約 1ヶ月振りの山行。上野原からのバスが遅いので、出るのもゆっくり。6:40自宅を出る。橋本 7:24発。八王子、高尾と乗り換えるが、登山者で結構混んでいる。時間が遅いと人が多い。上野原には、少し早めに着いたが、バスは早めにドアを開けてくれたので良かった。無生野行きのバスは、老人の団体で一杯。我々は飯尾行きに乗る。登山者は 10-12人くらい。9:15 阿寺沢入り口で下車。我々だけ。
9:20 出る。バスの運転手さんは、この辺の人で来週はお祭りだと言っていた。人出が多いそうで、来週も来なさいと言われる。色々話す。運転手さんは、以前見たことがある人だった。同じバスに乗ったことがあるのかな。バス停から歩き出して、2-3分で登山口。立派な道標から入る。従来の民家の前を通る道に変わるものだが、まだ道として固まっていない。くぼ地を上がる。30mほどで左右に分かれる。左は駄目。まっすぐ上がっても良いが右に行く。くぼ地の右に添って上がる。上のほうで、左へ曲がってくぼ地を渡る。直登でもここに着く。そこから水平に行くと、民家から上がってくる道と合う 9:35。道標がある。ここまでの道はまだ道として固まっていないが、ここからは良い。
ここからの道は、良く踏まれている。気持ちが良い。茸が多い。種類が多いが、食べられるかどうかわからないから採れない。896m 過ぎると藪っぽくなる。テープは殆ど無い。次のピークは 10:20。少し、藪のかかった道を歩き次のピーク 10:25。小さなピークが多い。10:35、995m。ヤマボウシの実が美味しい。10:50、1030mの三角形のピーク。左にも踏み跡がある。右に行く。始めは少し藪をくぐる。11:00、1034m。前に坪山が大きい。
坪山山頂から三頭山を望む。
11:15 坪山 1103m 着。我々二人のみ。昼食にする。山頂直下は、アセビの多い道。少し藪がかぶるところもあるが、道は良い。藪も 10月になると力が無い。坪山の山頂は樹が切ってあるので景色が良い。正面が三頭山。左に奈良倉山、下に飯尾の家並みが見える。
12:40 五万五千の破線路のピーク 1180m についたと思ったが、左は道が消えているので、もう少し先かと考えて右へ行く。12:50 どうも北に向かっている感じがしたので、磁石で確かめると、北西に向かっている。方向違い。12:40 のピークは思ったよりも一つ先の、佐野峠分岐のピークだとわかった。佐野峠方面ではなくて反対に行かなければならない。戻って先のピークを左へ下る。今は廃道になっているが、昔は道だった形跡がある。道は消えている。
藪をくぐって、下ると林道に出た。林道は、以前奈良倉山に登ったときに、歩いた林道だ。前は冬に通ったので、今は全然違う感じだ。林道終点から、坪山方面分岐は大藪だ。先ほど通過した、左、七保という分岐から来るとこの大藪の道になるのだろう 13:05。冬は、綺麗だったのに、季節に依ってはずいぶん違うのを実感。ここから、麻生山方面に向かう。この辺から、カラカサタケが生えている。知っている茸を見た。上っていると、猪の掘った穴がある。中にいたハエ (蜂かも?) に万が噛まれて、悲鳴を上げる。少し痛い。薬を塗るがなかなか痛みが取れない。
後で調べると、クロスズメバチでした。この蜂は、地蜂とかヘボとか言われ、その巣をさがして取り、蜂の子やさなぎを食べます。余り攻撃性は強くないそうですので、かなり運が悪かったのです。13:40 小寺山。左に曲がる。このへんはなだらかな登り道で、藪も少ない。14:00 大寺山 1226m。 なだらかな良い山。この辺から少し岩が出てくる。高度 1200m を超えると、ちらほらと紅葉がはじまっている。三ッ森への上りは、やや痩せ尾根で急。この上りは厳しかった。冬の凍った下りはきつかったはずだと思い出す。14:25 三ッ森着。富士山は、さすがに見えない。 この最後のピークが、今日の最高点約 1250m。休んでいると尾名手峠方面から人が来た。鋸尾根の下り口を教える。この人、麻生山から来たのに、逆に麻生山に向かっていると思いこんでいた。本人も不思議がっている。14:40 出る。小さなピークを二つ超えて、14:55 尾名手峠着。林の中で暗い感じだが、冬は明るい峠だった。今日は、麻生山をやめて長尾根を下る。
尾名手峠からの山腹巻き道は結構長い。15:10 長尾根に入る。1140m 位のところ。ここから、今は麻生山直登の道も、テープがある。以前は、直登は道形が無かった。下ると道が何本もわかれている。適当に良さそうな道を選んで下る。手入れはされてないがまだまだ道形はしっかりしている。時々印があるが、余り無いので、上るときは大変だろう。以前上ったときに、万が心配したのが分かる。上り始めを前は地図と違うところから上ったので、何処に出るのか楽しみだ。16:05 御墓の脇を通って、天神峠に出た。はじめて大月市の観光協会の道標があった。
印に添って、富岡のバス停には 16:20。バスは 16:40 なので、着替えて林檎を食べて待つ。今は、バス停から、天神峠までは道標がある。そこから尾名手峠まで道標を建てて欲しいものだ。バスには、先ほど三ッ森で会った人と、女性三人、我々の登山者のみ。猿橋駅前通りには、17:05 着。運転手さんが、次の電車は 17:18 分と教えてくれる。電車は 8分遅れてくる。立川行きなので乗り換え無し。先の登山者と話をするが、まだ納得していない。沢山茸を取っていた。あずさが遅れているので、停車時間が色々変更になる。八王子には 18:10着。八王子 18:17発の横浜線に乗り、橋本 18:41発に乗り、自宅には、19:15着。久しぶりだが、人一人しか会わず、マイナーな藪山を堪能した。良かった。坪山は、つつじのシーズンはものすごい人とか。