滝子山 2018-05


ネットで見ると5月5日に登った人がイワカガミ満開とありました。でわ、と滝子山寂尚尾根へ行くことにしました。2日間天気が悪かったのですが、昨日は良かたのでたぶん登山道は大丈夫でしょう。今年は花が早いので、もう終わっているかもしれませんが、久し振りにイワカガミが見れる事を期待して出発です。帰りは体力を考えながら決めることにしました。
日時: 2018年5月12日(晴)
晋 万
4:30起床、もう明るい。5:32若葉台から乗る。調布、北野乗換て高尾へ。高尾 6:20着、6:30大月行に乗る。電車でおにぎり。大月 7:06着。7:21の松本行にのる。季節も良いし、土曜日なので満員。これに高尾から乗ったら多分座れないだろう。電車から見ると笹子川沿いにはニセアカシアの木が多く、白い花が満開。笹子 7:33着。笹子駅で登山者が沢山降りる。男性トイレが長い列珍しい。すぐに出発 7:35。気温は 18度C。

ヤマツツジが綺麗
20号線を東へ歩く。途中、笹子川沿いにはニセアカシアの木が満開だ。7:50吉久保入り口で左へ。7:55神社。8:00中央高速を過ぎる。桜公園には駐車している車が数台。8:05大鹿川の橋を渡ると右への分岐あり、これを入ると、多分、峰の山へ行けるだろう。すぐ寂尚庵入り口。一人そちらに入っていった。この人も寂尚尾根だ。我々は少し先の植林地から入る。8:10右に寂尚庵(トゥモローランド)の廃屋を見て上がっていく。8:25鉄塔 750m。今日は晋はあまり調子よくなく、ここまでで息を切らしている。水を飲んで一息つく。前方に 3人見える。ここで 1人に抜かれた。この付近で植林地を抜けて自然林になる。もう 1人先に行って前は 5人になった。8:35林道。後ろから一人来た。

8:50 980m位で平坦になる。ヤマツツジが咲いている。ここで後ろの人が先に行った。ヤマツツジが結構多い。上がっていくと一人休んでいて、晋が追い抜くときに丁度出発しそうだったので、先に行ってと言ったら写真撮りながらだからゆっくり行きますと言うことだった。1150mくらいではヤマツツジはまだつぼみも多い。9:20 大ブナのところ 1170mくらい。9:30松の木のところ 1250mくらい。9:40トウゴクミツバツツジが出てきた 1300mくらい。鳥獣保護区の看板があり、ここから岩が出てくる。先ほどの人も追いついてきて後になり先になりして登る。少し登って平坦になり、ミツバツツジとヤマツツジが混じって咲いている。その先から岩尾根になる。

まだまだ元気なイワカガミ
9:55岩場の登りになった。右から岩場を登ると登り切る直前の斜面にイワカガミが出て来た。ここは一株二株だが綺麗に咲いている。良かった。登り切って 10:05富士山の見える岩場に到着。1430m位のところだ。富士山が綺麗に見えた。南アルプスも良く見える。この辺りから 1500mくらいまでの間にイワカガミが沢山ある。花が終わっていないかと心配して来たが、満開だ。大きい方の一眼レフを持ってきて正解だった。ミツバツツジも満開。イワカガミを楽しみながら 10:30浜立尾根に到着した。少し左(西)に行くと南が開けたところで富士山が綺麗に見える。東へ歩き頂上へ向かう。この尾根のミツバツツジはつぼみ半分だ。

10:55滝子山山頂。数人が休憩していた。富士山が綺麗に見える。この時期は靄っていることが多いが今日はスッキリしていた。北側も雁ヶ腹摺山から大岳山まで良く見えた。西側は木が有って見えにくいが、山頂の東寄りに行くと木の右側に八ヶ岳、奥秩父金峰山が見える。山頂で昼食にする。晋はすこし食欲が足りない。おにぎりはなんとか食べたがおかずはあまりたべられなかった。食事中も人がどんどん登ってくる。一般ルートからも、浜立尾根方向からも来る。大きな団体が来たのを機に 11:40出る。今日は鎮西ヶ池から造林小屋跡を経てズミ沢に出て、滝を見て下る事にした。

