、結局、今日会ったのは高柄山山頂で会った人々だけでした。