IDバーコードには、制御桁、数値桁、冗長桁の3種の情報が記録されている。数値桁には、マシンID、日付、時刻、シリアル番号が、記録されている。ここでは、数値桁の読み方を試してみる。
はがきに印字されているバーコードの例を図に示す。はがきの消印には、「中原局、平成9年3月31日、18−24」とあり、このはがきに印字されているIDバーコードの数値桁から、つぎの情報を読取ることができる。
[マシンID]=306 [日付]=90 [時刻]=62 [シリアル番号]=0343
ここで、日付は、1月1日を起算とすれば、90日目、つまり、3月31日を、時刻は、24時間を20分刻みで表わしているとみられ、00:00を起算とすれば、20:20−20:40に相当する。つまり、IDバーコードの数値桁には、「306号機、3月31日、20:20−20:40、343通目」という情報が記録されているとみられる。このことから、消印情報とバーコード情報とが符合している様子がわかる。
[住所表示番号]=303 [新郵便番号]=2110022
とあり、はがきに表記されている住所、川崎市中原区苅宿303とその新郵便番号であることを示している。
[消印] | 中原局 平成9年3月31日 18−24 | |
[住所] | 川崎市中原区苅宿303 |