不老山


久しぶりにサンショウバラを見たいと思いました。が、須走の立山はまだ早いので、不老山に行く事にしました。不老山は満開とのことです。浅瀬からの橋は壊れたままで、今は山市場・明神峠・又は駿河小山からの行き方が主です。明神峠行のバスは 4月から 11月の週末はバスが出ますが、サンショウバラのシーズンはものすごい人(?)だと思います。いつもと違う道を行ってみたいと探した結果、谷峨駅から歩き、川西林道から登ってみることにしました。
日時: 2024年5月25日 (晴)
晋 万
4:40起床。今のシーズンは熱いお茶をもって行かないので、朝の準備時間が少し短縮できる。5:26に乗って出発。新百合からは伊勢原行に乗る。混んでいるがこれは座れるのだ。伊勢原で後ろからの急行に乗り換えて新松田まで行く。登山者が多いが、秦野や渋沢で降りる人が多い。新松田から JR松田駅の乗り換えは 5分だ。どの車両が便利か調べて乗った。JR松田駅から 6:50発の静岡行に乗る。結構人が乗っているが座れた。谷峨駅 7:04着。JR東海の車掌はきちんと切符をチェックする。登山者は 4名下車。駅から見える新東名の橋はもう少しで繋がる感じだ。駅舎で朝食。5月は平日は天気が悪く、週末に山行していたので、平日は久し振りだ。一緒に食事した人は桧洞にシロヤシオを見に行くそうだ。そういえば最近行ってないなぁ。駅舎には燕が巣を作っていて卵を温め中だった。バスは7:41発だが歩いていく。7:25出る。

川西橋から見える新東名の橋脚
清水橋の信号で国 246を渡り北へ向かう。川西橋から建設中の橋がよく見える。ホタルブクロやスイカズラが咲いている。道の駅の手前で清水やまなみ橋を渡る 7:50。ウツギが満開だ。新東名工事への道を左に分けて塩沢への道に入る 7:55。右の斜面に面白い花があった。あとで名前を調べてみよう。8:05分岐を右折し川西林道に入る。ニシキウツギが多い。左側の斜面に鹿がいた。我々を警戒している。前から車が来た。「鉄塔工事中だけど問題ない。ただ車が来たりするので気を付けて」との事だ。8:10ゲート。左の尾根に上がろうかと思ったが立入禁止とあった。

すぐ不動橋を渡る。8:20左上で鉄塔工事中、302m標高点のところだ。8:25右の尾根に上がっていく鉄階段があった。尾根に上がろうと階段を上がってみたが、道が無く、足元も良くないので無理せず戻って、さらに林道を行く。道々、万はワラビを摘む。8:35鉄塔工事の資材置き場みたいな場所があって人がいる。山側の沢に水場を作っていた。その先で林道はヘヤピンに曲がり、曲がり角の奥に鉄塔が見える。ここからは林道に木の枝などのゴミが増えてきた。南側が開けると新東名の工事現場が見える。9:05右上に鉄塔が見え、登り口には No.12,13,14を指す看板がある。ここからでも登れるが、もう少し行く事にする。

ここから登る
9:20林道起点から 4kmの所に上がっていく階段がある。ここから登る。お茶を飲み一休みして 9:25出発。綺麗な杉の植林地だ。踏み跡はあるが杉の葉が落ちていてふわふわしている。9:35秦野線 11号鉄塔 625m。富士山が見えた。見下ろすと新東名の橋工事現場、その向こうに東名の橋が 2本、よく見える。杉林に入ると咲き始めの花が 2か所あった。過ぎるときつい登りになる。急坂の途中にも 2か所ほどあった。咲き始めで葉も綺麗だ。10:00 750m付近でやっと平坦になる。左から鹿柵が来る。右から尾根が 2本来て手前側は12号鉄塔からの尾根、奥側は山市場から 643mを経てくる尾根で昔 Pさん、Kさんと登った尾根だ。お茶飲んで一息ついて 10:05出発。

