鍋割山ツルハシ尾根


万が鍋割山にツルハシ尾根という尾根があるのを見つけました。どこかと思ったら、雨山峠から鍋割山への稜線途中の 1108mへ上がる尾根で、コシバ沢(越場沢)の右岸尾根です。行ってみたいと思ってました。今ちょうど寄のロウバイ祭りの時期なので、ツルハシ尾根を登り、鍋割山から宇津茂へ下ってロウバイを見て帰るという周回計画にしました。雨山峠からの稜線は鎖場があるので雪が降るといやなのですが、雪は 26日に 1cmですぐ融けたようですし、登りつく 1108mは岩場はもう通り過ぎていますので万一雪が残っていても心配ありません。
日時: 2022年1月28日(曇)
晋 万
5:26発で出発。小田急本線は 7割がた座っているが、座れた。秦野ではまだ暗く丹沢表尾根はシルエットだ。6:38新松田着。曇っている。薄明りだ。6:50寄行きのバスに乗る。数人乗ったが登山者は他に 2人。明るくなった。バスにロウバイ祭りのポスターがあり今年は 1/15-2/6だ。途中、マス釣り場バス停先の温度計は 2度。寄 7:15。青空が少し見える。天気良くなってほしい。管理センター前にはテントが張ってあり、売店が出るみたいだ。ベンチで朝食。曇っていて寒いが風は無いので助かる。そばのロウバイが香る。7:40出る。

モノレールの始点
8:00三廻部林道交点。8:05 寄大橋の所には車が 1台いた。ゲートを入り少し先のトイレの所で身支度する 8:10-15。8:20後沢出会通過。すぐ横がモノレールの始点だ。8:25登山道入り口。少し上がって、道標を成長の森方向へ行く。桟道で堰堤を越えた所は広い河原で沢が二股になっている。右の沢沿いに行き、少し先で左に上がり、その先で沢を渡って来る登山道に合流する 8:35、登山道を来るより楽で早い。

8:40沢を渡って左岸へ。木に熊の爪痕のような引っ掻き傷があった。8:45「雨山峠 2.4km」の道標地点で沢を渡り右岸へ。8:50沢を渡って左岸へ。少し上がって慰霊碑 8:55。右は鹿柵。上がっていくと 9:00鹿柵の扉にテープが付けて有って「鍋割山 No.9入口」と書いてあった。9:05鹿柵の扉を通る。9:10枝沢を渡る。その先の鹿柵の扉を過ぎて水平に少し進むと大ガレの所に出た 9:15。沢を渡り、梯子を上がる。枝沢に石垣堰堤があるように見えたのは地層だった。桟道を渡って少し上がると釜場平、ベンチがある。お茶飲んで 9:20出る。尾根に沿ってジグザグに登り、少し下ってコシバ沢に出た 9:30。更にジグザグを上がり、左下から来る尾根と会って、尾根沿いに少し上がるとツルハシ尾根取付きの「危険!」の看板の所に出る 9:40。

ここから上がります
看板の後から右に仕事道を登る。植林地の中、ジグザグの良い道だ。左に尾根筋が見えるが、以前は尾根筋を急登したらしい。9:55-10:00中腹の平坦地でお茶を飲み飴を食べる。雨山峠がよく見える。ここからも仕事道はあるが、踏み跡の続く尾根を直登する。途中、作業道が横切る。2回目に横切ったところで万は作業道を行く。晋はそのまま尾根を直登する。10:20 1108mに到着。平坦な所だ。

右に下って軽く上がり、下ると鍋割峠 10:25。馬頭観音がある。鍋割山へ向かう。下って来る人に会った。10:40北尾根入口通過。10:50鍋割山到着。3人休憩中。雲が多く、晴れてこない。富士山は見えない。秦野方面は良く見えた。小屋は今日は金曜で休みの筈だが 11時OPENという札が下がっていた。写真だけ撮って出発。木道が少し増えた。後沢乗越へ南尾根を下るのは久しぶりな気がする。11:10緊急通報看板 No.9がある 1110m。下を覗いてみると、尾根が続き、テープがある。11:20 1000m地点。11:35後沢乗越。832mへ上がる途中で晋は右足が軽く攣り梅干しを食べる。少し下って 11:50鞍部。ここからの登りは思ったより楽だった。12:05栗ノ木洞 908m。日陰で寒いので更に進む。12:20櫟山 810m。ここで昼食にする。カヤトの間に座る。曇って日が当たらないが風がないのでそれほど寒くない。13:05出る。

出たところで登って来る人に会う。ロウバイは満開とのことだ。雪がちらちらする。13:15展望地分岐。13:20石仏跡、台座だけある。馬頭観音を見て下るとすぐ林道 13:30。横切って進み、578mの東側を巻いて、鹿柵の壊れた扉を通って尾根を乗越す。もう一つ壊れた扉を通り、壊れていない扉を開けて通り、13:45土佐原分岐、茶畑が出てくる。宇津茂へと下ると 13:50下からロウバイが香ってきて、13:55寄展望台に到着した。眼下はロウバイ園。満開だ。ロウバイ見物の人もここまで来ている。ここからロウバイの間の農道を下る。早い桜が数輪咲いていた。今年のロウバイは種が多いみたいだ。

14:05バス停に到着。バスは14:35発だが我々がついた時にはもう 10人並んでいた。後も 20人くらい並んだ。この時間でもシャトルバスに乗ってロウバイ園に行く人が結構いる。並んでいる人の中には登山姿も多い。ジダンゴ山かな?と思う。14:35のバスに乗る。マス釣り場の気温は 7度だった。15:00過ぎに新松田に到着。急いで 15:07の快急に乗る。空いていたのでコーヒーとおやつにした。新百合で乗り換えて 16:20帰宅。


ツルハシ尾根は短い尾根ですが作業道があって歩きやすい尾根でした。雨山峠からは鎖場があるし、コシバ沢はごろた石で歩きにくいので、寄側から鍋割山に登るには良いコースだと思います。鍋割峠までは誰にも会いませんでした。鍋割山から後沢乗越までは、さすがにメインルートなのでそこそこ登ってくる人がいました。その先は櫟山で一人会っただけです。寄のロウバイは今が盛りでした。今年のロウバイは種が多かったですね。コロナでマスクですが、それでも良い香りが漂ってきました。寄からのバス乗り場で行列したのは初めてでした。

寄から入り、寄沢から分かれて大ガレに向かう途中の 650m付近から、鍋割南尾根の No.9へ上がる尾根の入口がありました。帰りに到着地点の No.9から観察したら、テープもあります。が、急な尾根で下の方ではガレ場のふちを通るかもしれないので情報を探ってみましょう。いろいろな支尾根があるので、探してみたいものです。寄から雨山峠のコースは久しぶりですが、沢は大雨や台風の度にすこしづつ変わっていますが、この登山道は好きです。