高取山


1月に下った高取山東尾根を今日は登ってみます。長くはないが気持ちの良い尾根でした。登り口の栗原までバスもあります。下りは聖峰の尾根の一本南側、谷戸の頭から万松寺山の尾根を下るつもりです。そのあと塔の山からの展望を楽しんで、鶴巻温泉駅に出ることにします。
日時: 2023年2月5日(晴)
晋 万
万がみつけた栗原(くりばら)から高取山に登り聖峰を下って塔の山へ登る低山周遊コースを計画したが、地図を眺めると谷戸の頭から万松寺山の尾根に破線がある。調べると歩けそうなので、歩いてみることにした。バスの時間に合わせて朝食を食べてから出発。6:40に乗る。乗換は 2分で少し急ぐ。本線は 8割くらい座っていた。日曜だし、いつもより少し遅いので登山者が多い。小田急の丹沢フリーパスは栗原行も使える。伊勢原下車 7:18。

栗原行のバスは 7:30。初めて乗る。団地東とか団地西とか通るのでどんな大きな団地なのかと思ったら、大きな工業団地だった。日曜なので乗客は少ない。栗原入口から自由乗降区間になったので氏神様 (稲荷社) のところで降ろしてもらう。今日は初午 (2月最初の午の日) で稲荷社は初午祭りなので来ている人がいた。昔は数軒の家でお守りしていたが、みんな出て行ってしまい、今は一人だと言っていた。鳥居と祠の稲荷社にお参りして 8:00出発。

少し先で右に入り、分岐を左に進んで、道が右に曲がって行くところで左前方に上がり、ミカン畑の急坂を登る。右から上がってくる道と合って左へ行く。少し行くと分岐するので右へゴルフ場の方へ上がって行く。右側は伊勢原カントリーで、ゴルフ場整備の車が走る舗装路になる。右に見えるグリーンはショートコース 4番。8:20枕状溶岩のところ。すぐ道標があり、球除け網の下を通る。左は旧南コースだが廃止された。その先でゴルフ場の道を分けて直進する。少し先に左上にティーグラウンド跡がある。廃止された南コースの 17番で、前の見えない打ち下ろしの名物ホールだったらしい。今は下だけがショートコースの 5番になっている。その先の道標で右に入り、ここから山道になる 8:30。

沢山山頂
旧林道の幅広の道を行き 8:40鹿柵扉を通過。今日は前回省略した 356mの三角点に行ってみることにした。鹿柵扉で右折し、すぐ先で左折してゴルフ場から離れ、トラバース道になる。右に上がれば三角点付近に行けそうだが、急斜面なので先に進む。林道が終わり普通の山道になった。8:50右上の斜面が緩んだので三角点に向かって上がることにする。緩いとは言っても立ったままで、四つん這いにならずに、何とか上がれる程度の結構な急斜面だし、木が少なくて滑りやすい。3-4分で鹿柵のある尾根筋に登り着いた。三角点よりも西寄りと判断し、鹿柵に沿って右へ行く。大きな桜の木を過ぎると鹿柵を越える脚立があり「沢山 356m」の山名板が鹿柵に付けてあった 8:55。さらに進むと木に赤テープが巻いてあり鹿柵の内側に三角点標石があった 9:00。写真を撮ってから山名板のところまで戻り、脚立を越えて鹿柵の内側に入り、三角点に戻る。9:05再び三角点に到着。タッチし写真。四等だった。

戻って山名板のところの脚立は越えずに鹿柵の内側を進む。次の脚立を過ぎてさらに進むと鹿柵がT字になって行き止まりだ。でもこの付近の鹿柵はだいぶ壊れていて、穴が開いていたので、くぐって外に出た 9:15。鹿柵に沿って更に西へ進み 9:20登山道と合流した。緩く上がって 410mを右に見て、先日は間伐作業をしていたところを過ぎる。更に緩く上がって 440mで左へ。460mは右を巻き西へ向かうようになると北に大山が綺麗に見えた。南尾根に出る手前の植林地は右側で間伐作業をしていた。伐採林道がすぐそばまで来ていて、間伐材を運ぶキャタピラートラックと積み込みのユンボが作業中だった。登りは思ったよりも短くて、すぐに南尾根の道標のところに着いてしまった。

