矢平山北西尾根


2021年12月に失敗した矢平山北西尾根へのリベンジ山行です。その時はルートを間違って 1本西側の舟山北東尾根を登ってしまい、結局、寺下峠道に出てしまいした。様子が分かっているので今日は大丈夫でしょう。中央線沿線の山行も1か月ぶりです。
日時: 2023年1月12日(晴)
晋 万
4:20起床。5:32に乗って出発。まだ真っ暗だ。調布乗り換えで高尾へ。高尾から大月行に乗る 6:30。高尾駅の待合室では次の松本行を待っている人達がいる。電車はガラガラ。車内で朝食。東の空が赤くなる。梁川で下車 6:55。明るくなった。下車は我々のみだ。トイレして 7:00出る。国道を四方津方向へ行き信号で右折 7:10。寺下峠・倉岳山を指す道標がある。桂川を渡って道なりに左へ。塩瀬の集落に入り立派な生垣のある家の前で右へ。少し行って左折し川を渡って、道が左に曲がったところで右上に上がって行く。7:25瑞淵寺。靴絞めて上着を脱ぎ準備して出発 7:30。

寺の右側から上がって林道に出る。左へは通行止めだ。林道を右へ少し下り、橋の手前の階段を上がる 7:35。上がって右に行き、右岸のトラバース道を進む。道が埋まって危なっかしい場所もある。赤テープで沢に下り左岸へ渡る 7:45。少し行くと分岐。前回は上に上がったが、左に下る沢沿い道を見るとロープがある。そちらに行ってみた。すぐ階段があって沢筋に下りるがそこで道が無くなった。どうやらこちらは廃道。戻って上へと行く。7:55枝沢を越えるのに 1m位下りるが滑りやすい。通り過ぎて沢沿いの上の方へ進む。

この急登を登る
すぐロープが出てきた。道は土や落ち葉で細くなっているので慎重に進む。8:00一旦ロープは終わるが 2-3分でまたロープ。ここは足元が良いので楽だ。すぐ又ロープ。ここは高くて落ちると危ないので慎重に通過する。その先に白い道標 (文字はない) があり、下って沢を渡る 8:05。渡ると中州。下流側は滑滝だ。中州を横切ってもう一回沢を渡り 2-30m行くと沢の二又に出る。この中間尾根を登る。右又にもテープ印が続くので、2021年には、右又をさらに少し進んだところの次の二又の中間尾根を登ってしまったのだった。今回は間違わないぞ。ここでシャツを脱ぎ手ぱっつ。お茶も飲んで 8:15出る。

やっと巨岩に着いた
沢を渡って中間尾根の末端から取付く。右又の奥にもテープは続くが、これは無視。中間尾根の上の方を見るとテープも見える。出だしから厳しい登りだ。はじめは幅広の斜面でなんとか立って登れるが、すぐ尾根になり四つん這いだ。8:28 440mくらいで少し平らになって一息つき、また少し上がって 460m付近の平坦に着く 8:30。痩せた尾根を左へ行く。もう一度 急登になり 3-40m岩の間を上がって 509mに着いた 8:40。509mは下から見上げると猫の耳のように見え、その左耳に登り着いた。日があたっているのでお茶を飲んで一息つく。8:45出て、少し下って 2-3分で鞍部。ここからまた急登。一旦少し緩んで、もう一度急登すると 560m 8:55。下り口にテープあり。下りでは気を付ける必要があるところだ。

痩せ尾根を左へ行く。次の登りはきつい。四つん這いで行く。9:05少し緩んで立てるようになるがまだまだ痩せ尾根の急登。9:15やっと 650mに着き水平になった。すこしホ!とするが、すぐまた急登して 9:20 690m。舟山の左に富士山が見える。木の間から北岳が見える。一息ついて 9:25左へ行く。710m付近からはしばし緩い登りだ。矢平山の右肩から日が出てきてまぶしい。740mから、あと 100mの登りになる。急だがなんとか立って歩ける。9:45 850mで登山道に出た。下り口に黄色のスズランテープがある。左へ 100mで矢平山だ。木の間から大岳山・御前山・三頭山方面が見え、反対側には、やはり木の間から富士山が見える。

