コマンドラインで、次のようにバックアップパターンを指定できます。

●バックアップパターンを選択する場合。(通常)

backup  [-s] [-c]

●登録されているバックアップパターンの名前を指定して実行する場合。

backup  -n パターン名 [-s] [-c] [-i] [-p 設定ファイル名]

●登録されている全てのバックアップパターンで実行する場合。

backup  -a  [-s] [-c] [-i] [-p 設定ファイル名]

●バックアップ元、バックアップ先を直接指定する場合。

backup  バックアップ元  バックアップ先  [-f] [-d] [-r] [-e] [-s] [-c] [-i] [--nonotify]

オプションの説明

-s または --start         バックアップ開始の確認を行ないません。
-c または --close        バックアップ終了後、ただちにプログラムを閉じます。
                                    パターン設定でシャットダウンなどを選んでいても、-cの指定が優先されます。
-i または --minimized  最小化して実行します。

-n または --name        バックアップパターン名の指定してバックアップを行ないます。
-a または --all             全バックアップパターンでバックアップを行ないます。

-f または --force        常に全ファイルをコピーします。
-d または --rmdir        バックアップ元にないフォルダをバックアップ先から削除します。
-r または --rmfile       バックアップ元にないファイルをバックアップ先から削除します。
-e または --noerror   エラーを無視して処理を続行します。
--nonotify                 ファイル削除の確認ウインドウを表示せず、ファイルをバックアップ先から削除します。

-p または --spec         設定ファイル(INIファイル)を指定します。
                                   指定しなかった場合は、通常の設定を使用します。

--suppress-sleep-ac         AC電源を接続している時に、PCがスリープ状態になるのを防ぎます。
--no-suppress-sleep-ac     AC電源を接続していても、PCがスリープ状態になるのを許可します。

--suppress-sleep-battery       バッテリーで動作中に、PCがスリープ状態になるのを防ぎます。このオプションの後ろに、しきい値となるバッテリーのパーセントを記述してください。
--no-suppress-sleep-battery   バッテリーでの動作中でも、PCがスリープ状態になるのを許可します。

-h または --help         コマンドラインに関するヘルプ(この画面)を表示します。

例1) e:\Home から g:\ へミラーリングをする設定でバックアップ。起動後直ちに開始。
            backup E:\Home g:\ -d -r -s

例2) バックアップパターン Home Backup の内容でバックアップ。
        backup -n "Home Backup"

例3) バックアップパターン パターン1 の内容でバックアップ。確認せずに開始し、終わったらプログラムを閉じる。
        backup -n パターン1 -s -c

注意

-s(または--start)オプションを付けると、バックアップ開始の確認を行ないません。指定を間違えないように注意してください。

-d や -e、それに--nonotifyを指定すると、確認することなくバックアップ先の不要なファイルを削除します。指定を間違えないように注意してください。