下って分岐を左に行き 11:50鎮西ヶ池。この池、昔、稚児が池と言ったような気もするが、今、調べても稚児が池は出てこないから思い違いかな? 1-2分で造林小屋跡。ここから左へ防火帯を下る。夏は背の高い草地で蝶々も多いが、今は裸だ。所々にマルバダケブキが芽を出している。正面に八ヶ岳が見える。12:00大谷が丸分岐。結構登る人が来る。12:10沢に出た。ハシリドコロが群生している。毒草だ。沢沿いにしばらく歩く。炭窯跡があるが真ん中にかなり太い木が立っていた。12:20造林小屋跡。まだ取り片付けていない。12:25沢筋ルートの分岐。沢筋は難路と書いてある。我々は迷わず沢筋へ。尾根筋へ行こうとしていた人が我々を見て後ろをついて来た。

綺麗なモチガ滝
崩れそうな細い道を下っていく。12:30ナメ滝。降りてみた。綺麗で気持ちよい。更に沢筋を行く。ミヤマキケマンが咲いていた。ロープのある急坂を下るとモチガ滝。岩に着いた緑色の苔がものすごく綺麗だ。12:40大滝の落ち口を左にみて、尾根を回り込み 12:45一般道に合流した。道標のある場所だが沢道への道標は文字が消えてしまっている。沢に向かって下っていくと、我々が抜いた二人が前を歩いている。我々が後から来たので何処から来たのと聞かれた。難路と書いてある方を下りたと言って、すこしルートの説明した。

下ってまた沢筋の道に出て、小滝が綺麗な沢筋を行く。13:00右から沢が来る。この沢で水を汲んだ。短い倒木帯を過ぎるとガクウツギの白い花。その少し先の足元にラショウモンカズラの紫の花。13:10木橋で沢を渡るところには上流側に滝があり、地元の笹子小学校の三丈の滝と言う滝名板があった。小さいが綺麗な滝だ。13:25木橋で沢を渡り、少し上がって林道に出た。登山者カウンターがあるので万が二人分押した。登山道入り口の地蔵には「此方たの道」とあり、この林道が、大鹿峠を越えて田野に出る昔の道であることが分かる。

ここからは林道を下る。13:35峰の山方向への林道分岐。沢側のオニグルミには花が咲いていた。雌花と雄花がある。ハクウンボクも満開。13:45姥神。13:50寂尚庵入り口。13:55桜公園。セミが鳴く。ジーコジーコと鳴くのはハルゼミだ。高速道路を過ぎて 14:00神社。14:05吉久保入り口で20号線に出る。14:15笹一の前を通過。温度計は24度C。日差しがあって暑いくらいだ。

14:20笹子駅到着。体を拭いて着替える。水道の水が熱い。万はやけどしそうになった。晋はそのあとだったので丁度良い温度になった。14:35の高尾行に乗る。珍しく高尾まで特急にも抜かれずに先着した。上野原あたりからは結構混んで立っている人も多かった。高尾から京王に乗り換え。調布乗り換えで帰る。16:35帰宅。


イワカガミは終わっていないかと心配でしたがまだまだ満開でした。沢山あって良かったです。見るために道が出来ていました。多くの人が来るのでしょうが、踏まれることが無いと良いですね。下の方ではヤマツツジが満開、上の方ではトウゴクミツバツツジが満開でした。天気も良く、今の時期では珍しく靄っていなかったので、富士山、南アルプス、八ヶ岳が綺麗にみえました。新緑が素晴らしいかったので、ズミ沢のナメ滝もモチガ滝も新緑に映えました。