HOJC 第20回運転会

2004/10/9~10 に去年と同じく、私市駅 (難読駅名で有名) すぐの「交野市立いわふね自然の森スポーツ・文化センター」で関西合運が開催され、HOJC として参加しました。

HOJC 第 18 回運転会の報告 でヤマさんに「勾配・鉄橋などがなく」と書かれていましたが、二年ぶりに復活です。 ただ、まだ勾配「試験線」といわないといけないのがちょっと悲しいです :-< ということで、私の作ったものが中心になりますが簡単な報告を...

入り口から見たほぼ全景です。 奥でビールを右手に持っているのが浅本さん、あと山内さん、西野さん、牛越さんが見えます。 この部屋の一番奥にあるのが、今回の私の課題だった勾配実験線です。 最近は例のパタパタをずっとテストしているのですが、今回は工期の短縮のため MDF で作っています。
勾配実験線のほぼ終点から始点を撮影してみました。 この時は 288mm で 4mm 上昇 (約 1.4%) ですが、この後この写真の手前に写っているスペーサをかませて 1.7% 勾配も実験してみました。 その結果、蒸機牽引の客車編成だとやはり 1.7% は実用的ではなく 1.4% ならなんとかなるということがわかりました。 この結果は HOJC 第 16 回運転会の報告とちょっと違いますが、その理由は前回のテストの時が IMON 線路で直接勾配を作ったことによるタワミが出たのに対し、今回は路盤が頑丈だったということによると思います。 この結果を受けて、最終版を作る予定です。
こちらはもう一つの課題だった、立体交差です。 前回の立体交差の実験 (ヤマさんの所に報告のある HOJC 第 14 回運転会で実施) ではピントラスでしたが、今回は高低差があまり取れないのでスルーガーダにしました。 これも現地で直接設置するという、森井さんの施工精度に完全に頼った (これだけ大きなレイアウトで、図面との誤差が 5mm もありませんでした) ものでしたが、一応立体交差にはなりました。 まあもう一つの理由はスルーガーダの方が作るのが楽というのもありますが... そういえば、このスルーガーダはいわゆるスキュードスルーガーダで、二連になっています。本当は二連のガーダでは繋がっていない桁を繋いで工作を簡略化すると同時に、強度も上げています。
この写真が取りたくて、勾配と立体交差を作ったようなものです。やっと念願に一歩近づきました。 そういえば、後で冷静になって考えれば下の C55 の編成は左側通行だとするとおかしいですねぇ :-) それと、このアングルから見ると真中の足が鉛直になってません :-< この橋を超えたところに将来的にはヤードができるのですが、今回はここで終わりにするつもりでした。 そうしたら、すずしろ鉄道管理局からスルスルっと延長線が延びてきて牛越さんの電化モジュールと繋がりました。
こちらは同じ場所を逆のアングルから取ったものです。 静止させて取ってますから、どんなアングルでも取れるというのが良いところ。 ちなみに、この写真では解像度が低くて判りにくいですが手前の線路の上には架線がはってあります。 ただ、クリアランスがたりないので、パンタの上下が非常に大きく実用的ではありません。 そこで、次回の挑戦では勾配区間を長くする (勾配を大きくするのはまずいので) 予定です。


最後に更新したのは 2004/10/15 23:56 (JST) です。