Flash付きメール
かっこいいWebサイトには付き物の、FlashアニメーションをHTML形式メールに載せる方法についてです。
久々にOE4版音楽付きメール並のウラ技の登場だと思います。
(フレームページメールがボツになった今となっては…)
01年9月のBIGLOBEサーバー移行に伴い、メール再送ツールでのメール送信に不具合が出ていました。
現在は正常に動作しています。
大変ご迷惑をおかけしましたことをお詫びいたします。(管理人)
|
|
はじめに
Flash付きメールの動作確認は、今回もOE5のみです(送受)。
その他のメールソフトの対応状況についてはこちらをご覧下さい。
必要なもの
当然ですが、Flashアニメーションのファイル(*.swf)が必要になります。
それからOE5の他に、テキストエディタ(ワードパッドで十分)も必要です。
(メモ帳も立派なテキストエディタになりますが、添付ファイル付きのメールソースはファイルサイズが大きいのでメモ帳では開けません。)
Flashアニメーションの作成方法などについては、ここでは解説しません。
興味はあるけど、Flashアニメーションは作れないという方は、Flashアニメーションを掲載したWebサイトから拝借してきたもので試してみてください。
(直接保存することは出来ないので、キャッシュからコピーしてきます)
あと若干HTMLの知識も必要になります。
- HTML形式メールを作成、宛先と件名を入力
- Shockwave(Flash)ファイルを添付
- HTMLソース編集で<EMBED>タグを挿入・編集
- 名前を付けてEML形式で保存
- 保存したファイルをテキストエディタで開く
- メールのソースを編集(MIME形式の変更)
- テキストエディタで保存
- 再送ツールで送信
HTML形式メールの作成・編集
まず、HTML形式メールを作成します。
メニューの[書式]-[リッチテキスト(HTML)]にチェックが付いていることを確認してください。
そして件名を入力します。複数アカウントの設定をしている人は、送信者となるアカウントを必ず選択しておいてください。
宛先などは再送ツールで指定しなおすので、ここでは指定する必要はありません。
(空のままでOKです)
次に添付ファイルとして、Flashアニメーションを指定します。
(メニューの[挿入]-[添付ファイル]でファイルを選択するか、そのファイルをメールにドラッグ&ドロップ)
ここまで出来たら、メールの本文などを編集します。
もちろん背景色や文字色などについてもです。
Flashアニメーションを挿入するスペースもちゃんと確保しておきましょう。
(イメージをつかむために同じ寸法の画像を挿入しておくのもアリです)
本文の作業が終わったら、HTMLのソースを編集して<EMBED>タグを書き込みます。
メールの作成ウィンドウの下部に[編集]・[ソース]・[プレビュー]タブが表示されていない場合は、
メニューの[表示]-[ソースの編集]にチェックを付けます。
ウィンドウ下部の[ソース]タブをクリックすると、本文がHTMLタグの表示になります。
そしてFlashアニメーションを挿入する位置に、以下のHTMLを書き込みます。
<embed src="" width=400 height=300 type=application/x-shockwave-flash></embed>
width=400とheight=300は、Flashアニメーションの寸法です。
ここは表示させるFlashアニメーションの寸法に修正してください。
src属性の値が空ですが、これは後にメールのソースをテキストエディタで編集するときに修正するので、今はこのままで構いません。
ここまで出来あがったら、ウィンドウ下部の[編集]タブをクリックし、EML形式ファイルとして保存します。
メニューの[ファイル]-[名前を付けて保存]をクリックし、保存場所としてデスクトップなどを選び、適当なファイル名を入力して[保存]ボタンをクリックします。
EML形式ファイルの編集
ここでは、誰のWindowsでもインストールされているであろう、ワードパッドをテキストエディタとして使います。
ワードパッドは、[スタート]メニュー[プログラム]-[アクセサリ]-[ワードパッド]をクリックして起動します。
保存したEML形式のファイルを開くには、メニューの[ファイル]-[開く]をクリック、
[ファイルの場所]一覧から保存した場所(デスクトップ)を指定、
下部の[ファイルの種類]一覧から[すべてのファイル]を選択、
一覧からEML形式のファイルを選択して、右下の[開く]ボタンをクリックします。
このメールのソースで修正するのは、ヘッダー部分、<EMBED>タグ、MIMEの添付記述、の3箇所です。
(01/06/30追加)X-Unsent: 1の行を削除(行を詰める)
変更前
From: nagano@mx?.mesh.ne.jp
Subject:
Date: Thu, 7 Dec 2000 13:30:53 +0900
MIME-Version: 1.0
Content-Type: multipart/mixed;
boundary="----=_NextPart_000_xxxx_xxxxxxxx.xxxxxxxx"
X-Priority: 3
X-MSMail-Priority: Normal
X-Unsent: 1
X-MimeOLE: Produced By Microsoft MimeOLE V5.50.4522.1200
This is a multi-part message in MIME format.
