一眼レフタイプのデジタルカメラも廉価になり,このようなデジカメで天体写真を撮影する方も多くなりました。私もEOSkissによって撮影してみました。デジカメのCCDはフィルムで問題となる相反則不軌が無いため,短時間露出でも暗い天体が写ってきます。しかし,赤,青,緑の点状のノイズの発生が問題となります。Photoshopでコントラストを上げるとノイズも目立ってくるのでうまく回避する必要があります。本格的に撮影している方では何枚もコンポジットを行ってノイズを消していくそうです。また,画面の端の方でかぶる部分があります。CCDの特性上の問題のようですが,これもコントラストを上げると目立ってくるので,うまく処理する必要があります。
ともあれ,撮影後すぐにガイドの状態やピントの確認ができ,フィルムより簡単に天体写真が撮影できる点は素晴らしいと思います。皆さんもぜひ試してみてください。