谷戸の頭
高取山に向かう。さすがに人が多い。9:55-10:00高取山 556m。山名柱のところで写真を撮ってもらった。並んで写るのは久し振りだ。下って聖峰分岐。今日は先まで行く。更に下って平坦になり、道が右に巻いていくところで真っ直ぐに登る 10:15。薄い踏み跡の急斜面だ。10:20谷戸の頭 454m到着。木に黄色のテープが巻いてあり谷戸岡沢ノ頭と書いてあった。山名にはうんちくの人がいるからね。ハムの人がいた。長目のダブレットアンテナだったので 50mhzかと聞くとそうだと言っていた。

万松寺山に向かう。テープもあるが、地図には破線路が 2本あり、南東への尾根もあるので、テープがどれを指すのかが問題だ。ここは磁石で確認し、東へ向かう。少し下るとはっきりしてくる。大きな桜の木があった。10:35鞍部。登りは途中に倒木帯があり、万は左を、晋は右を、巻いた。10:40万松寺山に到着。幹が縦に一回り巻いた面白い木があり、そばに石祠があった。文化元年銘で「徳胤代再建」とあり当時の万松寺の住職かな?と思う。(石祠の屋根は横を向いていた。ネットで見ると 2019年2月の写真では正しく乗っていたが 2021年4月の写真では横を向いている。)

10:45出てぼそぼそと笹のある平坦な山頂を進むと紫のスズランテープがある。その先で木に赤テープが巻いてあった。右の尾根方向にもテープがあった。磁石で確認するとどうやら南東への尾根らしいので、そちらには行かずに直進する。笹が無くなって明るい尾根になり緩く右に曲がって東向きになる。下って行くと笹が出てきた。踏み跡は薄いが、尾根ははっきりしている。背丈の笹のところもあるが色々な色のテープも多く問題はない。左側に植林地が出てきて 11:00鹿柵のところに出た。

鹿柵に沿って踏み跡がある。右を見ると、鹿柵に扉があるが扉は余り使われていないようで、鹿柵に沿った踏み跡の先にテープがあり、地図をみるとごみ焼却施設の方に行くようだ。我々は鹿柵に沿って左に下る。11:05鹿柵の扉を通ると開けた畑地で梅林があり白梅が 3分咲き。左後方に高取山が見えた。11:10左からくる道と合う。11:15車道にでた。右へ向かう。この付近も梅が咲き始めている。11:20右奥に万松寺が見えた。通り過ぎて左へ上がり、広い道と合って登り坂を右に少し行くと塔の山緑地公園の西入口に到着 11:25。

塔の山山頂
山頂に向かって階段道を登る。11:40塔の山 204m到着。北が開けて、奥に大山、手前左に聖峰が良く見える。良い景色だが、日が当たらず寒いので、展望広場に行くことにして進む。少し下ると見晴台があって伊勢原方面が綺麗に見える 11:45。ベンチもあって日もよく当たり暖かいのでここで昼食にした。江の島が、大山や鍋割山から見ると見下ろす感じだが、ここからだと水平に見える。その向こうに房総の富山(とみさん)の双耳峰が見えた。12:30出発。山頂に戻る。三角点がある筈と探したら「ここは山頂」という道標の裏側の笹薮にあった。西入口に下る。大住台方向に下る破線路に注意しながら下ったが廃道なのか入口が見当たらなかった。12:50西入口。北の方にゴルフ場の球除け網の通路 (登るときに通ったところ) が見えた。

車道を南へ向かう。錦鯉センターが下に見え、養魚池に鯉が泳いでいる。国246を横切り、大住台 1丁目に入り、善波川を越え、大住台 3丁目から階段を下って東名を高架橋で渡り、道なりに南へ進む。陣屋、大和、弘法の里湯をすぎて 13:25鶴巻温泉駅。13:31の町田行に乗る。町田で途中下車して買い物し、15:05帰宅。


天気も良く、暖かで、素敵な冬の陽だまりハイクでした。「沢山」の三角点や「谷戸の頭」から「万松寺山」の尾根など、面白い変化もありました。「塔の山」見晴台での昼食も暖かで気持ちよかったです。