OE4 & OE5
OE4からのアップグレードとOE4へ戻すときの注意点について
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OE4からのアップグレード
かつてのIE3からIE4へアップグレードを行ったことがある人はご存知の、Active Setupを使ったイントールが行われます。
イントールの際には、インストールするコンポーネントを細かく指定することができます。
IE5のブラウザは必須選択ですが、その他のNetMeetingやChatなどは自由選択です。もちろんOE5も自由選択です(つまりOE5にはIE5のインストールが必須となる)。
その他に、アンインストールのためのバックアップファイルを保存するか、などの選択肢があります。
もしOE4へ復元することを前提にするなら、このバックアップファイルを保存します。
ない場合は、最悪ならWindowsの再インストールを行わないとIE4もOE4も戻ってきません。
また分かり間違っても、キャビネットから手動でIE4やOE4のファイルをコピーしても、トラブルの原因になるだけですから、復元にはアンインストールを行うことをお勧めします。
OE4とOE5の互換性
OE4に関するデータはすべてOE5で互換性が保たれています。つまりOE5は完全下位互換です。
OE4のメールデータはすべてインポートされます。アドレス帳もすべて大丈夫でした。
ただしどちらも、空ハードディスク領域の量によっては、インポートを失敗することもあるようです。
さて「インポート」という言葉を使いましたが、これは英和辞書を引くと「輸入する」という日本語がはじめに出てきます。
つまり、OE4のデータをOE5に変換してOE5でも使えるようにする作業です。
OE5へのアップグレードでは、旧バージョンのバックアップファイル(アンインストールのための)を保存しておくと、
メールデータとアドレス帳は、OE4で使える状態で保存されます。そして別ファイルとしてOE5形式のメールデータとアドレス帳を作成します。
アップグレード前のOE4のメールの数にもよりますが、バックアップデータを保存してアップグレードすると、かなりのハードディスク容量を消費します。
これはインストーラ(Active Setup)が要求するディスク容量とは別に必要みたいです。なので多め多めに空ディスク領域を確保してアップグレードに望みましょう。
なお、*.eml形式でメールをファイルに保存した場合は、メールデータの互換性が保持されています。これが後々重要になります。
OE5とOE4の相違点(アドレス帳)
OE5の第一印象は、OEのウィンドウの左下にアドレス帳のペイン(枠)があるということです。
一覧からアドレスをダブルクリックするだけで、その人のメールアドレスが指定されたメッセージ作成ウィンドウが現れます。
OE5のアドレス帳では、あたらしく「よみがな」の項目が増えました。
OE4からアップグレードした場合は空欄のままですが、
すべてのアドレスに対してよみがなを入力しておけば、アドレス帳を本当の日本語の五十音順に整列してくれます。
OE4ではこのよみがなの項目がないせいで、完全な五十音順ではなく、漢字コード順で整列されていたのです。
OE5とOE4の相違点(メールデータ)
ベータ2からも大きな変更があり、結局OE4に似たような形式になりました。
むしろInternet Mail(OEのひとつ前のバージョン)に近づいたカンジです。
メールデータは今までどおり、ユーザー別にメールデータのフォルダが用意され、
その中には、OEのメールフォルダごとにデータファイルが存在します。
このメールデータの形式はOE4とは異なります。OE5のメールデータはデータ部分が圧縮されてコンパクトになっています。
OE4のメールデータは、メールフォルダごとに *.idx と *.mbx というファイルでデータを構成していました。
OE5のメールデータは、*.dbx というファイルひとつだけです。
しかもOE4には * の部分にファイル1,2,3,…のように連番付きのファイル名がついていましたが、
OE5では、メールフォルダの名前がそのままファイル名になります。
つまり、メールフォルダが「受信トレイ」なら「受信トレイ.dbx」になります。
OE4でフォルダ階層などの情報を格納していた folders.sch というファイルは、
OE5では folders.dbx というファイルに変わったようです。
メールフォルダの階層情報をバックアップするなら、このファイルも必要になります。
OE5をアンインストールしてOE4を復元(99.4.24更新)
OE5をアンインストールしても、OE5で送受信したメールデータはOE4には復元されません。
これはアンインストールの作業が、OE5にアップグレードする前の環境に戻すだけだからです。
OE5のメールデータをOE4に反映するには、OE4のメニューの[ファイル]→[インポート]→[メール]をクリックします。
インポートするメールソフトの一覧から Outlook Express 5 を選択して[インポート]します。
OE5をインストールしていない環境では現れないオプションです。
正確には、OE5をインストールするとOE4のプログラムファイルがアップグレードされ、OE5のメールデータを取り込む機能が追加されるのです。
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