先日ニュース番組を見ていて税制改革が話題になっていた。その中で今の税制は「標準家庭」が一番得をする税制になっていると論じていた。単身世帯やいわゆるDINKSなどの子供のいない世帯でも平等な税制でなければならないと言っていた。

 標準家庭とは父親が働き、母親は専業主婦、2人の子供と言う家庭である。子供を育てている家庭が一番得をしているのであろうか?子供を育てていると言うことは未来の納税者を育てていることである。税金面で優遇されているとはいえ、養育費は税金では考慮されていない。

 本当に子供がいる家庭が優遇されているのであれば、安心してもっと子供を産むようになるのではないだろうか?保育所に子供を預けるために1月に6万円以上支払っている家庭もある。高校や大学もお金がかかりすぎる。確かに自分の子供にお金を使うのは当たり前と思うかもしれないが、その子供達が未来の高齢者を支えることになるのである。

 子供達を育てない家庭はもっと税金を払っても良いのではないだろうか?さもなくば税金をもっと子供達を安心して育てられるように使うべきである。子供を何人産んでも安心して育てられる社会であるべきではないだろうか?

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