大山から不動尻


昨年はコロナ問題でミツマタを見に行きませんでした。今年は万が、いつも行く西丹付近の山ではなく違う場所を探し、厚木市が宣伝している、不動尻のミツマタ群生地を見つけました。又、蓑毛からヤビツ峠までの柏木林道にも、髭僧の滝への入口付近にミツマタの群生地があることがわかり、両方をセットにして、山行を考えました。蓑毛も不動尻もものすごく久しぶりです。どうなっているのか楽しみでもあります。
日時: 2022年3月25日(晴)
晋 万
蓑毛行のバスの関係で 5:58発で出発。新百合からの急行はいつもより時間的に少し遅いのでほぼ満席だったが何とか座れた。もう 5:45分には日の出だ。良く晴れている。6:50秦野駅到着。結構降りる人達がいる。久しぶりに秦野に下車した。バス停に向かう。同じ電車で降りた登山者は他に 2名。バスは次の電車でも乗れる。我々は一番前で待つ。他のバス停には長蛇の列だが何処に行くのかな?。バスは 7:10発。次の電車で来た登山者も乗ってきたりして、ほぼ満席になった。途中で降りる人たちがあり、蓑毛では我々を入れて 6名の登山者が下車。バス停で朝食。バス停のそばの店の犬がよく吠える。身支度してから県文化財の大日堂を見て 7:55出発。

可憐なハナネコノメ
8:00ヤビツ峠と大山方面の分岐を大山方面に少し行くと小さい木橋の左側にハナネコノメが咲いている。小さくてしっかり見ないとわからないが可愛い花だ。分岐まで戻って出発 8:05。次のバスに乗った人が登ってくる。8:10右手にミツマタが植えてあり咲いていた。8:25春岳沢を渡る。昔は木橋のところに湧き水の道標があった気がしたが、今日は見落としたようだ。橋の手前からミツマタが見えたので、そちらの方を気にしていたのだ。残念。渡ってすぐ右上がミツマタの群生地だ。こんな所にあるなんて!びっくり!。すぐ髭僧の滝への道標がある。荷物を置いてすこしそちらへ入り、踏み跡をミツマタの群生の中へ上がってみた。日が当たっているミツマタは綺麗だし、花はまだまだ元気で大丈夫だ。登山者が上がってくるのが見えた。少し見てから戻り、ヤビツ峠方向へ向かう。すぐ尾根の末端を回り込むところに「水源かん養保安林」の標柱がある。8:30ここから右に上がる。

柏木林道沿いにあるにミツマタの群生地
しばらくミツマタの群生地の中を上っていく。急坂だ。左へ上がって尾根に出る 8:35。ミツマタは終わる。昔の炭焼き道が通っているが倒木と落ち葉で歩けないので脇を上がる。踏み跡の状態はあまり良くない。8:40登山道 (柏木林道) と会う。直進する。すぐまた登山道と会い横切って直進する。保安林の黄色い看板のところだ。8:45登山道と会う。ここは赤テープあり。直進する。すぐ上でまた登山道。直進する。このあたりから少し緩む。右下でチェーンソーの音がする。8:50もう一度登山道を横切り直進する。3-4分で左から登山道が来て曲がって左へ行く。保安林の黄色の看板がある。ここも直進し登山道とは離れる。登山道は山腹をトラバースしてヤビツ峠へ向かっていく。

2-3分で 680mの平坦地。ミツマタが出てきた。ここはまだ花には早く、あまり咲いてない。9:05記念植林のところ 750m付近。標柱が 3本あり。9:10造林予定地の看板が落ちていた。木の大きさからみて 20-30年前かな?。上のほうになると、22日の雪が少し残っていた。雪の上に足跡があるから昨日か一昨日にこの尾根を登った人がいるのだ。9:25ヤビツ峠からの登山道に出た。ヤビツ峠 0.6km、大山 1.7kmのところでベンチがある。登山者が通る。2-3分お茶飲んでいる間にも 10人くらいも通り過ぎていく。今日は雪の影響でバスがないからヤビツまで車で上がった人かな?。ここから雪があったりなかったりする。

9:35鎖場。この尾根はらくちんな尾根と思っていたが結構登りがある。登山者も多い。かなり上がって展望の良いところから三の塔の向こうに富士山が見え、丹沢三峰までの丹沢主稜線が良く見える。今日は少し靄っている。過ぎると、すぐ表参道と会う 10:10。今日は銅鳥居からまっすぐ山頂へ向かう。10:20奥の院。山頂周辺は整備工事中で荷運びのモノレールが山頂直下まで来ていた。山頂標柱の写真を撮って、飴、お茶。10:30出る。霞がかかっているので、富士山を見に鉄塔方面はいかない。

