タケ山から高松山


松田山の河津桜が満開らしいので行ってみようと思いました。いつものように高松山から最明寺公園を経て下って行くことにしますが、高松山までどう行こうかと考えました。ジダンゴ山から回ろうと考えてルートを探したところ、虫沢からタケ山を経て登る道があるので行ってみることにしました。タケ山古道は 2017年に「虫沢古道を守る会」によって整備された道です。
日時: 2023年3月4日(晴)
晋 万
新松田から寄へのバスは土曜日始発が 7:55と遅い。家で朝食してから 6:40に乗って出る。土曜日なので新松田のバス停は長い列が出来ていたが殆どの人は座れた。我々は田代向で降りるので前の方で立つ。マス釣り場バス停先の温度計は 4度。8:15下車。我々を入れて 6人下車した。準備して 8:20出発。

田代橋を渡って左へ。右がジダンゴ山方向なのでそちらに行く人が 3人。8:25谷戸口橋の手前で右へ。8:30沢入橋を渡り、8:35虫沢橋を右に見て 5分ほどで花じょろ道方面が左に分岐する。バスを降りて我々と同じところで準備していた女の人が追いついて来た。万が「花じょろ道は左ですよ」というと「タケ山に行く」とのこと。晋が「同じですね」と言うと、タケ山から高松山に行くのだとのことで晋が「あ、それも同じだ」と言う。この人は早いので先に行った。

分岐を直進し、すぐ先で長寿橋を渡ると正面に道祖神の祠がある。左へ上がる 8:45。少し上がって分岐を左へ上がる。すぐ道標があり右への細道を指して近道とある。地図の破線路だ。それを上がる。8:50尾根筋に出ると開けたところになり、梅が綺麗に咲いている。河津桜が 1本あり、その下に八坂神社の祠がある。すぐ先で舗装路経由の道と合流し、山道になった。8:55鹿柵の扉の無いゲートを入るとバンガロー風の廃屋が 3軒ある。左側の棟に瞑想室とあったから何か宗教系の施設だったのかもしれない。

過ぎるとすぐ標高 400mの小さいプレート。9:00右に上がる。古い林道だ。少し行くと林道はロープで止めてあり左に山道を上がる。古道を守る会の道標がうるさいくらい沢山あるので迷うことは無い。9:05 450m。50m毎に標高を書いた白いプレートがある。9:10 500m。手入れの行き届いた綺麗な植林地だ。下草は鹿の食わないイノモトソウが多い。9:15道標に従って右へ。少しだがミツマタがあり花が咲き始めている。9:20 550m。道標に「山蛭の猛攻に注意」とある。まだ大丈夫だが 4月になると気を付けなければならないだろう。道標には蛭除けの塩が入ったボトルが付けてある。3-4分で炭窯跡。復元したものらしく石組が綺麗だ。

タケ山展望台
9:25 600m。植林はここまでで広葉樹林になる。葉が落ちているので明るい。9:35 650m。登って行くと上方にカヤトが見え、上がると 700mとあり、その上がタケ山展望台 9:40-45。富士山が頭だけ見え、南はゴルフ場、北東は丹沢表尾根がよく見える。しばし平坦なアブラチャンの林を行くと富士見台 9:50。その先で植林地に入って 2-3分でタケ山山頂。林の中で展望は無い。寒いのですぐに出る。下って 9:55鉄塔。後から走る人が来た。ちょっとびっくり。「鷹巣五段の滝」という道標がある。10:00鞍部。少し上がって古い林道に出て、左へ 50m行くと舗装した虫沢林道に出た。

林道を横切ってダルマ沢の頭へ向かう 10:05。登り口付近にはミツマタがあり咲き始めていた。ここからジグザグの植林地作業道で、荒れているところもあるが、まずまず良い道だ。でも250mの急登できつい。万は花粉症のマスクなので息苦しく、ふらふらになってダルマ沢の頭 880mに到着 10:40。道標・山名標は林立しているがタケ山方向は赤テープがあるだけだった。八郎丸という山名標もある。一休みして 10:45出発。

下りは歩きにくい階段だ。上がってくる人と会う。10:55 871m 細尾山、昔はここがダルマ沢の頭だったような気がするのだが?。2-3分で秦野峠分岐。少し先の 850m付近で左に下る 11:00。木の間から富士山が見える。右手下から工事音がして秦野峠からの林道で工事しているのが見えた。11:10-15 817m 桜丸とあり、桜の木があった。11:20 750m。11:25鉄塔 731m、丸山とあり。11:30 700mまで下って 806mへの登りにかかる。左下で何か作業をしていた。11:45 770m付近でちょっと休んでお茶と干しマンゴー。11:50 806m ヒネゴ山 (西ヶ尾)。ここから、また 100m近く下る。

高松山山頂
12:00ヒネゴ沢乗越、花じょろ道が虫沢から来る。ここから八丁方向へは昔はトラバースしたが今は道が半崩壊しているので上がってから右に尾根を下るようになっている。昼ご飯を考えなくてはならないが、登山道の道標に高松山まで20分とあるので、頑張ってみることにした。上がって 12:05 750m、八丁への花じょろ道が分岐する。12:15 750m圏の太尾山。少し下ってビリ堂分岐を過ぎ、少し上がって高松山到着 12:20。土曜日だし賑やかな山頂だ。景色はもう春で靄っている。富士山の見えるところにシートを敷いて昼食にする。よく見るとシートの上に 1-2mmの子ダニが少なからず上がって来ていた。突っつくと足を引込めて丸くなりゴミと変わらない姿になる。しばらくするとまた足が出てきて歩く。面白いけど体に付かれると嫌なのでしつこく払い落すといなくなった。枯草の上に寝転んでいる人もいたが他人事ながらやばいんじゃないかな?。ゆっくり食事して 13:15出発。

13:25馬の背。13:30登ってくる大団体に二組も会った。左下の植林地の斜面にミツマタがだいぶあって咲きはじめている。13:40真弓ヶ丘。桜平を過ぎて 13:45富士見台。すぐ第六天。数人いた。ここから林道を高松へ向かう。田代向分岐 13:55。さらに下って高松 14:00。横切って最明寺公園へ向かう。14:05馬頭観音。上がって 14:20公園入口の峠に到着。今日は真っ直ぐ下る。14:25鐘突き堂跡。少し道が荒れているが 14:30池のところに出た。道標通りに水平道から下るよりもかなり早い。河津桜は満開で葉が出かかっていた。松田山に向かう。

舗装道路の下りは膝に来てきつい。15:00舗装路から外れて自然館へ向かう。途中の河津桜も花は満開だが葉が出ていた。15:20桜祭り入口。大混雑を避けて桜祭りは見ずに、左の車道を下る。15:35石仏のところに下りついた。JR松田駅の方に行き小田急に向かう途中で落花生を売っていた。安いし美味しそうな落花生だったので買う。15:40新松田駅到着。15:44に乗って帰る。16:55帰宅。


タケ山は山頂は植林地ですが途中に展望地があったりして良かったです。しかし、林道に出てからダルマ沢の頭までの登りはきつかったです。高松山までも登り下りがあって思っていたより長かった。疲れました。でももう春ですね。富士山は綺麗に見えましたがやや靄っていました。河津桜は松田山までの途中でみたのがもう葉が出ていたし、今日は土曜日で大混雑だったので桜祭りは省略しました。今年はちょっと遅かった感じです。落花生はすごく美味しい、良い落花生でした。