鳥屋の丸・御前の頭・梅久保山(花咲山)


去年鳥屋の丸に登ってから、その付近の面白そうなルートとして、鳥屋の丸の南尾根から大月までの縦走をやって見ようと思ってました。鳥屋の丸までは西奥山から鳥屋の丸までの南東尾根ルートが未踏なのですが、今日は長いので一般ルートから鳥屋の丸に登ることにしました。藪があるかもしれないし、日の長くなったこの季節が良いと思いました。山桜は早いでしょうが、ツツジはどうでしょう。
日時 4月9日(快晴)
晋 万
ハマイバ行きのバスは大月 7:16発。4:30起床。今はこの時間では少し明るい。5:27発若葉台、八王子、高尾で乗り換えて大月へ。気候が良くなったので、そこそこ登山者が乗っている。車内で朝食。大月には 6:51着。7:16発のバスは我々と真木川の渓流釣りに行く人と 3人のみ。7:40桑西の先の登り口、民宿板屋の看板のところ、で下ろしてもらう。

準備をしていると、民家の人が何処に登るのと聞く。「鳥屋の丸」と答えると、最近は登る人が多いとの事。反対の大久保山方面も人が来るとの事。色々なコースを登っている人も多くなったものだ。支度中に折り返しのバスが戻ってきた。7:45出発。

笹が小さいので良く見えた山頂の道標
民家の前で水を飲んでボトルに汲む。登山道の入り口の看板は掛替えられていた。林の中、足元はジャノヒゲが多い。8:05 テレビアンテナの下を通過。ここはバラ藪になるところだが今はまだ大丈夫。少し上で左へ上がり尾根に出た。8:20 カケスが 3羽飛んでいった。時々鳴き声が聞こえるからカケスは多いのかもしれない。尾根は直登の急登。足元にはどんぐりが多く、芽生えている。双葉になっているものもあるが重いので起き上がってない。見ながら栗の双葉はどんなだろうと想像する。

8:40 ぼそぼそと笹が出てくる。山頂の手前で右から上がってくるのが南尾根。ここに道標がある。前に登った時もあったはずだが覚えていないので、ここに着いたのかどうか万とちょっと論争。倒木の脇のブナに山名板 1205M。少し先まで行ってみた。倒木を右に乗り越えるとすぐ踏みあと。藪を少しで植林地。左へ下る踏みあとは巡視路。少し先まで行って、西の開けたところから滝子から大谷が丸の稜線が高い。手前の大久保山・岡松の峰はここと同じ位の高さに見える。

BACKに微かに富士山の御前の頭山頂
鉄塔までは行かずに道標に戻って 9:00 下りにかかる。御前の頭 (ごぜのあたま) に向かう。9:10 1080M付近で西奥山への尾根を分ける。このあたりから御前の頭への尾根に乗るのが地図では一寸難しそうに見える。地図を見ながら慎重に行く。踏み跡なりに下ると西よりの尾根に乗った。やややせてくる。どこで左にトラバースしようかと思いながら下ると 980M位で踏み跡は左へ。あったあったとそこを下る。前方に尾根が見え踏み跡はそちらへ向かう。その尾根が 920M圏の御前の頭への尾根だったのでそのまま行けば良かったのだが、今 950M位だから、前の尾根は南東への尾根である、それに乗ってはいけない、ここから真っ直ぐ下へ行けば御前の頭への尾根に乗ると思ってしまった。実はもう少し下まで下りていたのだ。真っ直ぐ下りようとしたが、万が色々言うので、真っ直ぐ下りずに戻る感じですすみ、又、元の尾根に出てしまった。少し下ると明らかに沢に落ち込むところに出たので、その縁を東へ巻くようにして行くと山仕事の踏み跡に出た。それを進むと道は御前の頭を巻いて行くようなので左に上がって尾根に出た。地図で思い描いていたイメージと実際が少し違ったのだった。すっきりと乗れなかったのを万が色々言ったせいにして晋不機嫌。

昼食をした大丸山頂
登りにかかると右に黄色の花。アブラチャン。幹の肌がねずみ色で細かいぶつぶつがある。10:00 御前の頭の北東に出た。道標あり。すぐ左の 950M圏の頂上に寄る。ここには南東から上がってこれると思う。すぐに御前の頭。眼下に間明野の集落が見える。鞍吾山の向うにぼんやりと富士山が見えた。花曇。富士山の右に三つ峠が見え、その右の大きな山や左の山の山名を議論しながら一休み。(三つ峠の右の大きな山は御坂黒岳、左に見えたのは鶴ヶ鳥屋山)。10:15 出発。下ったところで人に会う。一寸びっくり。万が聞くと老人ホームから上がってきて、雁ヶ腹摺まで行く由。

