学校現場では平成14年度から週休2日制が完全実施となり、学習指導要領も改訂されたが、学力低下を批判され、わずか数年で学習指導要領も部分改訂されることになった

 高校はずいぶん昔から、夏休みにも課外授業があったが、小学校でも夏休みにも授業があったりしている。それどころか、夏休み自体を短縮した方がよいとか言う議論まである。本当に週休2日制で学力が低下するのであろうか?週休2日にしたために、夏休みに授業をしたり、夏休みを短縮することが本当に子ども達の為になっているのであろうか?

 欧米では20年以上も前に、学校は週休2日制に移行しているし、韓国や中国などのアジア諸国も週休2日制である。夏休みも大体3ヶ月近くある国が多い。外国でできていることが、なぜ日本でできないかを真剣に考えた方がいいのではないだろうか?本当に子ども達のことを考えているのであろうか?単なる受験教育に終わっているのではないだろうか?大人の都合を優先させているような気がしてならない。

 学校現場は、いろんなことに振り回されている。勉強はできて成績も良いのに、殺人事件などを起こす生徒もいる。不登校・引きこもり・校内暴力に家庭内暴力など、解決すべき問題は沢山ある。学力や親の都合とかだけを考えるのではなく、もっと真剣に子ども達の「心のゆとり」や「生きる力」な考え直す時期に来ている。

 

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