宮地山・姥子山


久し振りの中央線の山行。奈良子から林道を歩き直接姥子山に登り、下山に大岱山から宮地山に向かい、奈良子に下りてくる周遊登山を計画しました。2週間ぶりの山行です。天気予報は曇りです。ここの所、夕方から雨が降る事が多いのですが、土曜日ですので帰りは遅くなっても良いのです。
日時 2005年7月30日(曇時々雨。時に日もさす)
晋 万
奈良子行きのバスは、猿橋 8:38発。いつもより遅い出発。遅い時間なのでゆっくり駅まで歩く予定で出発。若葉台で予定の 7:03発より一本早い電車に乗れた。橋本では結局予定の電車になって、八王子・高尾と乗り換えて猿橋へ。車内で朝食。この電車は河口湖行きなのであちらに行く登山者が結構乗っている。猿橋 8:25着。

登山道入り口
待っている間に、バス停の所に実がなっている木を発見。良く見ると梨の木だった。手入れをしないと大木になるのだ。 直径 40CMくらいある。奈良子行きのバスは、夏休み中は運休だった。幸い 8:46発の上和田行きがあるのでこれに乗っていく。乗客は我々のみ。9:00奈良子入り口下車。

林道歩きが長くなるので今日は姥子山をやめて、宮地山に行くことにする。9:15林沢入口。山百合が咲いている。左に入り、橋を渡って材木屋のところを右に入ると薬師堂。前よりますます朽ちてきている。身支度して 9:25出発。薬師堂の左奥から入る道標がある。堂の裏から、明瞭な道が、尾根の左にあり、少しで右に上がって尾根に出る。

9:40昔の峠。車が三台捨ててある。馬頭観音が 2基。テープは所々あるが、道標は入り口だけ。踏み跡はしっかりある。少しあがった所鹿の匂いがきつい。10:05雑木林の中、用沢分岐。汗が滝の様に出る。今日は湿気が多く気温も高いので水分補給が必要。時々休んではお茶を飲む。この辺まで来てやっと少し落ちつき、山の緑を味わう。踏み跡は上手にきってある。

植林地が出てきた所で休憩 9:35-45。風が来て涼しい。ここから 50M急登。少し緩んだ所で 1000M。又、急登して稜線の一角に出た所に山の神の石碑 11:05。左に行き宮地山山頂には 11:10着。意外に早かった。雑木林の山頂で三等三角点がある。一寸早いが昼食にする。食事中雨が時々ぱらぱらする。11:55出発。大岱山への道は平坦な松林の中を歩く。

気持ちが良い道だ。歩いている途中も時々雨が降る。素晴らしい林の中の広々した所。道は余り踏まれてないのも良い。12:20頃から緩やかな登りになり 12:30鉄塔。ここから中村尾根の鉄塔が良く見える。今日は天気がイマイチで展望は駄目。鉄塔からは巡視路を上がり 12:40大岱山の分岐。宮地山からここまでがこのルートのハイライトだろう。

道標が沢山の金山峠
ここでどこに行くか一寸考えた。地図で所要時間を予想。バスの時間と比べる。百間干場まで 30分、林道まで 1時間、姥子山まで 30分、姥子山から遅能戸(おそのうと)まで 2時間で降りられるとして、16:53のバスに間に合う可能性あり。姥子山に行って見よう。バスに遅れても土曜日だし、何とでも出来る。

12:50 大岱山 1179.8M。大岱山の西端には寄らずにそのまま金山峠へ。13:00 金山峠分岐。13:10 鉄塔のすこし下を通過すると 2-3分で道標が一杯立つ金山峠。峠から少し下って林道 13:20。林道を左へ。林道を歩いていると工事用の車が下りてくる。13:25 登り口に着く。少し先で堰堤工事中らしい。ここから滑りやすい道を登って 13:30 稜線に出た。雨がぱらついてきた。道は林の中と言う感じではないので、雨があたる。万すこしめげかけるが、晋はここまで来たらと前進。リュックにカバーを掛けて一安心。雨具を身に着けるほどではない。

秀麗富獄12景の最後の登頂である姥子山
ホタルブクロが今は盛り。ヤマオダマキがそこここに咲く。14:10 林道。リュックが 2個置いてあった。ここに置いて姥子に行ったのかなと思いつつ、我々も姥子に向かう。5分で姥子山の入り口。西峰は通過点で 14:25 東峰に着いた。ガスで何も見えないが気持ち良い。グレープフルーツを食べて一休み。姥子山神社はその内奈良子側から登る時に寄れるだろうから省略。少し日が差したりして雨はもう大丈夫だ。14:45 帰途に。

行きには気が付かなかったが、ミツバツツジが多い。季節に来たいと思う。ナツツバキが咲いている。林道 14:55。アサギマダラが沢山飛んでいた。15:00 くだり口。さっきのリュックの人達がいた。ここに置いて雁ヶ腹摺を往復したそうだ。桑西から上がったそうだが林道に出るまで藪がきつくて 4時間かかり野分の峰への藪を見て吹切尾根はやめてこちらに回ったと言っていた。野分の峰まで藪だがその先は良い道だと言ったら驚いていた。でも、あそこからここまで林道を 1時間半歩いて更に雁ヶ腹摺まで登ったというのはガッツある。我々は 16:53のバスが目標なので先を急ぐ。

15:05 出発。15:25林道。15:35 金山峠。ゆっくりはしてないが走るとかそんなでなく、ここまでまずまず。ここから一時廃道になっていた谷筋道を直接金山に下ることにした。新しい道標もあるから大丈夫だろう。道は、初め、ぐっと下る。沢筋に出ると、沢を何度も渡るが、橋はきちんとしており、所々草が被っていても、道は良い。左下に大堰堤が見えた所で上に登って行く。この部分は付け替えた道だろうが、まだ少し安定した道になってない感じ。16:00 林道の終点に出た。時間的には大丈夫と言う感じになった。水場があったので 2L 程汲む。

16:10 山口館の上の家。アジサイが沢山植えてあって今が盛りで美しい。ヤマユリもいっぱいある。丁度草刈中で草の匂いが良い。100M ほどで赤い屋根の金山鉱泉。時間はもう大丈夫。16:30 金山民宿。ゆっくりではないが普通に歩いて16:48 バス停に着いた。ほっとしていると、バスが西奥山へ向かって行った。

16:54 のバス。大月からは 17:29のホリデー快速に乗って帰った。19:00帰宅。33,000歩。
富士急のバスは、7月22日から1ヶ月間は日曜ダイヤになります。天気はそんなに良くありませんでしたが姥子山迄行けて満足した山行でした。これで秀麗富獄十二景は全部終わりました。宮地山は思ったよりも近かったし、宮地山から大岱山までの稜線は気持ちの良い道でした。金山鉱泉からの登山道も歩かれているのです。