------=_NextPart_000_0115_01C0616E.EB045380
Content-Type: multipart/alternative;
boundary="----=_NextPart_001_xxxx_xxxxxxxx.xxxxxxxx"
------=_NextPart_001_xxxx_xxxxxxxx.xxxxxxxx
Content-Type: text/plain;
charset="iso-2022-jp"
Content-Transfer-Encoding: 7bit
------=_NextPart_001_xxxx_xxxxxxxx.xxxxxxxx
Content-Type: text/html;
charset="iso-2022-jp"
Content-Transfer-Encoding: quoted-printable
<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.0 Transitional//EN">
<HTML><HEAD>
<META http-equiv=3DContent-Type content=3D"text/html; =
charset=3Diso-2022-jp">
<META content=3D"MSHTML 5.50.4522.1800" name=3DGENERATOR>
<STYLE></STYLE>
</HEAD>
<BODY bgColor=3D#ffffff><EMBED src=3D"" width=3D400 height=3D300=20
type=3Dapplication/x-shockwave-flash></EMBED>=20
<DIV><FONT size=3D2></FONT><FONT =
size=3D2></FONT> </DIV></BODY></HTML>
------=_NextPart_001_xxxx_xxxxxxxx.xxxxxxxx--
------=_NextPart_000_xxxx_xxxxxxxx.xxxxxxxx
Content-Type: application/x-shockwave-flash;
name="test.swf"
Content-Transfer-Encoding: base64
Content-Disposition: attachment;
filename="test.swf"
RldTBA4BAQBwAA+gAAC7gAAK2AFDAv///z8CPgIAAP/Y/9sAQwAGBAUGBQQGBgUGBwcGCAoQCgoJ
CQoUDg8MEBcUGBgXFBYWGh0lHxobIxwWFiAsICMmJykqKRkfLTAtKDAlKCko/9sAQwEHBwcKCAoT
CgoTKBoWGigoKCgoKCgoKCgoKCgoKCgoKCgoKCgoKCgoKCgoKCgoKCgoKCgoKCgoKCgoKCgoKCgo
:
:
(以下省略)
ヘッダー部分 | Content-Type: multipart/mixed; を Content-Type: multipart/related; type="multipart/alternative"; に変更(2行目のtype="…の前はタブ空白です) |
MIMEの添付記述 | Content-Disposition: attachment; filename="test.swf" を削除し Content-ID: <flashfile@MyOE>に変更 |
<EMBED>タグ | src属性の値(""の中)をcid:flashfile@MyOEにする (初めにcid:を付けるのを忘れずに) |
X-Unsent: 1を削除 | この行を削除と受信側で編集状態で開いてしまう(Flashが再生されない) |
変更後
From: nagano@mx?.mesh.ne.jp
Subject:
Date: Thu, 7 Dec 2000 13:30:53 +0900
MIME-Version: 1.0
Content-Type: multipart/related;
type="multipart/alternative";
boundary="----=_NextPart_000_xxxx_xxxxxxxx.xxxxxxxx"
X-Priority: 3
X-MSMail-Priority: Normal
X-Unsent: 1
X-MimeOLE: Produced By Microsoft MimeOLE V5.50.4522.1200
This is a multi-part message in MIME format.