10:20 910Mのところで左に下る。道標あり。アセビが多い道。キツツキのドラミングが聞こえる。ミツバツツジの蕾が膨らんでいる、もうちょっと。850M のところで又道標あり。左へ下る。馬立峠への下りではミツバツツジが咲いていた。10:45 馬立峠。木の葉がまだ着いてないので明るい。真っ直ぐに進んで 10:55 772M。巻き道はあるが一応山頂に登って左へ。11:10 810M。西奥山と真木を指す道標あり、大丸 798.7M と書いている。実際は 798.7mの三角点は少し先だ。ここは西奥山から上がって来れる。ここで昼食。風無く日があたって暖か。のんびり。11:50 出発。平坦なところを 5分ほどで大丸の三角点につく。ここも昼食によさそうなところだ。ここには真木と遊仙橋を指す道標あり。遊仙橋の南のたもとから真っ直ぐあがって来れるのだろう。

真木へ向かう。道は急に藪っぽくなる。昔の道はあるが廃道で、その脇を下る藪道の踏み跡がある。640M位まで下ったところで下に二本柱の電柱が見えたのでそちらへ下るとすぐ下で林道に出た。林道を下ると老人ホームに出るがすぐに左にテープがあったのでそこから下りた。尾根状になって藪道だが踏み跡あり、最後は松林の急坂を下りて橋倉峠の道に出た 12:20。道は右に向かって軽く登るので、そちらが峠と思って行ってみた。ところが左が沢になり、更に行くと左上に人家がある。あれあれと思い、戻る。軽くだが登り坂だったので戻りは下り。下り坂の途中に峠があるのは変だが、さっき下りてきた場所がどうやら橋倉峠だった。

花咲山山頂
下りたところの反対側の蛇籠の石垣の右から入る 12:30。すぐにはっきりした踏み跡になり、初めの2つの小ピークは南西側をまいて過ぎ、634M への登りの鞍部に出た。登りは落ち葉が滑って登りにくい。634M からは左へ一旦下る。花咲山が大きい。13:00花咲山手前の 650M。山頂は省略。花咲山への登り途中にミツバツツジ。道は花咲山と幕岩方面への鞍部の方へ巻いて行くので直登したが、道無く、急でつらい。木を掴んだり、四つん這いで登った。鞍部まで行ってから登り返したほうが、三角形の二辺でも、むしろ楽かな。13:20 花咲山 761M。下にゴルフ場が見える。祠あり、祠の前に陽物をかたどったと思える 30CM 程の石あり。それでこの祠は金精様といわれる。一休み。13:35 出る。

一下りすると昔の峠(花咲峠)。馬頭観音あり、年代を読もうとしたがどうも読めなかった。14:05 叉平山 (さすでいらやま)。右のゴルフ場側は岩みたいで、いかにも山頂という感じの山だ。この辺の岩はれき岩。14:10 三角点過ぎて少し下ったところから右へ。浅利への尾根は止めてあった。くだりではイカリソウが咲いていた。中央高速の音がうるさくなって来ると笹薮の道になり最後は笹のトンネルを抜けて祠のあるところに出た。眼下中央高速。右にテープがあったので下るが、藪。笹を掻き分けて下り 16:35 中央高速の脇の道に降り立った。左へ行くと先ほどの祠を頂点として広がる法面の反対側の下に出た。祠からは左に下ったらここに出たのでその方が正解。

道は左に曲がってすぐ三叉路。右に行くと高速道路の下をくぐり、左に下る細道あり。下りて行くと民家の間を通って富士急バス浅利消防会館前バス停に出た。15:00 大月駅。ほぼ予想通りの時間だった。15:25 東京行きに乗って八王子、橋本と乗り換えて帰宅 17:15。36,000歩。
踏み跡はずっとありましたが、藪っぽいところもありました。特に大丸から橋倉峠までが藪道。花咲山周辺もなかなか良い山で、浅利、西奥山、真木そして NEC の付近からと四方から登ったり降りたりすれば一日楽しめそうな感じです。 丁度桜が満開で、車窓からも良く見えました。