ここからはヒノキ林になる。10:15ヤマツツジが咲いていた。写真を撮っていると万が木に足をひっかけて「痛たた!」という。傷になっているのじゃないかと裾を上げると何と何と蛭が付いている。万はすでに 2か所やられていて、さらに靴下に登ってきている。晋の足にも数匹。気が付いて良かった。本当の意味で怪我の功名だ。ここから蛭に気を付けながら登る。

10:20 813m 勘太郎山。山名板も何もない林の中の山頂だ。赤テープが木に巻いてあり鹿の角が引っ掛けてあった。さて北西におりなければならないが、813mだと言う確証がないので広い山頂をそのまま進んでいくと下りになる。磁石を見ると北東から東だ。これはダメだと思ったが念のためもう少し下ってみて分収造林地の看板を確認して引き返す。10:35山頂まで戻り北西方向を透かしてみると尾根の鞍部が見えた。アブラチャンの株の所から下る。10:45鞍部。登って 10:50林道に出た。直登することにして梯子階段を上がり鹿柵に沿って登る。きつかったが 11:05 894mで登山道に出た。

しばらくは緩い上下で 11:20道標の所から 50m程の登りになる。途中にヤマツツジが咲いていた。11:35不老山山頂。誰もいない。山頂のサンショウバラは 1本だけ咲いていた。咲き始めのようで綺麗だ。ほかの木はまだ咲いていなかった。世附峠と不老の活路の分岐点で昼食にしようと行く。途中のサンショウバラもまだ咲いていない。11:40ベンチで昼食。木が成長したので富士山は山頂がちょこっと見えるだけになった。万が初めて作った鶏肉の味噌味は上手くできていて美味しい。食事中に上がってきた人に聞くとサンショウバラの丘 (樹下の二人) は満開だそうだ。楽しみにして 12:25出発。

サンショウバラ
12:45世附峠。緩く登って 12:55サンショウバラの丘。富士山がよく見える。サンショウバラは満開からやや過ぎたところで、咲き終わった花も多いが、咲いている花もつぼみも多い。少し先まで行って花を堪能してからもどる。オオカメノキの白い花も満開だった。13:15世附峠に戻る。不老の活路に行きたいがもう一度不老山に戻るのもつらいので、このまま林道を下ることにした。浅瀬への下り口を確認するとちゃんと止めてあった。

13:20下りにかかる。この林道は舗装していないので足には楽だ。13:25林道交点、左に下る。13:50左へ行く林道が分岐する。ずんずん下ってヘヤピンカーブが 2か所続く。その二つ目のカーブのところが不老大滝 14:05。遠望するが今日は水が多いような気がする。お茶飲んで 14:10出る。200mでゲート、出ると不老橋。昔はここまで車で来れたが今は道が荒れて無理だ。14:25全面通行止のところ。その先から舗装になる。14:30右上に石仏を見て、山口橋。ここから駅まで 4kmだ。

電車の時間をチェックすると谷峨で 15:34だから駿河小山は 15:25分頃だろう。よって 15:20到着を目標にする。やや急ぎ足気味にひたすら歩く。14:45道に大きなアオダイショウがいた。林道の上の方では小さいのを見たから、今日 2匹目のアオダイショウだった。あとは特筆することもなくぐんぐん歩いて 15:15駿河小山駅に到着した。電車は 15:26だった。満席だったので一番前まで行って立つ。谷峨から乗ってきた登山者は 1人だけだった。東山北からは高校生が沢山乗ってきた。松田 15:56着。新松田 16:08に乗り、新百合乗り換え 17:15帰宅。


久しぶりに不老山にサンショウバラを見に行きました。川西林道から登りましたが、いいコースでした。ここの植林地はきちんと整備されて綺麗で、枝打の枝や間伐材の放置もなく、歩いていても気持ち良かったです。今回はずっと林道を辿りましたが、林道を離れて尾根伝いに歩いたとしても、法面で困るようなことは無さそうです。サンショウバラは山頂は咲き始めで元気でした。樹下の二人は満開をやや過ぎた感じですが、まだまだつぼみも多かったです。明日明後日の土日はツアーの団体などでごった返すでしょうが、花を見るには良いでしょうね。今日は 10人くらいしか会わなかったので静かな山でした。