要倉山・陣馬山


日曜日だし天気も不安定なので、近場で軽くを検討しました。本来なら丹沢に行くのですが、一寸違う場所を探してみました。陣馬山の北東に要倉尾根があります。関場から上がり、途中に三角点の山の要倉山があります。山行資料が少ない山ですが、低いのでどうにでもなる山です。陣馬山からの下山は、時間と体力で決める事にして出発しました。天気が持つと良いなー。
日時 2005年5月15日(曇り時々小雨のち晴れ)
晋 万
八王子駅発の陣馬高原下行きのバスは1時間に1本ある。八王子駅発 7:12に乗る事にし、若葉台発 6:20に乗る。天気は曇りで心配になる。が、今日は雨具を持っているで大丈夫。横浜線は、日曜日だし時間が遅いので結構団体の登山者が乗っている。八王子には 6:55着。北口のバス停に向かう。バスは京王八王子始発。少し遅れてきたが、乗客が少なくてゆっくり座れた。天気が悪いからかな?。車内で朝食。途中のバス停で乗り降りの乗客が結構多い。

この藪から中に入った
陣馬街道に入り、大久保を過ぎた場所で車掌さんが乗ってきた。陣馬街道は道が狭いのかな?。関場下車 7:55。要倉尾根は見えているが、橋を渡り小川酒店と隣の民家の間は入りずらいので、民家の脇の駐車場から、アンテナの方へ入って、草地(薄い踏み跡がある)を抜け、右よりの藪の隙間から尾根に入る。近くにテニス民宿があるみたいで、団体の人達がこの時間から練習をしている。その掛け声がよく聞こえていた。

入ると、一応踏み跡らしきのがある。最初は急登だが、少し緩む辺りから踏み跡がしっかりした道になる。アオキの木が多い。落し物か? 木に銃猟許可の従事者証が括り付けてあって、過ぎるとテレビアンテナ 8:15。正面に鉄塔が見える。鉄塔 8:30 452M。少し雲が上がって、高尾方面が良く見えた。鉄塔の側は蕨がいっぱいある。近くに八王子市の基準点がある。8:35出る。

この付近は山ツツジ、ウツギ。フジは花びらが地面に落ちているので分かる。ここから綺麗な植林地の中を進む。次の小ピークから 510Mにかけて左の植林地は枝打ちがしてあり、間伐してありすごく綺麗。少し進むと今手入れ中の林になったり、手入れの前の林になったりする。9:05 三等三角点 549,3M。およそ三角点らしくない場所にあり、晋は見逃すが万が見つけた。

山名板も無い要倉山山頂
すぐに要倉山山頂。山名板も何も無い。(古い案内書には要倉山は巻き道に入ってしまわないように注意と書いてあるが、巻き道らしきものは無かった。手入れの時木を切ったので巻き道が無くなって、分かりやすくなったのかな? )。左植林地。右は雑木林。薄日がさしてきた。左に白ペンキに沿って下って行く。下りた場所でも巻き道の踏み跡は不明。ここから西へ向かう尾根にのった。小さい赤テープがある。

ここからも植林地の中を進む。9:25 573M。平坦な山頂。エンレイソウがあるがもう種になっていた。9:40 650Mの肩。荷物を置いて山頂に向かってみた。2-3分で 650M。植林地の山頂で何も無いし景色も駄目。山頂に向かう尾根道は向かって右は下草があるが、左は下草が無く裸で、この対比は面白い。9:45戻って出発。左側は植林地。歩いていると、竹が 3本だけあり、どうして ? ここに ? と思う。

10:05 下草に低い笹が出てきた。雨がパラパラ。732M 高茶山山頂 (旧金森山) と書いた標柱がある。標柱に間伐記念平成14年10月3日と書いてある。ここで左に折れる。この山では珍しく植林が無くて、少し日がさしてきて、広いところなので気持ちが良い。暫くすると又植林地に入る。10:15尾根が分岐する。ここは真っ直ぐ (山火事注意の丸い看板方面) には行かないで右に行く。古い案内書にはここに旧熊野神社の説明板があったと書いてある。が、今はない。コース中ここだけは確認が必要な所。10:20八王子市の基準点を通過。

