J FLAG(5人制フラッグ) 審判マニュアル(3版(2000.11.15 JTFA審判部) JTFA主催ゲームでは、参加チームの代表からなる2名の審判と、JTFAから派遣される1名のマッチコミッショナーによって試合を執 り行うこととする。 ※※ 各審判は、自身の笛を持参して、試合に臨んで下さい ※※ 尚、JTFA主催ゲームを担当した審判に対して、大会終了後にJTFAで審査し、公式指導員(C級)の認定書を発行する。 [1] プレゲームセレモニー<5分前> (1) 両チーム整列 ゲーム開始の宣言(「第×試合を開始します。両チーム礼!」) キャプテンによる簡単な自己紹介 (2) コイントス(ジャンケン) 勝ったチームが、前半の先攻とし、負けたチームに陣地を選ばせる。 (3) 先攻チームの5ヤードで準備開始。 <ホーンと同時に試合開始> [2] 審判の役割 (1) 次の事象に目を配る。 a) アウトオブバウンズ b) ファンブル、転倒、故意の接触や乱暴行為、アンフェアな行為 (2) 次の事象の判定は基本的に選手自身に任せる。 a) フラッグを取ったことによるデッド、インターセプトによるデッド ※ 下記メカニックは、アメリカン/タッチのように反則を見付けられるように考えたものではなく、試合を円滑 に進める為のもの。7ヤードルールの違反者などはこれでは見付けられないが、これも選手の自主性に任せる。 ※:軽微は反則は目くじら立てて取ることはしない。試合中に指導するようなつもりで試合に臨んで下さい。 ※:接触系およびスポーツパーソンシップに反する類の反則は、厳しく取って下さい。 [3] メカニック (1) ポジショニング ---R-----------→ | R: スクリメージライン上 | B: 守備選手の後方、Rとは反対側のサイドライン際 | (Bはプレイ開始でハーフラインまたはゴールライン付近へ移動する) ---+------B----→ (2) レフェリー(R)の役割 1. ボールをセットし、レディフォープレイを宣言する。(スクリメージマーカーをセット) 2. オフェンス側の装備の確認 3. 25秒計。15秒と20秒の経過時を宣言。 4. フォルススタートの監視 5. 7カウント(サウザンドワン、サウザンドツー、・・・) 6. バックフィールドでのデッドの監視。 7. ランの監視(基本的にボールがスクリメージを越えるまで最初のポジションに居て良い。) 8. 自分側サイドラインの監視。 9. 反則および罰退の宣言 (3) バックジャッジ(B)の役割 1. 7ヤードマーカーをセット 2. 自分側サイドラインの監視 3. ディフェンス側の装備の確認 4. ハーフラインおよびゴールラインの監視 5. パス・インターフェアランスの監視 6. ファール時のボールのセット 7. 得点の記録(TFPの後、点数[何 対 何]を声に出して伝えて下さい。またできれば反則も記録) [4] ハーフタイム<2〜3分>:前半終了時にコイントスに勝ったチームに後半の陣地を選ばせる。 [5] ポストゲームセレモニー (1) 両チーム整列 (2) レフェリーによる得点と勝者の宣告 「△対×で○○チームの勝ち。ナイスゲームでした(礼)」 ※ スクリメージマーカーおよび7ヤードマーカーの移動は、サイドラインにチームが陣取っている場合には依頼し ても良いが、その場合には、プレゲームセレモニーで依頼しておくこと。また、基本的には審判の仕事として認 識し、各チームには協力を依頼することとする。 ※ マッチコミッショナーの役割 マッチコミッショナーは、プレイの判定には直接加わらないが、各審判は判定の是非について意見を求めることができる。 この為、マッチコミッショナーには試合全体を観測できる位置にいることを義務付ける。この場合においても、あくまでも 試合における判定は審判が行うこととし、各審判がマッチコミッショナーに意見を求める場合には、具体的に「このような 事象があったが、その判定は如何に?」といった形で意見を求め、マッチコミッショナーが何かを見て、実際に判定しなけ ればならないような意見は求めないものとする。 一方、マッチコミッショナーは審判の教育係りとして、試合の進行に影響の無い範囲で、試合の進行、および審判の動作等 に関して助言を与え、あるいは指導を行うこととする。 (本資料は、http://www.biglobe.ne.jp/~tsuyoshi/TF/JFLAG/rule/index.html で参照できます。)