10:40不動尻分岐。唐沢峠への稜線が眼下によく見えた。10:55鉄塔尾根入口。ここも上までモノレールが来ている。下って 11:10薬師尾根入口。矢草の頭と書いた山名標が木に括りつけてあった。今までは無かったし、必要もないと思うけどね。下りは痩せ尾根があり、鎖の手すりがある。11:20唐沢峠に到着。昔は東屋があったが今は無く、ベンチがある。ここからトラバース道に入り、不動尻への尾根に向かう。ヤビツ峠道から前後しながら歩いてきた女性は真っすぐ上がっていったが、50mほど登ったところから尾根伝いにも下れるのだ。11:30トラバースが終わって、尾根に出て右へ下る。尾根筋は大きなモミが多い。

11:35不動尻まで 1.3kmの道標。11:40不動尻まで 1.0kmの道標。その下で古い林道が来る。前を歩いていた登山者たちがここで見えなくなった。あとで調べると、この古い林道を辿って下ればミツマタ群生地の上に出るのだ。我々はそのまま登山道を下る。ミツマタが見え始めると下の方にミツマタ見物の人が沢山いるのが見え、11:55三峰分岐。すぐ不動尻に到着。キャンプ場はもうないが、10m位の長さの石積みがあり、キャンプ場の施設跡だと思う。みんなそこに座って昼食を食べている。我々もその端に座って昼食にした。

最近有名になったミツマタの群生地
昼食をした場所の前のミツマタはそんなに広いわけでもなく、こんなもんかなと思っていた。食後、不動の滝方向への沢筋に行くと、右手にミツマタが古い林道に沿って上へ広がっている。林道を上がっていくと上のほうまである。真ん中少し上まで登って戻ってきたが、ここは広かった。厚木市が県下一と自慢するのも分かる。一回り見てから 13:05出発。広沢寺温泉入口のバス停へ向かう。まだまだミツマタを見に来る人が上がってくる。

13:10煤ケ谷分岐。13:20鐘ヶ岳登山口。すぐトンネルがある。トンネルを抜けたところに簡易トイレがありバキュームカーが来て掃除中だった。バキュームカーを見たのは久しぶりだ。13:30林道のゲート。ゲート前は厚木市のパンフレットでは駐車禁止の由だが数台停まっていた。13:40新大平橋。13:45大釜弁財天道。その先の右後方への分岐は弁天の森キャンプ場への道だ。13:55愛宕権現。参道階段脇のシイは洞があるが大きい。すぐ先に駐車場。ミツマタを見に行く車はここに停めることになっている。広沢寺へはここから入る。さらに進むと「バス停はこの先 50m」という道標がある。左に直角に曲がって行けば良かったのだが、分かりにくい道標で斜め前の細道に入ったらセブンイレブンの前に出た。どこがバス停かと思ったら右手にバスを待っている人が見えた。そちらに向かい 14:10バス停に着いた。七沢病院入口のバス停だった。

14:17の厚木バスセンター行きのバスに乗る。途中から渋滞になり動かない。30分で着くはずが 15:10着になった。少し後に伊勢原行きのバスがあったので、多分そちらの方が早かったと思う。本厚木から 15:15に乗り、町田で途中下車して買い物し 16:15帰宅。


去年は見れなかったミツマタを見れて満足でした。大山へは髭僧の滝の奥の尾根も考えましたが滝の巻き道の状態が悪くなっているそうなのでやめ、モミジ沢右岸尾根(髭僧の滝上の二股の、右股が春岳沢、左股がモミジ沢のようです。) をヤビツ峠道の 880m付近に登るルートにしました。取り付き付近のミツマタは満開で良かったです。700から 750m付近のミツマタはまだまだでした。ヤビツ峠道は登山者が多かったです。昔登った時の印象として平坦な尾根をちょいちょいと上がれると思いこんでましたので、登りが多く鎖場まであって、階段があって、予想外でした。不動尻のミツマタは、植林地の中なので、広々感はすこし足りないと思いますが、厚木市の自慢ももっともだと思える広さと本数でした。不動尻からバス停までは思っていたより長かったですね。