少し行くと右からモノレールが上がって来た。檜原村ハイキングコースの道標がある。しばらくの間はモノレールと並行して登る。650mから700mへの登りにはロープが張ってある。8:50 700mで少し緩くなり一息ついた。緩く登って 750m、さらに登ると 798m 9:00。東が開けて東京方面が良く見える。左の方には筑波山、やや右寄りにスカイツリー。アンテナはFM東京でアンテナ撮影禁止とうるさいほど貼り付けてある。保安上の理由だと??GOOGLEで航空写真が簡単に見える今時ねぇ。富士山は木の間越しに見えた。
市道山に向かって下る。少し下ると右に、笹尾根の熊倉山付近の向こうに富士山が見えた。750mまで下って、少し上がると770m。枯れた松の木がある。また少し下って、少し登り、9:40 749m。結構やせ尾根だし岩場が多い。しばらくは緩く下る。私有林なので木にフタバとか秋山とか白ペンキで書いてあった。630mまで下って少し上がり、又少し下ってから、10:00 市道山への登りにかかる。この登りは、万は今日一番きつかったと言っていた。笹平からの道と会うと、道標に、上がって来た方向が「オツネの半泣坂」とマジックで書いてあった。三頭山にドラム缶橋から登るヌカザス尾根にオツネの泣坂があり、誰かがそれにちなんで書き込んだらしい。東を見ると弾左衛門の峰の鉄塔が良く見えた。
市道山はすぐ、10:30到着。ここも東京都の立派な山名柱がある。東は弾左衛門の峰の鉄塔と入山峠の鉄塔の真ん中付近の遠くにスカイツリーが薄っすらと見えた。出かけようとして、三角点がある筈と気付き、探してみたが見当たらなかった。10:35出る。東へ向い 10:40醍醐丸方面分岐。道標があり、日本山岳耐久レースの市道山分岐の標柱もある。道標の和田峠 陣馬山方向にトラバース道を行き、尾根に乗ると、右下に林道が見えた。これから伐採するので、そのための林道だろう。伐採に使う重機も見えた。
10:55 670mまで下って少し登りになったところで初めて人に会う。万が「初めて人に会った」というと「我々の前に走っている人と会ったので二人目」と言っていたそうだ。すぐ先、700m圏の鞍部に道標がありウルシガヤの頭とマジック書きがある(西にある717mを言うらしい)。11:00三人組と会う。上がって11:05 734m。独標と書いた山名板が木にぶら下がっていた。臼杵山の鹿ン丸と同じ小さい山名板だ。11:15 744m。ここで昼食にした。少し雲が多くなってきて陰っている時間が多いが、風がないので寒くない。倒木に座って食事にしたが、前方の木の間から陣馬山山頂の白馬が見えた。
醍醐丸到着
12:00出発。醍醐丸の手前の 800m付近も昼食には良さそうなところだった。12:30醍醐丸に到着。誰もいない。下って 12:40和田方面分岐。少し上がって和田峠へ下る手前の740m付近にある石祠に紀年銘や石工名などが無いか確認した。2月末に通った前回も探したが、今回もやっぱり見つからなかった。凝った作りなので、晋は大正時代を中心に明治末から昭和のはじめと見たが、どうだろうかね。下って13:00林道。右に行ってすぐに和田峠。大乗妙典石経塔(宝暦6年 - 1756年)の写真を、前回は撮らなかったので、今日は撮った。
陣馬山へ、今日は階段ではなくて平坦コースを行く事にした。少し行って、右上に駐車場のある分岐を下ると、すぐに上りになる。どうやら山頂の小屋へ荷物を運ぶキャタピラー用の道だ。13:15陣馬高原下バス停方面への分岐。最後は結構急坂になり、明王峠の方に向かう下り口の栃谷尾根入口の少し上のところに着いた 13:25。途中の分岐を右に上がった方が少し近いようだ。曇っていて、富士山は見えない。山頂に行き、早速、三角点を探して白馬の周囲をうろうろするが無い。結局、売店のご主人に聞くと、数年前に盗難にあったらしい。朝来たら大きな穴があって標石が無かったのだと言っていた。国土地理院に電話して、盗られたと言ったが、そうですか、で終わったそうで、今は測量はGPSでやるからねぇと言う話だった。
その下で林道を横切る。14:30イタドリ沢の頭方面の分岐。分岐に矢ノ音山頂という道標があったので行ってみることにして直進する。緩く登ると山頂手前に地蔵があり、14:35矢ノ音山頂 633m。藤野町十五名山と標柱があり、アンテナが立っていた。分岐のところを矢ノ音だと思っていたので、山頂には初めて来た。ここから左に下る。大平小屋という道標がある。とても急な下りを慎重に降り、14:40分岐から来る道に出た。すぐ先が大平小屋。今はもう営業はしていないがジュースと書いた札があるから営業していたこともあるのだろう。先行した二人が休んでいた。ここから貝沢林道を経由して与瀬方面に下る道が分岐する。
孫山の三角点見つけた
次の目標は543mの三角点だ。地図では548mと三角点のある543mの鞍部から小原宿への分岐があるのでそこを確認してから、三角点の山を巻かずに真っ直ぐ登れば良いと思っていた。しかし分岐はみつからず、孫山・小原宿という分岐の道標が出て来た。これだろうと登ると三角点があった 15:05。孫山という山名板もある。南に下って孫山を巻いてくる道に出ると、丁度、大平小屋で抜いた二人が来た。15:10エンドウ坂分岐。こちらを行っても桂北の八坂神社から相模湖駅に行けるがやや遠回りなので予定通り与瀬神社へ向かう。
その先からジグザグの下りになる。気をつけながら降りないと足が取られる。下に相模湖が見える。15:15ベンチのところ。ちょっと木が伸びて景色はあまり見えなくなっている。さらにぐんぐんと下って15:25与瀬神社に到着した。今日の無事を感謝してお参り。神社の右側の参拝者御控所と看板のある絵馬堂(明治19年建立)の二階に仏像が見えた。行ってみると上がれる。上がってみると三体の仏像があった。中央は大日如来、右は阿弥陀、左は不動。明治以降は神社に仏像はあり得ないから江戸期だろう。江戸時代迄は下の慈眼寺と一体だったから、その名残と思うが、何故、神社に残されているのか分らない。天井に俳画がある由だが知らなかったので見落とした。
随神門を通って下り、高速道路の上を渡って、更に階段を下る。階段の右手に桜が咲いていた。下までおりて駅への細い道を行くと民家にシナノキがあり津久井の名木という説明板がある。15:40相模湖駅到着。15:52に乗る。高尾で京王に乗り換え。少し走って16:06に乗れた。割に空いていてゆっくり座れたのでコーヒーを飲み、おやつのきんつばを食べる。調布で乗り換え。17:05帰宅。
この山域は奥多摩に入れるか高尾に入れるか迷うのです。今日は陣馬山の三角点が目標だったので、高尾の山域に入れることにしました。
三角点について