鍋割山


新聞で、寄のロウバイがそろそろ満開と載っていました。鍋割山に行く事にしました。2022年1月28日に行ったのと同じで寄から入ってツルハシ尾根から鍋割山に登り栗ノ木洞 (くりのきぼら) から櫟山(くぬぎやま)を経てロウバイ園に下るコースにしました。このコースは寄沢のルートが大雨や台風等でいろいろ変わってしまいます。今はどうなっているかなと、ちょっと楽しみでもあります。天気は良いので、雪の富士山も見ることが出来るでしょう。
日時: 2025年1月30日(晴)
晋 万
寄行のバスの始発は 6:50発。これに合わせて行くことにする。4:20起床。準備して 5:26発に乗って出発。新百合から各停の伊勢原行に乗り、優先席に座ると、前に聖パウロの野球部選手が座っていて町田で下りた。朝練だろうが、学校は八王子からバスだから遠くまで通学するのだね。伊勢原で急行に乗り換えると、ばらばらに席が空いていたが座らず、秦野で座った。乗る人も多く立っている人も多い。新松田 6:45着。バスはもう待っていた。すぐ乗る。この急行は御殿場線に乗り換えるのにちょうどよいみたいで、乗り換える人が多く、みんな急いで JRに行っている。

寄行の乗客は 6名で、我々のほかに登山者 1名。富士山は朝日が当たって綺麗だ。田代向の手前の温度計は 1度。他の登山者は田代向で下車した。寄はロウバイ祭りでテントの準備がしてある。テント横のベンチで朝食と思ったがまだ日が登ってないし風も少しだが吹くので風の来ないバス停の待合室で朝食にした。バスは高校生を乗せて出発。中学校のスクールバスも来て 5名乗って出ていった。

変わり映えしない登山道入り口
7:35出る。川の対岸は日が当たりだしたが道路側はまだ日が当たらない。8:00三廻部林道交点。8:05寄大橋。旧キャンプ場の方へ入る。8:10トイレのところ。8:15後沢出合。すぐ先のモノレールのところで上着とシャツを脱ぎ、手パッツする。万は花粉症の目出マスクをした。8:25出て 2-3分で登山口。登山道に入って少し上がると成長の森への分岐がある。ここは登山道を行かずに成長の森方向へ行く 8:30。堰堤を越えると広い河原になり右へ。赤テープが見えるので沢を渡って右岸へ。少し行くと道標があり成長の道方向が左後方へ分岐する 8:35。登山道は直進し、広い河原を横切って左岸へ移り黄色の道標に従って左岸を行く 8:40。

沢が分岐して中島みたいなところを通過する。セメントが袋のままで固まった石があるが今は古びてしまった 8:45。道標で左に沢を渡り、又右岸になる。5分ほどで道標があり沢を渡って左岸へ。沢沿いに少し行って、印は無いが、踏み跡らしいところから上がると鹿柵に出た。遭難碑のあるところだ 8:55。ここから鹿柵沿いに進む。9:05鍋割尾根 No.9への入口扉通過。9:10道が流されたガレ場通過。9:15大ガレの下に到着。ガレ場を渡る。昔使った梯子やロープがぶら下がって残っているが、今は枝沢の方から鎖と梯子で登山道に上がる。左へ行き桟道を渡って上がると釜場平 9:20。一休み。

ここからジグザグに 10分登ると平らになり、緩く下るとコシバ沢に出る 9:35。コシバ沢から鍋割峠に上がるルートはかなり痛んでいるらしい。コシバ沢からジグザグを 10分弱上がるとツルハシ尾根 (コシバ沢右岸尾根) 入口 9:45 870m。「危険!」という大きな看板があり、ここから雨山峠までのルートは荒天時には危険との注意書きがある。ここから登る。急斜面だがジグザグの仕事道で歩きやすい。10:00中間の平坦地 970m。左に雨山峠が良く見える。ここからは尾根筋の踏み跡を直登する。仕事道は右の山腹をジグザグに登っている。10:15仕事道が尾根を横切る。ここからは仕事道と尾根上を適当に選んで歩く。10:20雨山峠から鍋割山の尾根に出た 1108m。二四八の石標がある。

