恐山の秋の大祭。
田名部から恐山への十五キロの参道は、
これから霊場へ向かうこころをときめかせてくれる。
陽光そそぐ尾花道。そして林道に入れば、
黄に染まる木々が、今はもう秋が深いのだと教えてくれる。
そして、一歩一歩の道程を確かめさせるように、
道端に、新しい、赤い涎掛けをした、観音さまがたたずむ。
もう少しで恐山。
「あそこへ行けばあの人に逢える」
それは、心をときめかせてくれる思いではないか。
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