サッカーのワールドカップも史上初のドイツVSブラジルの決勝戦をブラジルが制し、アジア初、始めての共催であるワールドカップが幕を閉じた。

 日本も韓国も開催国でもあり、予選トーナメントを突破し日本はベスト32、韓国に至ってはベスト4まで勝ち進んだ。まさに快挙である。他の国でもそうであるように、多くの人がスタンドで、テレビで、ワイドスクリーンの前で、あるいはスポーツバーで声援を送ったと思われる。日本戦の視聴率は60%を超えた試合もあった

 思い起こせば1年前、2001年新しい首相が誕生した。内閣支持率は80%を超えていた。日本国民の中には新しい日本を夢見た人も多いのではないだろうか?たった1年で内閣支持率は30%台になった。高校生からお年寄りに至るまで小泉ブームが広まった。現在、小泉首相がベッカムやカーンやロナウドに変わった。

 熱中することは良いことであるが、ワールドカップ期間中は当然日本チームを応援し、サッカーに興味を持つことが当然であるかのような風潮さえ見られた。無批判にブームを追い、周りの行動とあわせようとするのは恐ろしささえ感じる。大多数が支持するから支持するのではなく、なぜ自分は支持するのか、もう一度自分を見直す必要があるのではないだろうか。

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