梅の木尾根(薬師尾根)から大山


コロナ以来、丹沢はバスが混むので警戒していますが、初詣山行で日向薬師に行った折り、こちらはバスが混んでいないことがわかりました。これは利用できると思い、今回は梅の木尾根を歩くことにしました。しかし、以前歩いた時のことはすっかり忘れています。丹沢は10日と14日に雪が降りましたので、雪はどうかな(?)と思いますが、南尾根なので大丈夫だろうと、行くことにしました。今日はアイゼン・スパッツ持っていきます。梅の木尾根は以前より歩かれているだろうな〜。
日時: 2022年2月17日(快晴)
晋 万
日向薬師行きのバスは 6:45発に乗る予定だ。5:00前起床。準備して5:40出る。十五夜の月が西に、金星が東の空にすごく明るい。5:48に乗り、新百合 5:58発の各停に乗って伊勢原へ。各停だし伊勢原止まりなので空いている。座間付近で明るくなってきた。座間付近では小田急は南北に走るので西に見える大山から北につながる山々の上に満月が見える。山頂には雪が見える。登山大丈夫かな?。愛甲石田付近では大山に朝日があたる。今日も天気が良いだろう。伊勢原 6:38着。6:45発のバスで日向薬師へ。6〜7人乗っているが、登山者は我々のみでみんな途中で降りて終点まで行ったのは我々だけ。7:05日向薬師バス停着。食事は日向薬師の休憩所ですることにしてすぐ出発。本堂はまだ開いていない。休憩所で朝食 7:20-7:45。まだ日があたってないが風もないし着込んでいて寒くなかった。靴を締め、上着とシャツを脱ぎ、手パッツして 7:45出発。

駐車場の上のミツマタのつぼみは一つだけ開き始めていた。駐車場の脇から上がる。上に梅林。少し上がって看板のところから日向山方向に直接上がって行くルートは荒れているように見えた。きれいな道を左に行く。8:05峠に到着。クマ出没の大看板がある。右は日向山だが今日は省略し、左へ向かう。階段を上がり 8:10天神平分岐。天神平は南に500mの335mだ。鹿柵が出てきた。道標の三ノ沢・鍵掛方面へ向かう。鍵掛は途中の 778mだが三ノ沢はどこやろ。8:20 440m、道標あり。石雲寺へ下る尾根がある。少し進むと右へキャンプ場分岐。その先に岩の上に根が伸びた木があり、過ぎるとトラロープのついた階段を上がる。上がりきると大きなモミの木があった。モミの木の大木はところどころに残っている。8:35 500m付近、道標あり。風もなく歩きやすい。北斜面には雪が少し残る。すぐ 537m。作業道が分岐する。この辺りから作業道の分岐は多い。少し下って登りにかかると、すぐ奥の院分岐 8:45-50。お茶飲む。

岩の痩せ尾根を通過する
きれいに整備されたハイキング道はここまでで、ここからは普通の山道になる。上がっていくと右に大山三峰がよく見える。木の葉が落ちているので明るくて、風がないので暖かだ。江の島が見える。9:05二ノ沢の頭 670m。登山道にも雪があるようになってきた。植林地を抜けると痩せ尾根になる 9:15。雪があるので慎重に行く。思っていたよりも長かった。9:25ほぼ通過。少し登って大沢分岐 730m 9:30。ここからも雪があったりなかったりの登り下りを慎重に進む。9:45鍵掛 778m。杭に大山・唐沢峠への矢印がマジックで書いてある。風が通るので少し寒い。

9:50岩場の痩せ尾根。雪はないので助かる。上がって 780m付近。雪の上にタヌキの足跡があった。雪のあるところでは 2-3日前と思われる先行者の足跡があるので辿ると楽だ。800m付近からは雪のあるところのほうが多くなる。10:10 850m付近。10:20登山道に出た。すぐ北側のこぶが 893m矢草の頭だ。出たところでアイゼンを着ける。もっと早く着けたかったが良い場所がなかったし、万はさっさ上がって行く。風があるので寒い。着け終えて 10:30大山へ向かう。

