滝子山 南稜
10月以来一ヶ月ぶりの山は、滝子山でした。笹子駅で降りて、吉久保から大鹿沢へ入り途中のトゥモロウランドの方に入り、尾根に入ります。静かな良い道でした。東稜よりも少し道は良いです。途中に富士山の良く見える所もありました。
日時 1998年11月14日
晋 万
約一ヶ月ぶりの山行き。何処に行こうかと迷ったが、前から行きたかった、滝子山の登ったことのない所(南稜)から行くことにする。朝、若葉台2番に乗る。起きるとまだ暗い。こんな季節になったものだ。天気は非常に良い。横浜線、中央線も登山者が少なくなった。これから我々のシーズンだ。最近は藪山に凝っているような気がする。笹子で下車。10人くらい下りる。7:10出発。桜公園で、ハンターの人に会った。明日から、許可が出るので今日は下見という。楽しみなんだ。
7:45 トゥモローランド入口着。前はここに滝子山への案内板が出ていたが今はない。後ろから来ている人が、何処に行くのだろうと見ていた。ビデオを持った人が先行するが直ぐ抜く。トゥモローランドは、入口直ぐ。四輪駆動車でないと上れないような急坂の道を上がるとすぐの別荘地だが、二棟しか建っていない。ここには登山道の案内板がある。
8:05 林道に出る。ここまではのんびり気持ち良い道。10m ほど右に登り口。下りの入口は、目印が無い。知らない人は、林道を行ってしまいそう。ここからの登りはなかなか厳しい登りになる。
9:00 岩小屋がある。荒天の時は、ここで寝れるだろう。この辺は紅葉が奇麗。どんぐりの実生が多い。結構芽が出ているどんぐりがある。初めてどんぐりの芽の出方が解かった。一度見つけると一杯ある。結構岩が多いいし直登なので高度を稼ぐ。9:20 休憩。富士山が良く見える。美しい。まだ雪が少ない。南アは、農鳥から、塩見、赤石、悪沢、聖、手前に笊、向うに光方面まで良く見える。少し登ると、北岳、間ノ岳も見えた。鎖もあるが、結構赤テープがあり道は鮮明。9:40 山頂からの稜線に着く。
1000m 位は今丁度紅葉が真っ盛り、上は終わり、下はまだ三段階だ。風がある。結構岩の出た尾根であった。面白いコースである。
滝子山山頂から。左は、黒岳。右は、雁ヶ腹摺山
9:55 山頂。誰もいない。景色最高。雁ヶ腹摺山が直ぐそこ。大峠を挟んで黒岳。あそこでテント張ったんだと思う。テントから見た朝の富士山の写真は居間に飾ってある。滝子山山頂北側の木は切ってある。以前は切ってなかったが、おかげで展望はぐっと良い。でも本当にこれでも良いのか一寸疑問もある。奥秩父もみえる。360度全部見える。感激だ。ここに来て、誰もいなくてこんなに全部見えるのは、初めて。寒くも無いし。山頂は、全部葉が落ちている。御正体山の向こう、右奥にみえるのは伊豆の山だろうか。
一人あがってきたのをしおに、10:10 出る。大谷が丸に回ることにする。下りで一人会う。
鎮西が池の所は 5人いた。神社は奇麗になっていた。少し行くと笹子分岐。小屋はつぶれていた。ここから大谷が丸へ向かう。道はやや藪勝ちになる。こちらは、紅葉より、唐松が多いので黄色である。落ちている木もあるがまだまだ。大谷が丸は直登で登る。
山頂は 11:10ー11:55。 ここで昼食にする。昔に比べて結構人がいる。朝、一緒に笹子駅を出て、トゥモローランドの所で我々のことを「何処に行くのかなあ?」と見ていた人もここにいた。曲沢峠から来たそうだ。滝子山南稜のことと、大谷が丸から回り道せずに直接で滝子山方面に行く行き方を教えてあげる。(大谷が丸山頂にある滝子山方面の道標に従って行くと回り道。)
風が出て、食事中にも、唐松の枯れ葉がお茶に入り込む。湯の沢峠方面から来る人も多いし向かう人も多い。11:55 下りはじめると、山頂に比べて風が無く、暖かい。少し下の風のない所で昼食を食べている人達がいた。その方が良い。
12:35 曲沢峠。看板が又増えている。大鹿山を越えて大鹿峠 13:00着。ベンチあり、お茶飲んで一寸休む。13:10 まで。大鹿峠から田野地区に下りる。13:50 田野氷川神社。まあまあの神社。13:55 田野に出る。土石流注意の看板のある所の、個人の家の庭を抜ける感じ。小さな大鹿峠の道標あり。上り口は知らないと分かり難い。
14:00 景徳院の前。甲斐大和駅までの道は昔に比べて広くなって奇麗になっている。前にサツマイモを頂いた家は建て替えて奇麗になっていた。14:30 甲斐大和駅着。2時台の上り電車は一本しかない。次の上りは 15:07。40分有ったので、駅員さんが暇つぶしに村の写真集を見せてくれたので見ながら話をした。写真集の中に、駅すぐ下の、諏訪神社の本殿の彫刻があり、立派なので見に行くことにする。龍、兎、老人 象 Etc・・・良く出来ている。なかなか良かった。この神社の前は何度も通ったが初めてみた。聞いてよかった。
15:07 に乗って 17:00 過ぎに自宅に帰った。
久し振りの山行きだったが、気持が良い山だった。