教育基本法の改正案が国会に提出された。愛国心をどう取り扱うかが、問題になっている。

 そもそも日本人は愛国心が薄いのであろうか?愛国心は学校で教え込まなければ育まれないのであろうか?トリノオリンピックやワールドベースボールクラシック、サッカーのワールドカップなどスポーツの世界を見る限り、日本国民は日本の国家を愛していることは明白である

 郷土愛にしても、多くの若者は就職や進学を考える時、地元で活躍することを考える生徒が多いのは事実である。今なぜ、法律によって愛国心や郷土愛についてわざわざ明文化する必要があるのであろうか?

 教育現場は文部科学省の役人や政府や国会議員の文教族など、教壇に立たない人が教育を変えようと思っていること自体が問題である。「ゆとり教育」の失敗の責任は誰が取ったのであろうか?思いつきや、単なる理想論を現場に押しつけ、間違いがあったとしても誰も責任を取ろうとしないものが、教育行政を語っている。

 小泉内閣のうちに是が非でも「教育基本法の改正」をしなくてはならないと思っている政治家も多いのであろう。教育現場は「愛国心の教育」よりももっと沢山解決しなければならないものがある。教育に本当に必要なものを議論すべきである。

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