やっと登山道に到着
ここからは登山道なので安心だ。9:55出発。高柄山から上野原に下ることにする。薄い雲が出てきた。低気圧の前兆かな。10:10大地(おおち)トンネル分岐。上がるとすぐ甚之函山・旧大地峠分岐。下って 10:15旧大地峠から来る道と会う。右下に林道がちらちらと見える道を進み 10:20新大地峠。巻道を行って少し戻っても大丸にでるが、今日は真っ直ぐ上がる。金山峠への巻道を過ぎ、上まで上がると金山峠分岐。今日初めて人にあう。左に行くと大丸(大地展望台)10:30。下って行くと林道への降り口が完全に崩壊して道が付け替えられていた。10:35林道。左に行って高柄山への道に入る。少し行くと北西側が開けて権現山の稜線が綺麗に見えた。登り下りしながら進み 10:55 710m。水を飲んで一休み。

ここから 7-80m下る。ザラザラした下りだがロープがあるので助かる。11:00「金山地区相田みつを詩めぐり」の道標あり。道標に金山から高柄山を巡るルートの図が付けてあった。冬の陽だまりハイクに良さそうだ。下ると 1-2分で千足峠。エスケープルートに使えそう。11:15 690m。高柄山の肩のところ。少し下って登ると高柄山 11:20。4人組と単独の人と 5人いて山頂で食事中。我々は金山の方に 3-40m行った所で昼食にした。風無く、日もあたり、暖かだ。ゆっくり食べる。食事したとことから富士山がちょこっと見えた。山頂からは見えない。山頂の祠は赤い覆い屋がかかっている。北側が開けて遠くに大岳山、手前に陣馬山の稜線が良く見える。12:20出発。

はじめはひたすら下る。100m位下ってしばらく平坦になり、又 100mくらい下る。少し上がって 508m 12:45。12:55新矢ノ根峠。旧矢ノ根峠へはその内行ってみる積りだ。下って行くとゴルフ場のフェンスが出てくる 13:00。その先からしばらく尾根上を行かずにトラバース道になるが道が良くない。なんで道が尾根上を行かないのかよくわからない。尾根に戻り、少し下って 13:15右に下る。13:20沢沿いに出て 1-2分で右へ上がる。ロープが有ったりしてかなり厳しい登りだ。13:40御前山手前の 430m付近。下って鞍部が御前山分岐 13:45。御前山 15分とあるが今日は登らずに右へ下る。

こんな所に出るのだ
植林地内をジグザグに 5-60m下り、少し上がって広葉樹の尾根を下る 13:50。14:00トラバース道になる。沢筋に降りるかと思ったら又上がったり、なかなかややこしい道だ。右下に巨大堰堤をみて過ぎてから沢筋に下り林道に出た 14:10。林道を少し行くと分岐がある。右は鉱泉の方へ行くが、左の方が近そうなので左へ行く。すぐ橋を渡る。橋の手前側、向こう側の両側に鹿柵があり、扉あり。渡ったところの鹿柵の内側に馬頭観音(元文3年?)があった。進むと資材置き場があり左へ行くと立派な江戸時代の墓地 14:20。江戸期の五輪塔が並び、庄屋とか代官とかそういう家の墓地のようだった。写真を撮る。過ぎるとすぐ御前山登山口から下りてくる道に出た 14:25。御前山を指す道標有り。御前山分岐から 40分位なので、山を越えるのと変わらない。

のんびり歩いて 14:40桂川を渡り、上野原駅南口からエレベーターで上がる。14:50駅に着く。電車は 15:06なので着替えしてすっきりする。高尾から京王。調布で乗換。16:40帰宅。


やっと矢平山北西尾根を歩くことが出来ました。北西尾根は四つん這いの急登が多くきつかったし緊張しましたが、懸案の尾根を登れて良かったです。植林地が少なく、違うシーズンに歩くと景色が違うかもしれませんね。高柄山から上野原はゴルフ場のフェンス脇を通ったりするので万は好きではないのです。今日は御前山に登らなかったのですが、登らないルートもあまり良い道とは言えないですね。