PHSでインターネット
自宅がビジネスフォンの為、モデムが接続できず、通信できませんでした。
新規にISDN引くのも大変なんので(平成10年1月にISDNライト導入)、いっそのことPHSでは
どーかということで、挑戦してみました。
そして遂に
32kbps
に対応!その性能やいかに。
平成9年1月20日
これまで使用していた携帯電話(ツーカー)を解約しました。
コストばっかりかかってあまり有効利用できていないのと、半壊状態(何度も落下)だった
ので思い切って捨てることにしました。
電話が無いのは非常に不便なので、解約したその足で秋葉原に向かいPHSを物色することに
しました。
今回のポイントは、PPP接続やパソ通が可能かというところでした。
まず、4月からサービスを開始するらしい、PIAFS(基地局に専用のハードを設置し、NTTの
ISDN回線を利用し、32kのデータ通信を可能にするもの)を念頭においてみました。
しかし、実際には、
・現段階で、対応をうたっている機種は、京セラのDS110だけ。
・プロバイダ側のアクセスポイントにもPIAFS専用のものが必要で、どのプロバイダがサポート
するか発表がない。
という状況なので、現状にネットワークに接続可能な、DDIグループのαDATA規格のもに
決定しました。
αDATAとは、端末と基地間でエラー訂正機能をもったプロトコルで送受信し、基地以降は、
NTTのアナログ回線を利用するデータ通信の方式です。
利点は、既存のネットワークを利用するため、通常のアナログ回線を利用したモデム接続と同等
に扱える点です。
データ送信速度は、現状14.4kですが、基地局側の変更で28.8k(最大32k)の通信
が可能と発表しています。
PIAFSも実効速度29.6k程度のことを考えれば特に問題はないでしょう。
結局、「松下のKX−PH13」にしました(デザインと色がちょっち・・・(^_^;))。
基本的には移動中、屋内での使用は出来ないという説明でしたが、電波の強い地帯なら電車の
中でも使えるし、家の中でもアンテナが1〜3本立つので問題ないようです。
平成9年1月21日
家の中でも、安定した電波状況であることが確認できたので、今度はαDATA用の通信カード
を探しに秋葉原に出向きました。
松下純正の他数社から同様なカードが出ていましたが、セイコー電子工業の、MC-6500にしました。
これは、Win95の他にMac、Newton、モバイルギアなど多くの端末に標準モデム
として接続可能なためです。
また、現状では14.4kではあるが、基地局側のハードウェアの変更によって、28.8k
以上の通信も可能とSIIのホームページにありました。
次の問題は、デスクトップにこのPCMCIAカードを接続する手段です。
MacとPC98を利用していますが、カードアダプタを入手し易い98用のモノを探しました。
NEC純正の他各社がカードアダプタを販売していますが、どれがいいのか・・・?
まず、Laoxに相談コーナのある、IOデータに聞いてみました。
「接続実績が無いので不明」とのことでした。
なんとかなるだろうと、購入しようとしたら在庫がないらしい。
どーもIOデータは売る気がないらしいので、Laoxを出て別もメーカのものに。
メーカ名忘れてしまったので、あとで直します。
家にもどり、早速セットアップ。
といっても、先ずカードアダプタを、Cバスに刺して、立ち上げると、95が勝手に新しい
ハードウェアとして検出し、標準のPCMCIAドライバを組み込んでくれました。
で、PHSのカードも刺すとこれも勝手に新しいハードウェアとして検出してくれて、標準モデム
に設定するだけで準備OK。
早速接続・・・うまく行かない。
一瞬カードと、カードアダプタの相性が良くないのかと蒼くなりましたが、基本に戻って、
ネットワークの設定をみてみると、TCP/IPが入っていないことに気づきました。
OSの媒体からTCP/IPをインストールして再チャレンジ。
今度はあっさり接続。きっちり14400bpsでつながりました。
接続中とぎれることもなく非常に安定して利用可能です。
PPP接続の他、通常のパソ通も試してみましたが、いずれもまったく問題なし。
と、いうわけで、これで家から、あまつさえ何処からでも通信可能になったわけです。
電話線が引けないあなたも、PHSがあればインターネットに即接続。
こーなると次は、モバイル環境だな、ThinkMac早く出ないかな(^_^;)。
平成9年4月4日
PIAFSにあわせてαデータも32kbps対応になりました。
自分のαデータカードはもともと、これに対応していたので、設定の変更だけで簡単に
32kbps対応にすることができました。
方法は、従来標準モデムとして設定されているのを、モデムの初期化コマンドとして、
”@02”を与えてやるだけで、「無線インターネット」に変更できるのです。
あとは、通常の64k同期通信のアクセスポイントに繋げば、即OKです。
設定の変更も64kのアクセスポイントへの接続も簡単に成功しました。
そして、接続からログインまでの時間が大幅に短縮されたのに驚かせられました!
接続ダイアログでは、「38400kbpsで接続しました。」と出ますが実効速度はまだ
計っていません。
比較的混雑している時間帯(深夜1時頃)にホームページの確認ついでに、画像を
表示させてみたところ、20kbps程度でした。従来10K前後ですから倍というところ
でしょうか?
しかし、妙に安定してるし体感上はもっと速くなったよーな気がしました。
十分実用に耐えるといっても過言ではありません。
これでまた一歩モバイル環境に近づいたって感じです。
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