滝子山
約1ヶ月ぶりの山行です。天気が悪かったり、用事が有ったりで行けませんでした。何処に行こうかと考えましたが、夕方から天気が悪くなる予報ですしバスを利用しないで、中央線の山なら滝子山が最高です。何度も登った山なので、一寸違うルートで北方川から登り、下りは浜立尾根にしました。北方川は昔の滝子山登拝路で破線がありますが、上部の穴沢山の尾根に出るところは道が無くなっているとの古〜い情報のみでした。なかなか面白いコースでした。
日時 2002年7月13日(曇り時々雨)
晋 万
日曜日より土曜日の方が天気が良いとの事で決行。4:30起床。もう明るい。5:00過ぎ家を出る時に日の出。いつもの通り、6:15高尾発に乗っていく。7:00初狩着。降りた登山者は、我々と他に一人。準備をして 7:05出る。 甲州街道を笹子方面に向かう。7:30 立河原。途中から小雨が降る。中央高速の下で左右に分かれる分岐は左の沢沿いの舗装路の方に進む。
登山道入口
雨は結構降ってくる。天気は悪いがこのルートの確認だけでもと先へ進む。7:45鉄塔分岐。穴沢山の尾根へはここから入れそう。我々は真っ直ぐ舗装が終る終点まで行く。左へ橋を渡ってすぐに祠。今日の無事を願う。踏み跡は左へ上がるが、沢を渡る方にちゃんとした道がある。渡り返して右の沢沿いに行く。橋を渡らず正面に小堰堤を越えて行くのと同じだ。草に覆われた踏み跡を進む。雨の為服が濡れる。暫らくすると植林地になる。7:55 公社分収造林地の看板は右に。植林地の中を進む。8:05右の沢向うの尾根に鉄塔が見える。
8:10炭焼き窯の跡がある。道はすっきりしている。8:15沢に出る。沢を渡り3-4分沢沿いを行くと、沢の左岸に道がある。ここで水を汲む。結局ここが最後の水場。雨は途中で止んでいた。道なりに進み 8:25 赤テープがある所で右に上がる。下草木もあり良く手入れされた植林地。ジグザグ道も心地よく切ってある。8:40 又石組の残った炭焼き窯がある。ここから道は不明瞭になる。はじめは右へ。所々黄色のテープがある。植林地のはずれになって木が多いので顔にバシバシ当る。尾根まで、すぐの感じだが、上が見えないのがつらい。藪が濃いので元の炭焼き窯跡まで戻る。
今度は左へ。歩かれて無いのでふかふかしているが一応ジグザグ道があった。しかしすぐ消えて、後は植林地を直登。下草が無いので上が見える。途中山腹をからむちゃんとした踏み跡があるが、直ぐなので其のまま直登した。9:00尾根に出た。20Mくらい右に山火事注意の立て札。其の20Mくらい右に薄い踏み跡がある。ここから炭焼き窯跡附近に下れるのだろうか?。更に右に行くと、954M の四等三角点のある穴沢山 9:05。下りの様子を見ると岩尾根(右の写真)。登りに取った方がよさそう。冬向きかな。9:10出る。
尾根を進む。9:25鉄塔。東を見ると、岩殿山は遥か下、百蔵、扇、権現山がよく見える。残念ながら富士山方面はだめ。少し休憩。9:30出る。9:35通常の登山道に出る。台風の影響か風が強いが、暑くないので良い。10:10桧平着。富士は雲の中。薄日がさしてきた。今日はここから新道へ入る。何時頃出来たのだろう、新道は。1500M位でガスの中へ入る。ガスは来たり晴れたりだ。
新道はまだ道は踏み固まっていないが、ミズナラの大きな木がそこかしこにある中を歩くので気持ちが良い。上のほうはトリカブトが多い。途中下山者に出会う。早いなー。新道と今までの登山道が合って、最後の急登を登ると 10:50三角点。10:55滝子山山頂。一人先着。寂尚尾根から来たそうだ。時々雲が晴れて富士山が見える。大谷が丸方面も時々見える。早速昼食。桧平からシャリバテだったが、良くここまで持てたものだ。
山頂からの富士山
暫らくは我々二人だったが、食事中に続々人が来た。男ばっかりだ。8〜9人来た。寂尚尾根からの人が多い。出発する頃にはガスが取れて、富士山が良く見える。雪は殆ど無い。11:40出る。11:50寂尚尾根の入口。5〜6人が休んでいた。薄雪草が多い。この辺ではシモツケソウがまだつぼみ。この先は道が少し細くなる。寂尚尾根は今はメインルートになっている。12:05浜立山(多分)。ここから下りになる。唐松と広葉樹が混じっている。ツツジの木も多い。春、秋に来たら良さそう。
12:10直進が止めてありテープがある。ここで左に折れる。踏み跡をたどる。一寸怪しいなーと思ったところには黄色のテープがある。12:35テープ分岐。右の方が主だがこの尾根を完歩すべく左に行く。少しで赤テープが一つあり。薄い踏み跡を進む。テープは無い。途中万は先が不明で心配、顔がこわばっているし、転ぶ。結局予定の尾根より一つ左(東)の尾根を下ったことになった。この尾根は末端が沢になるので入りこみたくなかったし、実は一寸心配していたが、尾根の末端で沢を渡ると、良い道になった。植林地の中。じきに林道に出る。
下りている途中に又又雨になる。13:20 林道の所で雨具をつける。始めは上だけだが結構降ってきたので、すぐにズボンも履く。桜公園の前を通り、高速道路を渡ったところの農機具小屋でおじいさんと話をしながら 15分休憩。登山道の整備や、道標を書いているとか。この附近にある青と白の一寸派手な道標はこのおじいさんが作ったそうだ。お坊山への登り口の付け替えも去年この人が若い衆を動員して造ったと言っていた。話が面白かった。14:00出る。笹子発14:17には間に合わない。
次ぎの電車は14:59発。時間もあるので、笹一酒造によって見学した。笹一に寄るのは始めて。笹一に行く途中に雨はあがる。雨具を脱ぐ。14:45笹一を出て駅に。駅近くで、万は足が痛くなる。良かった山の上でなくて。14:59は大月止まりだが、すぐに快速東京行きが出る。自宅に17:15着。36700歩。
感想
滝子山は、本当に良い山です。今や、寂尚尾根はメインルートになりかけているみたいです。良いルートだし近いから。でも、おじいさんは、勝手にルートを作られて、安全対策もないし、事故があると地元に迷惑で困るのだと言っていた。滝子山はどのコースを取っても良い山です。