グインサーガのこと

〜その2 人物考察<グイン>編〜



え〜お待たせしました、グインサーガ第二回目です。
(果たして待ってた人は居るのだろうか?)
今回からグインサーガに登場する人物について考察していきたいと思います。
第一回目は主人公のグインです。

グインの登場は神秘的でした。
中原と辺境の境、ケス川のほとりのルードの森に忽然と姿を現しました。
そこでモンゴールの追っ手から逃れるため迷い込んできたリンダ&レムスを助け、イシュトヴァーン,マリウス達とも運命の出会いをして、最初の旅を共にすることになるわけです。
最初の頃のグインは、豹頭に慣れていないようでしゃべったり物を食べるのもやっかいそうでした。
豹頭など無いかのように自然に振る舞っている今と比べるとちょっと不気味な怪物的な雰囲気も持ってました。
このままのグインで物語を進めると、きっと違ったサーガになったでしょう。
(個人的にはあまり読みたくないですね)
今のグインのことを嫌いという人はほとんど居ないでしょう。
好き嫌いの分かれるナリスやイシュトヴァーンとは対照的です。
非常に優等生で正義漢、腕っ節も強いが小技も効く、頭も良くて礼儀正しい、おまけに謎のベールにつつまれた神秘性・・・
ケイロニアの女官で無くともちょっと気になるところでしょう。
(むろん、あの豹頭を気にしない心の広さは必要ですが・・・(^^;)
こんなに優等生だとちょっと鼻につくところですが、シルヴィア姫と出会ってからは初な少年のような可愛いところも見せ、ますますみんなに好かれていってます。
シルヴィアとはあのままラブラブ状態が続いて欲しかったのですが、グラチウスの暗い野望に巻き込まれ純粋だった二人にも陰が落とされることに・・・
果たしてどのような関係を作ることができるのか・・・ヤーンのみぞ知るところです。

しかし、その優等生であるが故の失敗も既に犯してしまっています。
友人達に「何かあったときは何をおいても駆けつける」なんていう約束をそこら中でしてしまうもんですから、それを真に受けたイシュトヴァーンの一生で一度の頼みをケイロニア王への忠誠から断ってしまい、彼のプライドを大きく傷つけて最大の敵を作ってしまいました。
リンダやレムスにも同じような約束してたような気がするけど大丈夫なのかな?
約束と言えばセム族やラゴン族に「俺はいつか辺境に帰っておまえたちの王となる」みたいなことを言ってたけど・・・
いつ帰るんだよ?シルヴィアが嫌がったらどうするんだよ?え?
もう、その時の雰囲気でポンポン重要な約束しちゃうんだから・・・
(辺境の王にもいずれはなるみたいだけど)
かと思えばアムネリスに「女は軍服など脱いで家庭を守れ」なんてことを言って敵にしちゃうし・・・
(おまけにアムネリスとイシュトがペアになったりするし・・・)
誰かグインの豹頭の口にチャックして欲しい(笑)

まあそんな人間的なところも見せるグインですが、豹頭に代表される神秘的な点も多いです。
ランドックの謎もさることながら・・・
 最大のピンチに現れる神秘的な力
 セムやラゴンに自分たちの王と納得させる雰囲気
 ケイロニアで新参者であるグインを千竜将軍からいずれは国王にまでしてしまう強い流れ
人間的な魅力や能力だけでは説明できないことでしょう。
やはりこの世界の王となるためランドックより遣わされたのか?

で、そんなグインの今後ですが、まぁシルヴィアと結婚してケイロニア王にはなりますね。
(幸せな結婚生活であることを祈るのみですが・・・)
そしてゴーラ王イシュトヴァーンとパロ王レムスとで三国志やって、いずれは中原のみならぬ世界の王となる・・・らしいです。
グインの正体については、物語の端々にヒントが出てきてます。
特に外伝読んでると「おおおおぉ・・・」てなヒントがバシバシ出てきますので必読です。
個人的には、あんまりSFチックにならずに剣と魔法の範囲に留めておいて欲しいですね。

あ、グインサーガ37巻をようやくゲットしました。
今は41巻辺りを読んでるとこです。
外伝を先に読んだので、ネタはバレバレなんですけどね(^^;
でもおもしろい・・・・・ぼくに読書の時間をくれい!!って感じですね。
次回はイシュトかな?
読んでいく内にグイン観も変わるかもしれないし・・・
何せ100巻まではまだまだあるんですから(^^)

ではでは
(今度書くのはいつの日か・・・・)




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