脳の構造

• 脳は何からできているのか

  　脳は神経細胞、神経繊維の集まりです。その数は１０の１０乗くらい！だから豆腐というよりは、糸の固まりみたいなものですね。

• ３層構造

  　脳には３という数が合うみたいです。

  　構造的には後脳（延髄、小脳など）・中脳・前脳（間脳、大脳など）と分けられ、これらは違った機能を担っています。（生命維持には後脳、中脳が主に働く）。

  　しかし、面白いのは、生物進化の歴史が脳の中に積み重ねられていること。遺伝子情報を読むと、人間の遺伝子の配列にも他の動物、昆虫やミミズと共通の部分があるそうです。（進化を認めるなら、当然そうなる。）

  　脳にも同じように、「爬虫類的な脳」「原始哺乳類的な脳」「人間の脳」という三つの部分があるらしい。これらは

  「爬虫類的な脳」…本能的行動・儀礼的行動を司る。（挨拶もできないやつはトカゲに礼儀を教わってこい！）

  「原始哺乳類的な脳」…感情・直観・意志などを司る。ペットの動物と遊んだり、心を通わせたりすることができるのは、これのおかげ。コンピュータで再現するのは難しい。

  「人間の脳」…論理的思考・観念・認識などを司る。「人間はエライ」「頭のイイやつはエライ」という人が根拠にする部分でもありますが、最も法則化しやすい、すなわち、コンピュータなどの機械で代行しやすい部分でもあります。

  などです。これらの部分が一つの「全体」として働いているのが脳なのです。