東京の地酒

「第1回 品評会出品酒を味わう会」


 3月29日立川グランド4Fで開催された東京都酒造組合主催のお祭りに出かけて、酒の仲間との交流を楽しんだ。(石黒)
 東京の地酒は、14蔵元あるが、今回のエントリーは「国府鶴」、「酔悦」を除く12蔵。数年前見学した五日市の「喜正」、今年の3月に訪ねた武蔵村山の「吟雪」も参加している。北林さん、田中さんのルートの「嘉泉」も出ており、伊藤さんの名前を出して営業部長さんの名刺を頂く。

 現在酒造組合は、両小沢酒造が理事長、副理事長を占め、南の方が副で、門馬さんのお知り合いの「桑の都」。今後の地酒の研究が期待される。


美味しいお酒の条件の事

 まず、国税局鑑査室の室長さんの挨拶。話しの中で美味しいお酒の3大要素は、
  1. 原料:水、米
  2. 杜氏の技術
  3. 蔵元の酒造りに対する姿勢
  であり、東京の蔵はこれらを守っており、全国大会の金賞の率が35%以上になっていると紹介された。3番目の条件が国税局の方から語られたのは得る処が多かった。確かに、先日伺った「吟雪」でも蔵の姿勢の話しが出たと記憶している。


品評会のこと

 今日は明らかにされなかったが、東京都の結果はもう出ているようで、5月には発表されるとのこと。全国での入賞率が高いことは、「多摩の地酒」を楽しむこと我が意を得たりの感がある。今年の行方に注目を!

利き酒会の巻

 出品の12銘柄の利酒が始まり、大吟醸が各2品種提供される。お猪口が1個づつ渡され、めいめいお目当ての蔵からトライする。どの蔵も選りすぐりのお酒で、味も香りも甲乙が付けがたい。味に「さっぱり系:淡麗」と「うまくち系:豊潤」がある。勿論中間的な味もある。ほかに、特別昔ながらの味をだす「麻袋しぼり」を提供している蔵があった。これは、大吟醸でも酒の味がする。

 口に含んで酒を利き、用意されて器にはき出す、何だかもったいないような気がする。なんだかんだと12銘柄全部をトライした。中にはすでに出来上がっている人がいる。


立食パーティーの巻

 この後は、グランドホテル自慢の料理が出ての懇親会。14蔵元提供の選りすぐりの吟醸酒の飲み放題。
料理と酒を楽しみながら同好の士との懇談が始まる。結構若い女性も参加していて、「お酒を楽しみに来ました」 の言には時代を感じたものである。

お土産のこと

 瓶詰めの大吟醸、品評会出品をお土産にいただく。滅多に入手出来ない逸品である。500mlを2回に分けて味わった。
 今日は第1回と言うことで、次回以降が楽しみである。ちょっと会費が高いが、それでも200人以上が集まって、まあいいか。

東京の地酒関連のURL紹介。
   「月丸」関係のグループのホームページの中にある


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