PostPet共存編

OEとポスペを一つのメールアドレスで運転するテクニックについて

はじめに

立ち上げを考えてから、一番リードタイムが長くなったポスペ編です。たいへん長らくお待たせしました。 なお、本原稿は執筆をはじめた98年9月から変更を加えていないので、当然PostPet2001のことは考慮していません。 ポスペ優先ならOEの設定なので、PostPet2001の通常の設定でOKです。

基本的な仕組み

POP3のメールの基本的なメールの受信方法についておさらいしておきます。
受信サーバー(通常はPOP3サーバー)に、メールが蓄積されています。 ユーザーはメールクライアント(OEなどのメールソフト)を利用して、この受信サーバーにアクセスします。 OEでメールの受信を行うプロセスを例に解説します。
  1. OEが受信サーバーに接続する
  2. 受信サーバーでユーザーIDとパスワードを確認してログオン
  3. サーバーにあるメールのヘッダー情報を確認
  4. 新着メールがあれば一通ずつダウンロード
  5. ダウンロードが完了したらサーバーから削除
  6. 他にメールがあれば4.から繰り返す
  7. サーバーから切断
これは他のメールソフトでもほとんど同じです。
5.で削除しないで、もう片方のメールソフトで受信したときに削除するようにします。 どちらのメールソフトで先に受信するかがポイントになります。先に受信するほうを優先しているメールソフトとします。

ポスペ優先

PostPetの設定で、サーバーから削除しないようにします。OEでは受信後にメールを削除する設定(通常)にします。

  1. PostPetのメニューの[設定]→[ネットワークの設定]をクリック
  2. ダイアログ下部の[サーバーにあるメールを]の欄の[残す]にチェックを付ける
  3. [OK]ボタンをクリック
ポスペ優先の場合、先にポスペでメールを受信してから、OEで送受信を行います。

OE優先

OEの設定で、サーバーから削除しないようにします。ポスペでは受信後にメールを削除する設定(おすすめ)にします。 該当するメールアドレスのアカウントを確認してください。

  1. OEのメニューの[ツール]→[アカウント]をクリック
  2. 一覧から該当するアカウントを選択し、[プロパティ]をクリック
  3. ダイアログの[詳細設定]タブをクリック
  4. [配信]の欄の[サーバーにメッセージのコピーを置く]にチェックを付ける
  5. [OK]ボタンをクリック
  6. [閉じる]ボタンをクリック
元に戻すには4.のチェックをはずします(これが本来の設定)。
OE優先の場合は、OEで先に送受信を行います。

おわりに

OE優先にしておくほうがお勧めです。 OEにはメールの送受信を行うときに自動的にダイヤルアップ接続を行う機能があります。 こっちのほうが手間が少ないですよね。 またOE優先なら、PostPet2001のそのままの設定でOKです。

 

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