------=_NextPart_000_0115_01C0616E.EB045380
Content-Type: multipart/alternative;
boundary="----=_NextPart_001_xxxx_xxxxxxxx.xxxxxxxx"
------=_NextPart_001_xxxx_xxxxxxxx.xxxxxxxx
Content-Type: text/plain;
charset="iso-2022-jp"
Content-Transfer-Encoding: 7bit
------=_NextPart_001_xxxx_xxxxxxxx.xxxxxxxx
Content-Type: text/html;
charset="iso-2022-jp"
Content-Transfer-Encoding: quoted-printable
<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.0 Transitional//EN">
<HTML><HEAD>
<META http-equiv=3DContent-Type content=3D"text/html; =
charset=3Diso-2022-jp">
<META content=3D"MSHTML 5.50.4522.1800" name=3DGENERATOR>
<STYLE></STYLE>
</HEAD>
<BODY bgColor=3D#ffffff><EMBED src=3D"cid:flashfile@MyOE" width=3D400 height=3D300=20
type=3Dapplication/x-shockwave-flash></EMBED>=20
<DIV><FONT size=3D2></FONT><FONT =
size=3D2></FONT> </DIV></BODY></HTML>
------=_NextPart_001_xxxx_xxxxxxxx.xxxxxxxx--
------=_NextPart_000_xxxx_xxxxxxxx.xxxxxxxx
Content-Type: application/x-shockwave-flash;
name="test.swf"
Content-Transfer-Encoding: base64
Content-ID: <flashfile@MyOE>
RldTBA4BAQBwAA+gAAC7gAAK2AFDAv///z8CPgIAAP/Y/9sAQwAGBAUGBQQGBgUGBwcGCAoQCgoJ
CQoUDg8MEBcUGBgXFBYWGh0lHxobIxwWFiAsICMmJykqKRkfLTAtKDAlKCko/9sAQwEHBwcKCAoT
CgoTKBoWGigoKCgoKCgoKCgoKCgoKCgoKCgoKCgoKCgoKCgoKCgoKCgoKCgoKCgoKCgoKCgoKCgo
:
:
(以下省略)
出来あがったら再保存します。メニュー[ファイル]-[上書き保存]をクリックします。
ワードパッドで再保存するときですが、[テキスト形式で保存すると、書式情報はすべて失われます。保存しますか?]と聞いてくることがあります。
そのまま[はい]をクリックして保存してください。
再送ツールで送信
保存できたら、このファイルを当サイトのSMTPWCのメール再送ツールから送信します。
- ここをクリックしてSMTPWCのページを開く
- [メール再送ツール]をクリック
- [参照]ボタンをクリック
- ファイルの一覧から、保存したEML形式のファイルを選択して、右下の[開く]ボタンをクリック
- [宛先]などにメールの宛先を入力
- [送信]ボタンをクリック
EML形式をアップロードし配信するために時間がかかります。
複数の人に送る場合は、コンマ「,」で区切ってアドレスを入力してください。
考察
なぜFlashアニメーションを添付したかというと、ファイルをBase64にエンコードする必要があるからです。
このエンコードをOE自身に処理させるために、あえてOE側で添付させました。
余談ですが、HTML形式メール送信ツール(でも今回のと同じメールを作成・送信できるのですが)
はBase64へのエンコード処理をWWWサーバーで行うため、非常に処理時間がかかってしまいます。
OE活用講座ホーム |
OE活用講座掲示板
Factory |
Laboratory |
NAGANO INTERNET A
COPYRIGHT 2001
COPYWRONG 1987, 2001