政次郎尾根


花を見に丹沢表尾根周辺を歩きます。週末は台風14号の影響がある予報だし、そうでなくても表尾根は歩く人が多いので、平日山行です。ヤビツ峠行きのバスは遅いので、大倉から林道を戸沢まで歩き、久しぶりに政次郎尾根 (2003年登山) を上がってみることにしました。尾根に出てから三の塔方面に行く予定ですが、コロナもあって久しぶりで、2018年以来になります。登山道がどうなっているのか?楽しみでもあり、心配でもあります。
日時: 2022年9月16日(晴)
万 晋
大倉行きの始発バスは渋沢 6:48発。これに乗る為 5:45発で出る。新百合からは満席だったが町田で別々に座ることが出来た。渋沢で降りるときに胸ポケットに入れていた切符を落とし拾ってもらって助かった。眼鏡と一緒に入れていて眼鏡を取り出した時に落ちたのに気付かなかったのだった。大倉で朝食。書策新道は蛭がいたりするので、政次郎尾根を上がって表尾根に出ることにする。

7:20出る。同じバスの登山者は殆ど出発している。少し進んで細道を下る。滑りやすい道だったが舗装し直されて歩きやすくなっていた。滝沢園のキャンプ場から川を渡り戸川林道に出た 7:30。戸沢までの林道歩きだ。7:50国定公園の看板。その 100m先が竜神の泉。水を一杯飲んで 7:55出発。8:20表丹沢林道との交点。8:25烏尾尾根入口、新茅荘のところ。その先でキジ(雌)がいた。8:35新茅の沢。8:40中尾根入口の先が作治小屋。すぐ先が戸沢の駐車場だが、今日は、ヘリで上げる資材が沢山置いてあった。10月初めにヘリを使った救助訓練があるらしいが、資材はそれとは別みたいだ。

川を渡って登って行く
8:45政次郎尾根入口に到着。休憩所、トイレ、駐在所の建物の横だ。入口入ってすぐ沢を渡る。踏み跡を進み、左下に見える小屋の裏に出て、右へ 50m程上がって左の尾根に取り付く。黄色い道標がある。急だが歩きやすい道だ。丸太の階段の上がりやすいところを登っていく。9:30 900m付近から右にトラバースして尾根を変わる。所々に植物保護の鹿柵があり、柵の内側は植物が繁茂しているのでシカの食害がよく分かる。9:45 990m付近からしばらく緩い登り。9:50 1040mから又急登になる。

表尾根に出た
10:00植林地を抜ける。タマゴタケ採集。少し登って 10:10左へトラバース。10:15表尾根登山道に出た。政次郎尾根は荒れているという看板があるが、まあ普通だ。行者岳へ向かう。木道が出来ている。正面に三の塔を見ながら下る。ホトトギスが咲き始めで綺麗だ。10:25-30 花のところ。左下への踏み跡が前よりはっきりしている。ちょっと下って写真撮って戻る。桟道を渡って鎖場。鎖場の脇にも花があり、ここは撮りやすい。人がいないのでゆっくり写真を撮る。土日などは渋滞するし、ヤビツ峠からだと 2時間以上掛かるので、平日に政次郎を上がって早目に着いたのは正解だ。鎖場上の岩でちょっと休む。表尾根が綺麗に見える。富士山も雲が少し取れて頭が出た。次の鎖場の下の左側の岩場にもある。ちょっと入って岩の下で写真撮る。上がると行者岳 11:00。戸沢からヘリが荷揚げしている。登山道整備をするのかな?

少し先にジイソブ(ツルニンジン)が二つ咲いていた。登山道は木道が増えている。11:25烏尾山。秦野から小田原方面が良く見える。烏尾尾根下り口を過ぎて三の塔へ向かう。ヤビツ峠方面から来る人が多い。バスはヤビツ峠に 9:00過ぎに着くからかな?。登りは階段になっているところが多い。ウメバチソウが咲いていた。以前はガレ状だったところも階段で歩きやすくなっていた。11:50地蔵のところ。ヨモギ平方面は止めてある。11:55 三の塔到着、昼食。少し雲が切れて富士山の山頂が見えた。12:45出発。トイレ脇の三角点標石は真っ直ぐ立っていた。

たわわについている山椒の実
下りは三の塔尾根にする。植林地を下る。要所に階段が出来て、歩きやすくなっていた。13:10右が広葉樹になった。13:20右鹿柵の平坦地 810m付近。13:25伐採林道を横切る。ここから伐採林道を何度も横切る。登山道を指す道標がつけられて分かりやすくなっていた。13:35 680m位で右へトラバースし、左に少し戻って下り 13:40牛首に出た。尾根伝いに上がる。この尾根唯一の登りだ。13:45 650m。ここから緩い尾根筋を下って 14:00鉄塔。サンショウの木があり赤い実が沢山付いていた。14:15伐採林道に出て、2-30m右に行って下ると 2-3分で舗装の林道に出た。林道を下り、戸川公園に出る。ヒガンバナが綺麗だ。風の吊り橋を渡ってバス停 14:35。

バスは 14:52。体を拭いて着替えしてバスに乗る。空いていた。渋沢から 15:13に乗り、町田で途中下車して買い物し、16:45帰宅。


今日は政次郎尾根を歩きました。急登ではありますが、綺麗な登山道で、植林地が終わり、稜線に出るまでの最後の登山道は、書策新道の雰囲気に似ていて書策新道を思い出しました。書策新道は書策さんが山を下りて亡くなってからは、段々悪くなり、最近は道標も無くなって、廃道扱いになっているようです。好きな道だったのですが今はどうなっているのかな?。蛭のいない時期に一度行ってみましょう。