醍醐林道に出た
急登の植林地を上がると、10:35要倉山下降点。印・矢印がある。下ってくると直進してしまわないように太い木を組んで止めてあった。ここまでの 50Mの登りは直登できつかった。上の方は植林地が終わって、雑木林で新緑が綺麗。植林地の中を進むと 10:45 750M。この辺の山ツツジはまだ蕾。一寸休憩して下山を検討した。陣馬から、明王峠に出て奈良本尾根を下りて藤野駅のコースにする。10:55出発。下るすぐに醍醐林道に出た。このまま林道を歩き 11:05和田峠。昼食は陣馬山山頂で取る事にして陣馬山に登る。ここからは700M。

登る途中雨が降ってきた。11:25陣馬山山頂。山頂は都と県の県境。雨の為景色を見ながら食事が出来ないので、東屋で食事にする。そばで大団体がバーベキューしていて賑やか。食べている間に晴れてきて、日がさしてきた。山々と青空と霧の景色はなかなかで久し振りの感じがする。景色を楽しんで 12:15出発。道は箒を掃いたくらい綺麗。まだまだ登山者が上がってきている。12:45明王峠。ここからの景色は良いが今日は駄目。休んでいる人が多い。天気は晴れてきて気持ちが良い。

やっと着いたイタドリ沢の頭
この下りは桜の大木が多いので、桜のシーズンはよいかもね。13:00林道に出た。ここから相模湖町。13:10矢の音から吉野へ白い道標に沿って下る。矢の音には、平成10年の国体のコースの矢印がある。10分ほどで尾根道と出会う。我々は巻き道をきたみたいだ。道は広く、小型トラックが走れるくらいの林道。13:30日野分岐。日野の方に行く事にした。高さ 530M。この高さでは山ツツジが満開で綺麗。13:40藤野駅を指す道標。13:45栃谷と奈良本の分岐に出た。神奈川県の古い道標は左奈良本右栃谷。もう一つの白い道標は日野・藤野駅と書いてあり、栃谷の方を指している。白の道標を信じて行ってみる事にする。

少し上がると又道標二つ。県の道標は栃谷、白い道標は日野、同じ方向を指している。少し先で、栃谷へは右に下っていく。ここから栃谷へ行く人が少ないみたいで道は少し先で荒れているように見えた。我々は白の道標に沿っていく。少しでイタドリ沢の頭、2等三角点 505.8M、13:55。矢の音から尾根ではなくて林道を歩いていたので、途中から位置が良く分からなくなっていたが、ここで山名がわかり、自分達の居場所も位置もしっかりわかったので安心。果物を食べて休憩する。14:10出る。ここからも踏み跡がしっかりあるので間違う事は無い。何処に出るのか楽しみだ。この付近は山つつじが多く、今満開で気持ちが良い尾根だ。

日野の部落に下りた
477M、大沢の頭 14:15。更に下る。14:30 古い小さい鉄塔に出た。直進する道もあるが、我々は手前を民家の方に下りる事にした。植林地の中を下っていき、14:35-45 人家の手前の水場で水を汲む。すぐに、人家の脇を通って道路に出た。NHK の 60の番号がついたポールの所に出た。前の家はビューティ KOYAMA と書いてあるお店、多分美容室。右に行き中央電子の工場前を通りすぎ、トンネルを抜けて藤野駅には 15:05着。駅近くになると人が走っているので電車が来るのかなと思い我々も一寸急ぐ。15:11発の電車に乗れた。

電車は東京行き。八王子駅に着いたら、ホームはびしょびしょ。少し前に大雨が降ったみたい。今はあがっているので我々は雨には遭わなかった。乗換えがよくて、自宅には 16:50着。中央線でも、藤野付近は近いので早く帰れる。日曜日はこれくらいで丁度よい山行でした。33800歩。

感想
要倉尾根は、ほどんど植林地の中を歩きます。が、よく手入れされた植林地が多く、気持ちが良かったです。景色は殆ど見れません。道標や山名板はありませんが、時々テープなどがあります。が、踏み跡はしっかりあります。陣馬山で少し雨がぱらぱら降ったが、上手く屋根の下で食事ができました。それからはずっと良い天気でした。少し雨に濡れた若葉が、日に照らされて美しかったです。奈良本尾根位の高さ 500Mから、今は山ツツジが盛りでした。下りは例の如く、里に近づくにつれて、道があやふやになり、今回も同じでした。鉄塔からは良い道で、水を汲めたのは良かったです。多分普通は鉄塔からまっすぐの道を降りるのではないのでしょうか。