トクモリ南尾根 - 笹子雁ヶ腹摺山


11月にお坊山の南尾根を登ったおり、米沢山に行く途中黄色いテープがありトクモリ山 (お坊山から来ると単なる通過点の感じ) に南から直接登れる事がわかりました。わからない時は登るに限ります。地図を見て、国道20号線の新笹子トンネルのそばにある変電所の所から鉄塔巡視路がある筈なのでそこから登れるのではないかと見当をつけました。久し振りの山行なので、山行としては余り長くなく丁度良いかなと思います。山頂に着いてから下山を考える事にしました。
日時 2004年12月18日(晴れ)
晋 万
海岸線は雲が多いが内陸は晴れの予想。若葉台 5:27発で行く。横浜線、中央線も登山者は少ない。朝早い為なのか年末の為なのかわからないが....。6:15発 の電車はガラガラ。車内で朝食。笹子駅 7:05着。我々の他に男性の登山者二名が下車。準備をして出発。国道 20号線を甲斐大和方面に歩く。公民館前バス停の所の橋は渡らず、そのすぐ先の橋を渡ってから左に 20号線方面に登っていく 7:35。ちょっとだけ近道。

入り口
20号線に出てトンネルに向う。笹子と言うドライブインが右にある。歩道がないので注意。気温 3度Cと掲示してある。トンネル入口の手前を右へ。橋を渡るとすぐ右に踏み跡がある。ここでも良いが、少し先へ進み変電所の脇の NO.15への巡視路から登る。準備をして出発 8:00。白い標柱に左にと書いてあるので、左に行くがここは植林地で暗いし、仕事道が走っているので、上へ向う道を拾いながら上がる。

少し上がって、右にトラバースすると、橋のたもとからの道と合う。テープがある。橋のたもとから登った方が仕事道がなくてすっきり登れるかも?。植林地は枝打ちがしてあり、下草もなく綺麗だが、急斜面丸見えで一寸怖いくらい。植林地を抜けると NO.2の鉄塔。正面に大沢山が良く見える 8:10。

岩場を登る晋
又、植林地に入り、少しで右が広葉樹になると、右の林の中に鉄塔あり 8:15。踏み跡はしっかりある。8:25 936M、葉は全部落ちている。左に笹子雁ヶ腹摺山。下って、鞍部からの登りはチョットした岩場。岩はもろいが木を使って慎重に登る。久し振りに緊張。岩の上に登ると左へ下る巻き道 (黄色いテープ) があった。巻き道の登り口には気付かなかった。下る時は岩の上で右へ下ることになる。

進むと、赤紫の色が見える。万が花が咲いていると言うので見るとミツバツツジが咲き初めていた。蕾が膨らんでいるのもある。早いのでビックリ。少し行くと、踏み跡は右に行っているが、尾根をはずさないように登る。テープは無いので注意。9:10 1050M 付近で左からの尾根に乗る。ここには赤テープがあるしすぐ下にもテープがある。下りは直進しそうになるので、テープがあるのだろう。

どんぐりの実が多く落ちていて、たくさん芽が出ており踏むのが可哀想なくらい。双葉になっているのも少しある。山腹をからんでいく踏み跡が所々あるが、かわまず尾根を行く。直登になって落葉もあり、結構苦しい。特に踏み跡もなくなり適当に歩く。真後ろに富士山がだいぶ見えてきた。1300Mを少し超えて一休み 9:25。南アが少し見える。右手にお坊山の南尾根が良く見え、最後の登りの手前の松の木が良く見える。

ひと登りでトクモリ 9:40着。最後の登りは広くて適当に上がったのでテープの所には着かなかった。どちらに行こうかと思ったが、笹子雁ヶ腹摺山方面に行く事にした。下りですぐ人に会う。何処から来たのだろう。早い。我々に何処からと聞いてきた。稜線に出ると風があり少し寒い。霜柱も 3CMくらい。10:05 米沢山。南ア、八ヶ岳が良く見える。雪が少なさそう。左は富士山。

鎖場のある急坂を下りる。最低鞍部をすぎて展望台 10:25。今日登ったトクモリ南尾根が全部見える。右手に富士山が綺麗。写真を撮って出る。この頃から人によく会う。急登を登って10:55 笹子雁ヶ腹摺山着。誰も居ない。一寸早いが昼食にする。反射板の少し上が風も来なくて良い。落葉しているので山頂からトクモリ南尾根、お坊山南尾根が良く見えた。今日は山が良く見える。正面に大沢山その後ろに富士山。歩いた事のある稜線をあちこちチェックしながら食事。食事中に笹子峠から一組、笹子から一組くる。それぞれ昼食を取っている。

帰りは鉄塔の尾根を甲斐大和 (初鹿野) に下りる事にする。大団体が来たのを潮に出発 11:35。11:40 鉄塔。この鉄塔を作っている時には資材置き場と飯場があった。その頃の事を知っている人も少ないだろうね。今は小屋があったのがわから無いくらいになっている。ここから巻き道を行かず尾根を行く事にする。11:55 小路沢の頭。今日は小路沢の尾根は下らないので先へ進む。小路沢の頭から下るときは山頂から真っ直ぐに下りて行くのだが、少し先に、直下しなくても良いように巻き道があった。覗いて見たが、沢の詰めの上をトラバースするのが嫌な感じなので、多分山頂から直下した方がましだろう。

尾根末端を降りた所
気持ちの良い雑木林の尾根を歩いて笹子峠上の鉄塔に着く 12:10。巻き路方面に休憩している人が居る。ここから甲斐大和へ下る。ここを歩くのは久し振り。少し下ると左が開けて、日陰雁ヶ腹摺山が良く見える。初めてここを上がった時は何年前か ?。1000M 切ったあたりには白樺がある。この尾根は鉄塔に沿っているのは覚えているが、こんなに沢山鉄塔があったのかと思う。でも道は綺麗でわかりやすい。最後の鉄塔 13:00。何処に出るか楽しみだ。二人で堰堤の所だねと話ながら下る。

下ってみると、ものすごく綺麗な道。最後はセメントの道になって、13:05 国宝山養真寺の少し上に出た。ここは何処だ。道路に駅を指す道標あり。今まで登ったり降りたりした場所と全然違った場所だがここが本来の登り口みたいだ。登りにとる時は旧 20号線を歩いてきて、旧駒飼宿本陣の看板があるところから左に折れお寺に向い、お寺の前の路を真っ直ぐあがれば良い。

電車の時間をチェックして駅に向かう。13:34 に乗る事が出来た。20号線を渡って駅近くの諏訪神社で水を汲む。時間が早いので山帰りの人など少なく電車はガラガラ。高尾、八王子、橋本で乗り換えて自宅には 15:40着。意外に早かった。久し振りなのでこのくらいが丁度良いかな。

感想
天気も良く、風もほとんどなくて、冬の陽だまりハイキングの感じでした。時間が早いので山頂以外はそんなに人にも会わず気持ちの良い山行でした。38,666歩。