NHKというところは、しばしばすばらしい作品を作り出します。 アニメーションにしてもそうです。 過去にも、1997年の顔ともなった「もののけ姫」宮崎駿監督の「未来少年コナン」や「新世紀エヴァンゲリオン」庵野秀明監督の「ふしぎの海のナディア」というすばらしい作品を放映しています。 今回紹介するのは、現在NHK教育テレビで放映中の子供向けミニアニメーション群です。 子供向けと言っても馬鹿にはできません。 すばらしいセンスで、大人の鑑賞にも十分耐えれる作品ばかりです。 このように完成度が高く、しかも余り視聴率が期待できない作品はNHKにしか作れないでしょう。(←ほめてるんですよ) それでは紹介していきましょう。 「音楽ファンタジーゆめ 〜Dreams〜」 クラシックの名曲を現代風にアレンジし電子楽器で演奏した音楽に合わせて、その曲をイメージにしたCGアニメが流れます。 音楽もアニメもセンス抜群です。 どれも小中学校の音楽の時間に聴いた経験のある曲ばかりで、「あ、この曲ガボットていうのか、これはメヌエット?」等とノスタルジックな思いも感じさせてくれます。 本編の前にパソコン(Mac?)とマウスをモデルにしたキャラクタ「コミ&ハーディー」が登場するショートCGアニメがあるんですが、これがまた可愛くてお勧め。 僕が一番好きなのが風邪を引いてワクチンソフトで治すお話、注射が含まれたDISK3を怖がる二人(?)の姿が可愛いです。 NHKソフトウェアからビデオとCD-ROMが発売されていますので、興味のある方はどうぞ。 「なんでもQ」 動物を題材にしたクイズ「あにまるQ」,虫を題材にしたクイズ「むしむしQ」,両方を合わせた「むしまるQ」の3つのシリーズがあります。(最近は「むしまるQ」が多いようです) 厳密に言うとアニメーションという括りでは無いかもしれませんが、おもしろい作品なのでここに紹介します。 CGとセルアニメと実写(動物や虫の映像)を組み合わせた作品です。 以前フジテレビ系で放映されていた「ウゴウゴルーガ」のようなノリで、「こんなギャグ、子供には分からんだろう」というものばかりです。 ガイド役の「うらら」のキャラクタも最高ですが、クイズの出題者が笑わせてくれます。 エレベータガールのアゲハチョウ・・・「上へ参ります。5Fクイズフロアでございます。」 サラリーマンのタガメ・・・「初めまして、わたくしタガメと申します。」と名刺を差し出す。 火消しのペンギン・・・「てーへんでぃ、てーへんでぃ、火事で火事でぃ、おっとその前にクイズでぃ。」 関取のカブトムシ・・・「かぶと山っす、クイズ一発ぶちかますっす。」 他にも歌舞伎役者のマントヒヒ,お姫様のカバ,買い物おばさんのハチ,忍者のゾウ,飛脚のカメ,パイロットのトンボ等々脳味噌がとろけそうなキャラクターばかりがクイズを出します。 もう一つの見所は動物や虫の生態をテーマにした挿入歌です。 なかなかするどい視点で、 「カマキリの母さんは父さんを食べる〜」とか 「アリクイは蟻を食べる、アリクイが死んだらそれを蟻が食べる、君は僕の、僕は君のグリコーゲン」等の名曲揃いです。 歌っている人も有名なアーティスト(歌手,声優等々)が多く、いずれCD化されることを期待しています。 NHKソフトウェアから「あにまるQ」と「むしむしQ」のビデオとCD-ROMが発売されていますので、興味のある方はどうぞ。 「もんぴー」 「おかあさんといっしょ」の中で時々放映されるアニメです。 粘土で作った人形のコマ撮りアニメで、おさるの「もんぴー」が見る夢のお話です。 このお猿さん、毎回面白い夢(白昼夢や妄想もある)を見てくれます。 忍者になったり、巨大なラーメンの上をサーフィンしたり、ある島の火山になったり・・・ 弟の「ちんぴー」や彼女(?)の「くるみん」,カモノハシの「かものん」,カンガルーの「とけっぽ」といった仲間達も出てきます。 NHKソフトウェアからビデオが発売されていますので、興味のある方はどうぞ。 「パクシ」 これも「おかあさんといっしょ」の中で時々放映されるアニメです。 粘土人形のコマ撮りアニメで、少年パクシとその周りの人々の日常を描いてます。 この世界ものんびりとはしてるのですが、少々不思議な空気が流れてます。 パクシやその家族も不思議ですが、とんがり帽子の謎のおじさんパルタザールは怪しさ絶品。 ♪ふ〜ん、ふ、ふん、ふん、ふ〜ん、ふ、ふ〜ん ♪ふ〜ん、ふ、ふん、ふん、ふ〜ん ていう鼻歌が今も耳に残っています。 NHKソフトウェアからビデオが発売されていますので、興味のある方はどうぞ。
1回で収まると思ったのですが、思ったより長くなってしまいました。 |
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