髭僧の滝から大山
週末は天気が良いとの予報でしたが、台風18号が発生し、迷走で予想がつきにくいとのことです。金曜日はまあまあの予報なので、急遽山行することにしました。9月も末なので、蛭も少ないだろうし、髭僧の滝から大山の稜線に上がります。昼食の準備もしていないので、早い時間に上がり、下ってから昼食することにして、下りのルートは上がってから考えることにしました。菓子パンを持参しての山行です。
日時: 2022年9月30日(晴)
晋 万
5:10起床するが、彼岸も過ぎたので薄暗い。平日の蓑毛行きのバスは少なく、7:10が始発なので、それに合わせて 6:10に乗って出る。新百合 6:22発に乗り換える。席はほぼ満席だが、別々に座れた。いつもよりちょっと遅いからね。相模大野から混んできて、海老名からは立つ人も多い。秦野で下車。降りる人が多いのでびっくり。並んでバスを待つ。登山者より仕事の人が多く乗っている。7:10発。蓑毛 7:30着。登山者は我々含めて 4名降りた。1人はすぐに出発し、もう 1人は食事中に出発していった。何処に行くのかな?。我々は朝食して 7:50出発。
髭僧の滝
8:10春岳沢。今日は水量が多そうだ。水場の水も激しい。渡ってすぐ先の分岐を髭僧の滝に向かう。水量が多いので、万は無理をしないようにと言っている。金目ダムを過ぎると道に大きなガマが座っていた。8:20分岐を滝へ下る。木橋を渡って、滝を見る。木橋は滑るので注意する。今日は水量が多いので滝は豪華だ。橋の左岸側少し下流に上への踏み跡があるがどこに行くのかな?。戻って 8:30仕事道を進む。
すぐ壊れた桟道だ。巻道が左に出来ている。一応ロープがある。巻道は固まってなくて少し緩いがロープを辿れば安心だ。晋が先に進む。巻き終わった反対側にもロープがあって安心して仕事道に降りられた。すぐ滝の落ち口の上に出る。水量が多いので滝の音が良く聞こえる。右岸沿いの踏み跡は消えているので岩を伝って水際を行く。水量が多いし、滑る岩なので危ない。木をつかみながら 10mほど進み、左上に這い上がる。
堰堤手前のザラザラした場所を横切って堰堤を越える 8:40。堰堤の上に出るとイヤなところはもう終わりで、前方の沢が二又になっている真ん中の尾根に取り付いたら、あとは急登を登るだけとの事で、ホ!。万がチェックするともう蛭が取り付いていた。沢を渡って、真っ直ぐも上がれるが、右の沢沿いの奥にピンクテープが見えるので、そちらの方に進み、適当な場所から上がる。尾根に出るとちょっとした広場で宝篋印塔の基礎だけの残欠がある場所だ。万は最後の草原にあると思っていたので、びっくりする。ここは蛭の多い場所だ。晋が写真を撮ったり寸法を測っている間に、蛭をチェックする。いるわ、いるわで、もう大変。万の足に何匹もついている。晋はここから先はもういないと言うのだがチェックしないといけない。蛭が上がってくるのがすぐ見えるようにズボンのすそをからげて出発 8:50。
気を付けながら急登を上がる
ここからは急登の植林地の中を登って行く。すぐ上の岩場は右を巻いて、さらに急登。右側が広葉樹になる。蛭をチェックしながら行く。まだまだ蛭が靴に上がって来る。数は少ないが大きい蛭だ。9:10 770m位、短い距離だがちょっと緩んでホ!。また急登になると鹿の食害防止のために幼木に網が巻いてある。9:15 810m位。尾根上は広葉樹になり、すぐドラム缶のあるところ。振り返ると秦野から平塚方面が良く見える。しばし緩む。左から鹿柵が来て、すぐ上で倒れた鹿柵を越えて植林地に入った 830m位 9:20。大きな蛭がまだいる。9:30植林地を過ぎて草原状になった。まばらに松がある 920m位。急斜面だ。すぐ上で鹿柵を越える。尾根上はまばらに木のある草原状で、左は植林地、右は広葉樹だ。9:45岩がある 1000m位。アザミの多い原になり、痛い。急斜面なので何か持ちたいがアザミなので持てない。急坂を上がりきってから左寄りに進み、早目に登山道に出た 10:00 1130m位のところ。登山道をひと曲がり登ると、本来の尾根入口でテープがあるところだった。
一般登山道に出た
登山道を登る。荷物上げのヘリが、頻繁に飛んでいる。10:10-15展望台。お茶を飲む。今日は富士山は雲の中で見えないが丹沢表尾根から丹沢山は綺麗に見えた。すぐ下社分岐。下ってしまおうかと思ったが、あと 300mなので山頂へ向かう。10:25-30山頂。整備工事は終わっていた。上手に整備されていて悪くない。三角点は良く目立つようになっていた。後は若干砂利などを入れて終わるようで、今日はヘリが盛んに上がっている。
来た道を下る。登ってくる登山者が多い。ヤビツ峠分岐 10:40。下社方向へ向かう。どんどん上ってくる人に出会う。10:55富士見台。富士山は頂上の隅だけが雲の間から見えた。荷物あげのヘリが良く見える。11:05追分分岐。休んでいる人が結構いる。今日は蓑毛に下ることにした。こちらは人がいない。道は綺麗に整備されている。11:25下社分岐。すぐ女人結界。結界碑は小さいほうが古くて宝暦2、大きい方は幕末の弘化2。しばらく平坦で木道があり、木道が終わると下りになる。
11:35地蔵のところ。11:40右へ下る分岐を過ぎ、11:45蓑毛越え。蓑毛に向かう。少し水平にトラバースして百回登山記念碑のところで先ほどの分岐から下ってくる道を合わせると下りになる 11:50。12:05車道に出た。左に行くとすぐゲート。出て右 10mでまた山道へ入る。12:10林道を横切り、もう一度林道を横切って下ると春先にハナネコノメ(花猫の目)の咲く沢にかかる木橋 12:20。沢でコーヒー用に水を汲み 12:25出る。すぐ千光院のところに出て左へ。12:30蓑毛バス停に到着。結構暑いので大日堂の日陰でパンを食べ、ちょっとお腹を膨らます。バスは 12:48。
13:05秦野駅前のまほろば大橋で下車。橋を渡って駅に行き駅下の王将で昼食。秦野 13:57に乗る。町田で買い物して 15:15帰宅。
髭僧の滝の尾根を初めて上がったのは 2003年11月でした。滝の巻道の桟道はその頃にもかなり痛んでいましたが、何とか通れました。最近は桟道は通れないので巻くという情報でした。今年 4月に晋が単独で行き、巻道ができてロープがあるのを確認したのです。宝篋印塔もその時に発見しました。そのうちに万と行こうと思っていたのですが、この尾根を上がれば昼頃には下山できるので今日は丁度良いと思って実行しました。尾根は思っていた以上に急登できつかったです。春から秋までは蛭が多く、今頃はアザミがきついので、冬が良い尾根ですね。2003年には今アザミの多いところは背丈を越える笹薮でした。蓑毛越えから蓑毛までは良い道ですが、階段に石が詰めてあり、登りはいいけど下りは滑るのではないかと思う登山道でした。人が少ないのもわかる気がします。 今日は水量が多かったです。