小ワザ大全集
知っておくとちょっと得するようなワザをリストアップしました。関連雑誌編集部の皆さん、勝手にパクらないように!
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受信メールの差出人をコピーして、送信メールの宛先に
これは返信を使わずに、メールをくれた人へメールを出すときのテクニックです。アドレス帳を使いません。
受信したメールを開いて、差出人の名前を右クリックして[コピー]します。
送信するメールの宛先の欄を右クリックして[貼り付け]れば、差出人の名前がでます。メールアドレスもちゃんと複写されています。
受信したメールの差出人の名前を範囲選択して、ドラッグして送信するメールの宛先の欄にドロップしても複写されます。
メッセージのソースを表示
受信したメールや送信済みのメールのソースを表示すると、ヘッダーと呼ばれる情報を見る事ができます。
このヘッダーを見れば、相手のプロバイダや、使用しているメールソフトなどが分かります。メールソフトに関しては、下の「相手が使っているメールソフトを知る」をご覧ください。
@メールをダブルクリックで開いて、Aキーボードの[Ctrl]+[F3]を押します。
すると背景がグレーのウィンドウが現れ、そこにソースが表示されます。上部の太字の部分がヘッダー情報です。
ヘッダーには、他にもいろんな情報を知る事ができます。
「Received:」で始まる行は、メールがどのように中継されたかが分かります。
「by biglobe.ne.jp 〜」などという部分は、biglobe.ne.jp のメールサーバーを中継したという意味です。更に後ろの「〜」には、中継された時刻や、中継したメールサーバーのソフトも分かります。
太字のヘッダーの後には、普通の文字でメールの本文が現れます。日本語なのにアルファベットなどで書かれているのは、シフトJISで書かれた日本語を、JISなどに置き換えているからです。
またOEでMHTML(HTMLメール)を送るときは、複雑な表記が現れます。詳しい解説は省略いたします。
ちなみにHTMLメールのHTMLのソースを表示するときは、@メールをダブルクリックで開いて、Aキーボードの[Ctrl]+[F2]を押します。
これはIEのソース表示と同じで、メモ帳にHTMLが現れます。
ただしJISコードのメールは、メモ帳でもJISで表示されるので、いったんこれを保存して文字コードをシフトJISに戻さないと読めないです。文字コードがEUCの場合も同じことです。
メールを削除する
メールを削除するには、OEの一覧で削除するメールを右クリックして[削除]です。
すると[削除済みアイテム]フォルダに移動します。
この[削除済みアイテム]フォルダから更に削除すると、パソコン上からメールは完全に削除されます。
ディスク容量を節約するためにメールを削除するときは、この直後にすべてのフォルダを[コンパクト]にします。
OEのメニューの[ファイル]→[フォルダ]→[すべてのフォルダをコンパクトにする]をクリックします。
ということは、コンパクト化する前なら[削除済みアイテム]フォルダから削除したメールでも、かろうじてメールを調べることができる(?)と思います。
これに関しては調べておきます。
メールを削除する(2) 2000/2/19追加
デスクトップなどのアイコンを削除するときに、キーボードの[Shift]キーを押しながら削除すると、ごみ箱を経由せずに一発で完全に削除できるのはご存知でしょうか?
それと同じく、メールを削除するときに[削除済みアイテム]を経由しない方法があります。
削除するメールを選択しておいて(複数選択可能)、キーボードの[Shift]+[Del]キーを押します。
(デスクトップなどと同じような、右クリック→[削除]などのマウスによる操作のときに[Shift]キーを押していても、それは単に[削除済みアイテム]に移動するだけです)
相手が使っているメールソフトを知る
これはOEでメールを送信するときの重要な事です。
相手がOEでない限り、HTMLメールを送っても相手側で正しくメールが読めない事があるからです。
相手のメールソフトを調べるには、@受信したメールをダブルクリック開いて、Aキーボードの[Ctrl]+[F3]を押します。
メッセージのソースが表示されるので、ヘッダー情報(ソースの上部に太字で書かれている数行)から、
B「X-Mailer: Microsoft Outlook Express ....」という行を探す。
「X-Mailer: 〜」で始まる行の「:」右側は、相手のメールソフトをあらわします。
ここに「Microsoft Outlook Express」と書かれていれば、相手はOEを使っている事になるので、HTMLメールを送ってもOKです。
「X-Mailer: 〜」の行がない場合は、相手のメールソフトを特定できません。OEでないことは確実です。だからHTMLメールは駄目です。
ちなみに「X-Mailer: 〜」がないソフトには、Microsoft Exchange(Windows Messaging)などがあります。
サイズの大きなメールを送る
