しかし、錯覚はもっと積極的な心の働きから生まれるものらしいことがわかってきました。つまり、四角いものは、脳が四角く見ようとしているから四角いのです。おそらくこれも自然の中で生き抜くための知恵なのでしょうが、「錯覚」を調べると、人間の情報処理の仕方が驚くべき「からくり」に満ちていることがわかります。