下から見た鍋割山山頂
正面は木の間から丹沢山から蛭、桧洞の稜線が見える。右端に塔ノ岳も見える。左に富士山が綺麗だ。写真を撮ったりしてから鍋割山に向かう 10:25。平坦な尾根筋を進み、少し下ると鍋割峠 10:35 1090m。馬頭観音がある。ここから 500mが遠い。少し上がると丹沢の稜線が綺麗に見えた。振り向くと富士山。10:45頃から木の階段になる。一定の歩幅で単調に上がるのはきつい。万は珍しくばて気味になる。10:50北尾根入口 1220m、木に赤ペンキの矢印があるが消えかかっている。もう少しだ。山頂手前で西側が開けて富士山が見事だ。白根三山が見えるが雪は少ない。11:00鍋割山頂 1272mに到着。10人くらいいた。上がって来たルートについて聞かれたのでちょっと話す。反対側は伊豆大島や江ノ島が良く見えた。

11:10出発。11:30 1000m。11:45後沢乗越 800m。直進してしまう人が多いのか左に下れという注意書きが多い。我々は直進。832mまで上がって下り、805mから栗ノ木洞への登りにかかる。荒れた道だけど何故か昔よりはましになった。下ってくる人に会いロウバイはどうかと聞くと良く咲いているとのこと。12:10山頂手前に日のよく当たっている場所があったので昼食にする。風もなく暖かい。一人上がって来た。食べたところの少し脇から、大倉尾根の花立山荘が見えた。12:55出発。

すぐ栗ノ木洞山頂 908m。ここからは下り一方だ。左側は間伐作業をしているようだ。13:05櫟山 810m。天気が良くて暖かい山頂だ。立派な松の木も元気。少し下って 720mくらいで西が開けて富士山が見える 13:15。700mで展望地分岐だが展望地方向は止めてあった。13:20石仏 (石祠?) の台座。13:30馬頭観音 (明治4年) を過ぎて三廻部林道に降りる。横切って少し上がり、林道に出て 578mは東側を巻く。13:40道標で尾根を乗越して宇津茂方向へ下る。

ロウバイ園の中を下山する
はじめは伐採林道で滑りやすい。少し下で山道に入り、伐採林道を横切りながら下って行く。13:50鹿柵を抜けて茶畑の上に出た。ロウバイの香りがほのかにする。すぐ土佐原分岐で林道の終点だ。ロウバイ園の方に向かう。茶畑の脇に食事中追い抜いて行った人が休憩中。14:00見晴台。数人が休憩中。ロウバイの間の舗装路を下って行く。見晴台に向かう人が結構いるが急坂だから大変だよね。バスは 14:35発なので十分間に合う。天気も良いし、いい香りの中を下って行く。14:10バス停着。

バスが停まっていて人々が乗り込んでいる。長蛇の列。停まっているバスは臨時だとかで、満員で出て行った。前に並んでいる人に聞くとバス会社の乗客整理の人が本部に臨時バスを頼んでいたそうだ。我々は 14:35の定時のバスになった。乗れるかどうか心配したが乗れた。早めに降りてきて良かった。混んでいるので前扉から運転手さんの隣に乗り込む。乗れない人がいるが出発。

途中、寄に向かう臨時のバスとすれ違う。田代向のバス停では 3名待っていたが運転手が臨時のバスに乗ってくれと言って断っていた。マス釣り場手前の温度計は 10度。前方に乗ったので新松田では早く降りられ、15:06の快急に乗ることが出来た。ラッキーだ。車内で COFFEEとおやつを食べる。16:15帰宅。今日も一日楽しく山行出来た。


今年に入っての山行は天気が良くなくて富士山が見えませんでしたが、今日は、良く晴れて雲もなく、綺麗に見えました。特に鍋割山手前の西が開けたところからは綺麗でした。南アは雪が少ない感じでした。葉が落ちているので西丹沢も、江ノ島・大島方面もよく見えました。下山途中も登って来る人達が多くみられました。鍋割峠からの木の階段を上る途中で万は久し振りにばてました。歩幅が違うと疲れないのになー。ロウバイの香りがすごかったです。茶畑に出た付近からもう香っていました。