Wordなどで画像を挿入した文書などは、時に1MB以上のファイルになることがあります。
このような文書ファイルをメールで添付して送ろうとすると、
メールサーバーからエラーメッセージが帰ってきて、
添付ファイルのメールが送れないことがあります。
メールサーバーには、一通のメールのサイズを制限している場合が多いです。
プロバイダによって上限のサイズはさまざまですが、BIGLOBEはどうやら1MBが上限のようです。
先日、DTP用の画像(JPEGで1.38MB)を取引先に送ろうとしたら、エラーが出てメールが送信できませんでした。
このような場合は、一通のメールを分割して送信します。
- OEのメニューの[ツール]→[アカウント]をクリック
- メールを送信するときのアカウントを選択して、[プロパティ]をクリック
- アカウントのプロパティのダイアログで[詳細]タブをクリック
- ダイアログ下部の[送信]枠の[次のサイズよりメッセージが大きい場合は分割する]にチェックを付ける
- その下の欄にメッセージのサイズを指定する
プロバイダが指定した上限より少ない値にする(私は500KBにしています)
- [OK]ボタンをクリック
- アカウントの設定ダイアログを閉じる
ハードディスクの空き容量にもよりますが、たまにメールを送信する以前の段階で(つまり[送信]ボタンをクリックしたとき)、
強制終了が起きたりしてメールが送信できないケースもあります。
そのような場合は明らかにメールが大きすぎるので、添付ファイル自体を分割して送るようにします。
添付ファイルが複数ある場合は、ファイル一つずつに分けてメールを送るようにします。
ひとつのファイルのサイズが異常に大きい場合は、何かの手段でファイルを分割して一通ずつ送りましょう。
私は昔はBASE64などのテキストファイルにして、WordPadで適当な場所で分断し、一通ずつメールで送ったことがあります。
受け取った方では、COPYコマンドの+でファイルをひとつにくっつけてBASE64→バイナリに復元していました。
今はファイル分割のツールがあるのでそれを使えばいいでしょう。
文字罫線や顔文字が揃わない(2000.2.1追加)
複数行にまたがる文字罫線や顔文字をメールで書いて送信すると、相手側では文字が揃わずに歪んで表示されることがあります。
これはフォントの問題と、文字ピッチの問題のせいです。
フォントの問題とは、文字の表示に使われるフォントがプロポーショナルの場合のことです。
プロポーショナルのフォントは、すべての文字幅は均一ではありません。(アルファベットや数字は、文字幅の違いが顕著に分かります)
プロポーショナルのフォントを使うと、文字やスペースの数によって複数行間の文字が揃わないことが多いです。
プロポーショナルフォントには MS Pゴシック や MS P明朝 や MS UI Gothic があります。
一方の固定ピッチフォントは、半角の文字、全角の文字なら、すべて文字幅は等しいのです。
なので複数行間の文字位置が揃わないこともありません。
固定ピッチのフォントには MS ゴシック や MS 明朝 などがあります。
受信したメールを表示するときに使用するフォントを変更する方法は以下の通りです。
- OEのメニューの[ツール]→[オプション]をクリック
- 上部の[読み取り]タブをクリック
- 下部の[フォント]ボタンをクリック
- 一覧の[日本語]を選択しておく
- [プロポーショナルフォント]の一覧から MS ゴシック などの固定ピッチフォントを選ぶ
- 下部の[OK]ボタンで閉じる
- 下部の[OK]ボタンで閉じる
一方、送信するときのメッセージの編集画面で使用するフォントですが、
テキスト形式のメールでは、いっさいの書式情報は関係がないので、とくに変更する方法はありません。
つまり受信した相手側の表示フォントの設定によります。
双方とも同じメールソフトで同じフォントを使っているのなら、文字間隔なども同じように表示されます。
HTML形式のメールの標準のフォントを変更する方法は以下の通りです。
- OEのメニューの[ツール]→[オプション]をクリック
- 上部の[作成]タブをクリック
- [メール]の右の[フォントの設定]ボタンをクリック
- [フォント]の一覧から MS ゴシック などの固定ピッチフォントを選ぶ
- 右の[OK]ボタンで閉じる
- 下部の[OK]ボタンで閉じる
しかしいくら固定ピッチのフォントを使っていても、複数行間の文字位置が揃わないことはあります。
それはワープロやメールソフトの編集画面の機能のせいであることが多いです。
画面に表示するときに、固定ピッチの文字同士の文字間隔を調節することがあるので、それで文字位置が揃わないのです。
余談ですが、メニューの[ツール]→[オプション]の[署名]タブで署名を編集するときは、
あのテキスト欄がプロポーショナルフォントで表示されていることに留意する必要があるでしょう。
面倒なら、いったんメモ帳などで署名を作ったものを、署名のテキスト欄にコピー&ペーストすればいいでしょう。
(メモ帳は基本設定では固定ピッチのフォントで表示される)
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