10:55電柱尾根合流の 989m点。すぐ前を歩いている人に追いつきかかったが、ここで見えなくなった。この辺からは、ほぼべったりの雪だ。深いところでは膝まであるが一応ツボ足のトレールもある。急坂を上がって平坦になったところでお茶を飲んで一休み 11:15-20 1120m。11:25見晴台方面分岐。今日は大島、利島がはっきり見える。ここからは人が多いのでトレールはきれいな道になった。11:30大山の肩 1220m。軽く下ってから最後の登りになり 11:45大山到着。空気が澄んでいて関東平野がよく見える。筑波山もスカイツリーもよく見えた。ベンチのところで昼食と思ったが、さすがに、大山のこの時間は、人が多く、ベンチも、その他の座れそうなところも空いてない。まずはアンテナの立っている山頂北側に行って富士山と丹沢の写真を撮った。雪の丹沢の向こうに富士山が綺麗だが山頂は雲を被っている。ベンチのところに戻ると空いた場所があったので昼食にする 11:55。気温は低いので全部着こむ。時々風が来るがまあまあ暖かだ。食事を終えて 12:35出発。下りなので杖を出した。上着は脱ぐ。見晴台に降りて下社のほうへ行くことにした。

大杉が有るとはね?
アイゼンを履いているし杖もあるので快適に下る。12:50大山の肩。1-2分で分岐。見晴台へ向かう。13:00体が温まってきたのでシャツを脱ぐ。雪は減ってくるが見晴台まではアイゼンで歩くことにする。13:30見晴台に到着。空気が澄んでいて大山、大山三峰がきれいだ。ここでアイゼンを外し 13:35下社へ向けて出発。林の中だし、人が多い道なので、凍っていて注意がいる。椎樫の大木も多い道だ。13:45昭和 3年の飛行機事故の碑があった。枝沢を鉄桟道で渡り、その先でモミの大木を見る 13:50。進むと右に石段があり、見上げると大杉があった。上がって見る 13:55-14:00。横の木と繋いでしめ縄が巻いてあった。根元で合体しているので絆の木と言うそうで、下に石組み跡があり山の神(大山祇神社)があったそうだ。道はジグザグに下っていくが少し下から杉の全景が見えた。すぐ二重の滝。水は流れていない。その先で鳥居の所に出て、下社へ上がる階段を分けて、トイレの下で表参道に合流した 14:10。

すぐ男坂・女坂分岐。今日は男坂を下る。急な階段が連続する。疲れているので足がもつれてこけたりしないように注意してゆっくり下った。ケーブルカーの音か聞こえ、大山寺駅ですれ違うのが見えた。14:35八意思兼神社。ここからしばらく駒参道を下り、途中で車道に出て車道を下った。バス停につくと 14:45のバスが出て行ったばかりだった。次は 15:15。30分あるので、着替えしたり、整理したりしているうちにバスが来た 15:05。バスは皆座れるくらいの乗客。伊勢原からは 15:48の快速急行に乗り、コーヒーと菓子を食べる。まだ学生達は居ない時間だ。新百合乗り換え。16:40帰宅。


天気予報では、晴れだが強風とのことで心配しました。時々強い風がありましたが全体的には風も少なくて良かったです。梅の木尾根は二ノ沢の頭から大沢分岐までは痩せ尾根で、雪もあり、かなり神経を使いました。778mから上も、そこそこ雪のある、痩せた急登で気を使いました。大山山頂は工事中でした。いつもより遅い時間に山頂に到着しましたので、登山者が多かったです。景色は、海の方は、大島・利島・江の島もしっかり見え、陸は関東平野も筑波山までしっかり見えました。山は、富士山は山頂に雲がかかっていましたが丹沢の山並みは白くなって雪がだいぶありそうでした。下りは見晴台から下社への道を取りました。久しぶりです。思っていたより距離がありましたが、途中大杉を見ました。合体樹で絆の木と言うそうで、昔は山の神(大山祇神社)のご神木だったらしいです。立派な杉でした。